バナー2006年6月25日号
本文へジャンプ  
憲法を守るために
和やかに・しなやかに
活動します

「憲法をまもる小矢部の会」がスタート


 憲法九条を変えて、日本を海外で戦争する国につくりかえる動きを許すのかどうか……
 駆け込みで上程された改憲手続き法案が厳しい攻防を経て、継続審議となった国会会期末の6月17日、市内では「憲法をまもる小矢部の会」が設立総会を行ないました。


戦火に見舞われた激動昭和を生きた有名無名の人々の声に耳を傾けようと、熱っぽく語る滝沢壮一教授 この日採択された会則では、「日本国憲法を守りたいという市民の願いを集め、その願いをさらに大きく深くするために努力します〔目的〕。また、会の目的を実現するために必要なことを、和やかに・しなやかに行ないます〔活動〕」とうたっています。
 この会は、昨年続けられた「小矢部で憲法を読む会」に参加した方たちから、学習だけでなく、運動体として発展させてはどうかとの機運が起こり、3月から準備されてきました。
 
 設立総会に先立って、富山国際大学教授の滝沢荘一先生が『「激動昭和」から学ぶ』と題して講演されました。
 昭和15年から20年8月の終戦までの「激動」の昭和期を、母と、当時獄中にあった父滝沢修との手紙や、沖縄戦の集団自決者、特攻隊員、原爆被爆者の手記などを迫真の口調で読み上げてドラマチックに描き出し、その中から生まれた日本国憲法の価値を70人を越える聴衆に実感させました。
 
 設立総会では、参加者から、訴え「憲法を守るために、あなたもお力を」について、交戦権の否認を書き込んで欲しいなどの鋭い意見が出ました。また、「九条の会」へ登録するなど、同じ志を持った全国の人たちと連帯して運動すればどうか、などの発言がありました。早速世話人会で検討することとなりました。
 また「憲法を守るために、あなたもお力を」と呼びかけた32人の中から、世話人12人が選ばれ、そのうち、美谷克己さん(久利須)、堀内喜亨さん(胡麻島)などに事務局を委嘱しました。


 トップへ戻る
砂田喜昭(Yoshiaki Sunata)のホームページへ戻る