バナー2006年8月27日号
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「改憲、政治日程に」の動き急のなか
日本国憲法を
世界に視野を広げて見つめ直す


『憲法をまもる小矢部の会』


 『憲法をまもる小矢部の会』では、21日夜、公開学習会「映画『日本国憲法』を見る会」を開きました。
 
 この映画の監督は『老人と海』や『チョムスキー9.11』を制作したジャン・ユンカーマン氏。作品内容は、歴史家ジョン・ダワー氏や社会学者日高六郎氏などが日本国憲法の誕生の経緯や平和憲法の意義について語るとともに、中国や韓国をはじめ世界のさまざまな人々が登場して、憲法9条が「国際問題」であることを深く印象付けるものでした。
 
 参加者からは「韓国の元従軍慰安婦が立ち上がる姿が衝撃的だった」、「当時の政府は『国体護持』の代償として9条を受け入れたとすると、今度は、9条を捨てる代わりに『靖国史観』を認めさせようということか。これでは『日本の軍国主義に対する世界の不信感は9条でぬぐわれた。9条の放棄は謝罪の放棄だ』(ジョン・ダワー)ということになる」などの意見が出されました。
 
 参加者は、自民党の総裁選挙後憲法問題が急速に政治の焦点になってくるのではと心配して、次回9月20日に、『小矢部で憲法をまもる運動を進めるために、考えておくこと身につけておくこと』をテーマに懇談会をすることとしました。内容としては、北朝鮮のミサイル問題、靖国問題、国民投票法案、自民党の「新憲法草案」などが考えられます。
 
 折りしも明くる22日、自民党の安部氏は総裁選に向け憲法改定を政権構想の柱の一つと位置付ける考えを示しました。


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