バナー2006年9月10日号
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子どもたちを真ん中に
「大空へ飛べ」
感動のファイナルステージ


 今年20回目を数える「大空へ飛べ」の最終公演が2日、高岡市で開かれました。  小矢部市からも、何人もの子ども、親、教師が参加出演し、野端和太鼓一行や胡弓奏者八谷宏幸さんも賛助出演しました。
子ども、親、地域の人、教師、小矢部市野端和太鼓と会場の観客が一体となって作り上げた第2部「元気!」のステージ=2日、県高岡文化ホール ステージをつくりあげた小矢部市在住の実行委員の一人に、手記を寄せてもらいました。


すばらしい笑顔、「平和と命の尊さ」が伝わる
(観客の感想から)

■ 「コンサート、本当に感動しました。オープニングの「オープンユアアイズ」から、もう涙が出て仕方なかった私です。ひとつの地域で子ども達を真ん中に、二〇年も続けてきたことだけでなく、時折の状勢も踏まえて、平和と命の尊さを根っこに貫き、歌とダンス・劇との構成でメッセージを 発信し続けてきたことがすごい!そのことが、真から伝わってくる内容、そして子どもも大人も輝くステージでした。みなさんの輝く顔を見ているだけで、胸が熱くなりました。」
 (福井からの観客の方の感想から抜粋)

 ■ 「残酷なほど、楽しい時間は過ぎてしまって、一曲一曲味わうように精一杯歌っていても、もう一度あの場所で歌いたい、会場を後にしても、そんな思いでいっぱいでした。目標に向かってがんばったこと、みんなで一緒に喜び合えたこと、大空での出会いや、経験したことすべてのことは、一生忘れることなく、くじけそうになったときの励みになってくれると信じています。」
 (出演参加者の感想から)  
 
 
 去る九月二日、高岡文化ホールで行われた「大空へ飛べ20」の公演のあと、メールや手紙、はがき、掲示板への投稿は子どもや大人、他県からもどんどん寄せられました。
 三四四人のステージ参加者は、大空ステージの歴史の中で最高の人数でしたが、二〇年の集大成という意味もあって質的にも本当にすばらしいものだったと自負しています。私たち企画した側の思いを十二分にくみ取ってくださっていることにむしろ反対に感動しています。

 

■ 「何と、二歳から七〇歳までの方が三四四人も参加され、本当に迫力満点でした。ユズリンメドレーや今まで作られたオリジナル曲のメドレー、日本の歌、平和の歌など二時間のステージを昼夜二回公演というすごいコンサートです。子どもたちの一生懸命さがストレートに伝わって、すばらしい笑顔。そして、障害をもつ方々もたくさん出演されているんだけど、とても自然な感じ で、いろんな人がいて社会ということをいい意味で実感できました。そして、何より歌がすばらしい。音量、ハーモニーともにすごい。」
 (石川県からの観客の方の感想から)

 
 「大空へ飛べ」ステージを始めて二〇年、延べ五〇〇〇人の参加者三万人の観客の方に見ていただき、今回の公演をファイナルとすることにしました。「本当は続けたい」気持ちでいっぱいです。「大空復活ステージを期待している」とあちこちから声が出ています。
 
 今回のステージを企画し、練習会を運営するために二八回の実行委員会を行いました。実行委員長をはじめ、主な実行委員の何人かが教員であり、多忙な中で大きなステージを行うには時間にも体力にも限界に近いものがあったことは事実です。
しかし、子どものために親と教師が手をつなぐこと、子どもたちがしっかり成長していくこと(二〇年の歳月の中で大空で育った子ども達は、大空の実行委員や参加者として自主的で創造的な大人に成長してくれました。)をねらいとして始めたステージは、当初の目的をおおむね達成できたと思っています。

大空を経験した一人一人が様々な場で活躍するであろうことは想像に難くなく、私たち実行委員も引き続き大空の成果を思い出にすることなく、次のステップへと生かせるようがんばっていきたいと思っています。


 ファイナルステージの最後の歌は、「命かがやけ」でした。
輝けこどもたち!
 輝けわたしたち!
 輝け二一世紀!
輝く明日のために
この成果をエネルギーにして行こうと決意した「大空20」ステージでした。


(ファイナルと言いながら当面、十一月、福井で開かれるうたごえ祭典に大空メンバー150人規模で参加します。)


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