バナー2006年7月2日号
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2006年6月議会
砂田市議の一般質問より


大型公共事業

市民参加で必要性を評価し、
計画の中止、変更が可能な 仕組みを



 小矢部市がこれから取り組む大型公共事業について、砂田市議は「その必要性や効果を市民参加で評価し、それにもとづいて事業の継続、中止、縮小ができる制度」を作るように求めました。

 当局は行財政改革の中で外部評価を取り入れていくことにしていると答えました。

 砂田市議が取り上げたその大型公共事業とは次の3つです。

 
@ 綾子河川公園に7億5千万円を使うことが、ほんとうに有益なのか、計画の見直しが必要ではないか。
 
A 桜町遺跡活用施設、道の駅についても、昨年日本共産党が行ったアンケートでは、賛否両論がある。
 
B 石動駅南土地区画整理事業についても、新幹線がらみの事業ではありますが、対象地域に関係する人たちにとっては、減歩率がどれだけになるのか、今住んでいる宅地しか持たない方々にとっては同じ場所に住み続けるには精算金を払わなければならないという問題がある。また、すべての市民にとってはこの事業に莫大な税金をつぎ込んで、どれだけの行政効果があるのか、住宅用地が足りずまだまだ確保しなければならないのか。

 砂田市議が提案した行政評価には、3つのポイントがあります。
 
 @ 事業着手前、計画段階、実施中、完成後のそれぞれの段階で評価し、それにもとづいて変更、中止、縮小の判断ができる仕組みにすること。ただ漫然と計画の遂行を追認するだけの行政評価システムでは、行政評価に値しません。
 A それを真に機能させるには、評価する人を役所内部の人ばかりにせず、公募による市民参加でワーキンググループを作り、そこで検討を加えること。役所内部の人ばかりでは、計画の追認になる危険性が大です。
 B 検討した内容、問題点を広く市民に知らせ、意見を求め、さらに検討を加えること。土地区画整理事業の住民説明会に参加しなかった人にも、何が話し合われたかを知らせ、それに対する意見を求めることが大切です。

◆◆◆

 6月議会では「道の駅」「桜町遺跡活用事業」について各議員から「維持管理が市の負担ならないか」「道の駅に国の補助金が付くのか」などの心配の声が出されました。
 これに対して大家市長は、事業の完成を目指す決意を述べるとともに、「国の補助金がこないなどの事態になれば、一般論としては市民の暮らしを守る仕事に支障を来さないよう計画の見直しも可能性としてはある」との趣旨の発言をし、注目されました。

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