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議会政務調査費の公開を申し入れ
「市民オンブズ小矢部」
「市民オンブズ小矢部」(美谷克己代表)のメンバー3人は5月10日、高橋佐多史議長に議会政務調査費の公開などに関する申し入れをしました。日本共産党の砂田喜昭市議も同席しました。
先日「市民オンブズ小矢部」のメンバーが情報公開条例に基づいて政務調査費の使途について開示を求めたところ、科目ごとに集計した金額しか公開されず、領収書がないため具体的に何に使われたのかまったくわからなかったことから、今回の申し入れとなったものです。1ヵ月以内の回答を求め、マスコミにも公開するとのことです。
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申し入れの内容は次の通りです。
1 市議会政務調査費の使途を具体的に公開すること
@ 政務調査費の使途について明らかにするため、領収書の添付を義務づけること。
A 情報公開条例に基づく開示請求に対してその領収書の写しを開示すること。
B 政務調査費の使途に関する基準を具体的に定め、それを公開すること。
2 「市議会だより」に質問した議員名を入れて質問内容を広報すること
すでにケーブルテレビで中継されているにもかかわらず、誰がどんな質問をしたかを明らかにしない「市議会だより」はその存在意義が問われます。質問者の氏名、顔写真を載せて質問内容を広報するように改善すること。
3 議員の海外視察を中止すること
市民の各種活動に対する補助金が今年度は3661万7千円も削減されました。このようなときに、議員の海外視察費用を税金で負担することは市民感情としても許せません。
全国市議会議長会、北信越議長会などで企画される海外視察については、今どうしても小矢部市として具体的に視察し学ぶべき課題があるわけではありません。市議会だよりで紹介されている視察報告を見ても、一部議員の見聞を広げるような、その程度のことに私たちの税金を使うことは絶対に認められません。
砂田喜昭市議の行政視察報告
廃校の活用、地域交流、観光基本計画を視察
市議会産業建設常任委員会は5月18日に大阪府貝塚市、19日に京都市八幡市を視察しました。砂田喜昭市議も参加しましたので、その報告を掲載します。
貝塚市(大阪府)
廃校跡を地域交流施設に
貝塚市は大阪府の南部に位置し、大阪湾から和歌山県境の山間地までの細長い市です。林業の衰退に伴って8年前に廃校となった蕎原(そぶら)小学校跡地に、つくられた地域交流施設「ほの字の里」を視察しました。グラウンド、体育館などは再利用し、昭和23年に造られた校舎は解体し、宿泊棟、温浴棟を新設しました。総事業費は6億9800万円です。
管理運営は、新しくつくった地元農事組合法人に委託しています。この施設では常勤職員8名、パート36名が働いていますが、市からの補助金は一切なしで運営されています。年間利用者は昨年1年間で12万9千人で、約2億5千万円の収入があり、100万円程度の黒字となっているそうです。
八幡市(京都府)
観光基本計画をつくる
大阪府枚方市に隣接する八幡市には石清水八幡宮があり、初詣を中心に210万人の観光客が訪れるそうです。
同市では2003年度に観光基本計画をつくりました。その特徴は単に観光だけでなく、農産物や水産物を活かした特産品づくり(竹炭やタケノコ料理など)、農業体験型観光の振興などに目を向けていることです。
ただ、市の財政がきびしくなったこともあって、計画を実施するにあたって施設整備などの面では計画に手つかずのところがあるそうですが、いろんな行事などソフト面では毎年できるところから一つでも二つでも具体化しているそうです。
市役所で説明を受けた後、石清水八幡宮へ出かけました。市議会議長の赤川行男氏が同宮青年会の初代会長とのことで、急きょ案内役を買って出られました。たいへん気さくな方で、おかげで奥まで入れていただきました。この神社は、家光が建立した神社で三つ葉葵の紋が隠し紋としてあることとか、手水の作法が古事記から来ているとか、いろいろと勉強にもなりました。
共産党議員が4人、5人と
貝塚市には4人(定数22)、八幡市(定数24,現在欠員2)には5人の共産党議員がいます。関西は共産党が強いと聞いていましたが、ぜひ小矢部市でもそれに近づきたいものです。
政務調査費に
領収書が当たり前
市議会の政務調査費について尋ねたところ、いずれの市でも領収書を出すのが当たり前となっていました。会派に出した領収書のコピーを議会事務局に提出します。政務調査費の額は小矢部市と同じで、議員1人あたり年間24万円でした。
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