バナー2006年7月9日号
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「議会政務調査費の使途は、公開しない」
 
市議会 「市民オンブズ小矢部」に拒否回答

 「市民オンブズ小矢部」が5月10日に申し入れた政務調査費の使途、領収書の公開などの要望に対して、市議会は6月9日付で「領収書の開示には応じることができない」「議会だよりに質問者の氏名を載せる必要はない」「海外視察は重要であり今後他市の動向等も見極めながら検討したい」との回答を送付しました。

 この問題について協議した議員懇談会は6月8日に開かれ、砂田市議は「政務調査費を使った領収書については、私はすべて提出しているし、他の議員も提出しているはずだ。公開して何も問題ない。隠すとかえって不自然だ。先月視察した八幡市でも貝塚市でも公開していた。」「ケーブルテレビでも公開しているのに議会だよりだけ質問者をわからなくするのは意味がない。」「海外視察で議員の見識を高める程度のことなら、自分の負担でいけばよい。税金を使う必要はない」と強く主張しました。

 これに対しI議員は「イチャモンつけられたら困る」、S議員は「何のために公開を求めているのか、意図がわからない」などと発言しました。

 市民が納めた税金が、果たして有効に使われているのか、主権者として知る権利がありますし、おかしいと思えば意見を表明することは当然のことです。それを「イチャモン」などという方がおかしいのではないでしょうか。
 回答文をまとめるに際し、砂田議員は「それぞれの議員の態度を挙手ではっきりさせよ」と強く求めましたが、自民党保守系議員らは「その必要はない」などと口々に言い出したのを受けて、議長は採決せずにこの回答文なるものを決めました。


前知事退職金裁判
ビラで 支援訴え

手弁当でたたかうメンバーに
   県民の暖かい激励


 「市民オンブズ小矢部」のメンバー3人は7月3日、富山駅前でビラを配り、前知事退職金返還裁判への支援を訴えました。

 駅前で客を待つタクシーの運転手に一枚一枚手渡すと、「2億円もの退職金とはとんでもない。絶対に返してもらえ。私らは何時間も客待ちで、収入が大幅に減っているのだ」と怒りの声が口々に返ってきました。
 オンブズのメンバーが「自腹で裁判をたたかっているのだ」と説明すると、「いやぁー、そうか。是非がんばってくれ」と激励されました。
 ある女性は「がんばってくれ」と声をかけてくれました。「東京からきたが、ビラを2枚ほしい」という人もいました。中には「渡してしまった退職金を返させるのはかわいそうだから、次から無くすればよいのでは」という人もいました。

 判決は8月2日に富山地方裁判所で出されます。



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