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市議会政務調査費の公開などについて申し入れ
「市民オンブズ小矢部」
「市民オンブズ小矢部」が申し入れた内容をお知らせします。
2006年5月10日
議会政務調査費の公開などに関する申し入れ
小矢部市議会議長
高橋佐多史殿
市民オンブズ小矢部
代表 美谷克己
〒932−0001 小矢部市久利須297
情報公開条例に基づいて政務調査費の使途について開示を求めたところ、科目ごとに集計した金額しか公開されず、私たちが納めた税金が具体的に何に使われたのかまったくわかりませんでした。
国民の「知る権利」は、日本国憲法が前文・第1条で明確にした「国民主権」を前提に、個人のすべての人権が「幸福追求権」(憲法第13条)で保障され、「表現の自由」(憲法第21条)で「情報を得る自由、公開を求める自由」が保障されていることが根拠とされています。情報公開法も第1条(目的)で「国民主権の理念にのっとり、行政文書の開示を請求する権利」を定め、いっそうの情報公開を求めています。
本来、議員は主権者である市民の代理としての役割を担うものであり、議会活動が市民にもっとも幅広く、かつ具体的に公開されるべきであります。そこで「市民オンブズ小矢部」としては、議会活動のいっそうの公開を求めて次の申し入れを行うものです。
なお、この申し入れはマスコミにも公開し、その回答の公表も予定していますので、1ヵ月以内にご回答くださるようお願いします。
記
(1) 市議会政務調査費の使途を具体的に公開すること
@ 政務調査費の使途について明らかにするため、領収書の添付を義務づけること
A 情報公開条例に基づく開示請求に対してその領収書の写しを開示すること。
B 政務調査費の使途に関する基準を具体的に定め、それを公開すること
(2) 「市議会だより」に質問した議員名を入れて質問内容を広報すること
すでにケーブルテレビで中継されているにもかかわらず、誰がどんな質問をしたかを明らかにしない「市議会だより」はその存在意義が問われます。質問者の氏名、顔写真を載せて質問内容を広報するように改善すること。
(3) 議員の海外視察を中止すること
市民の各種活動に対する補助金を今年度は3661万7千円も削減されました。このようなときに、議員の海外視察費用を税金で負担することは市民感情としても許せません。
全国市議会議長会、北信越議長会などで企画される海外視察については、今どうしても小矢部市として具体的に視察し学ぶべき課題があるわけではありません。市議会だよりで紹介されている視察報告を見ても、一部議員の見聞を広げるような、その程度のことに私たちの税金を使うことは絶対に認められません。
以上
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