バナー2006年5月21日号
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お先真っ暗です。
長期療養型のベッドを6割も減らすなんて!


 いま国会で審議中の医療改悪法案について、「反対」の国会要請署名に取り組んだKさん夫妻に聞きました。


高齢者に耐え難い負担増を強いる
医療改悪法案 反対署名に 悲痛な声


 Kさんらは仲間の人といっしょに矢水町や芹川の団地などを回り、反対を訴えました。
 Kさんは、「医療改悪の中身を知らない人が意外に多かった。高齢者の窓口負担がいまの1割から2割に引き上げられるなどを説明すると、なるほどひどいと、納得していただいた」と感想を述べられました。
 Kさんの奥さんは、「腎臓を悪くして人工透析をしている方に出くわしました。その方は、『透析をしないと3日もすれば命がなくなる。いまの健康保険制度に守られて生きています。保険証1枚で医者にかかれるこの良い制度をぜひ守ってもらいたい』、と家族の分も署名してくださいました。印象に残りました。」と述べています。
また、年老いた義母を介護している人は、『だんだん認知症が進み、自宅で介護が難しくなりました。施設に預かってもらいたいのだけれど、空きベッドがありません。千羽のほっとハウスの増床に期待していたら先日の火災で焼けてしまうし、国の方針が長期療養型のベッドを6割も減らすだなんて、知りませんでした。お先真っ暗です。小泉さんは何を考えているのでしょう』、と困っておられました。
 『こんな署名をやってくれるのは共産党だけですか。もっとみんなで取り組んでほしい。入るものが年々少なくなるのに、出るものだけはどんどん上がる。これではやってゆけません』との悲痛な声も寄せた男性もありました。
 Kさんらはすでに二回の統一行動で、50余名の方の署名を集めました。もっともっと集めて国会へ『反対』の声を届けたい、とがんばっておられます。
  
   ◆ ◆ ◆

 自民、公明両党は17日の衆院厚生労働委員会で、野党の反対を押して医療制度「改革」関連法案を強行採決し、両党による賛成多数で可決しました。
 衆院の議席の3分の2を占める巨大与党のごり押しにくじけないで、引き続き署名活動を強め、Kさんらの取り組みに寄せられた声を実らせたいものです。参院段階では国民世論の猛反対で悪法を断念に追い込みましょう。

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