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3月議会予算特別委員会
市議会予算特別委員会は3月10日、13日、14日の三日間開かれ、各議員が1時間の持ち時間で質疑を交わしました。14日午前10時より日本共産党の砂田喜昭議員が質問に立ちました。
質問項目のうち、今週号では市長退職金問題と合併処理浄化槽の清掃料金についてお知らせします。
「市長退職金を廃止せよ!」 砂田市議
「かっこよくやりたいが、差し控える」大家市長
砂田市議は、中沖前知事退職金裁判をたたかっている市民の気持ちを紹介しながら、「市長退職金を廃止するつもりはないか」とただしました。
原告の市民たちは、裁判で「私は36年間自営業と会社勤めの掛け持ちで家のローンも払い、苦労して税金もきちんと納めてきた。その税金が高額な退職金に使われることに怒りを感じる。庶民は1円でも安い店を探して走り回っているのに、その苦労がわからないのか」「最高裁判事でさえ、あまりにも退職金が高額すぎると、自ら3分の1に削減した」と訴えています。
ところが大家市長は、「かっこよくやりたいが、それをやると日本列島全部に影響するので、差し控える」と答えるにとどまりました。
市長退職金は
約1億円
大家市長は今年の任期満了時(12月6日)に、いったん5期20年分の退職金を受け取ることになります。その金額は9765万円。市職員が一生働いて定年退職時に受け取る退職金2400万円の4倍以上です。この原資は市民の税金です。富山県市町村総合事務組合に毎年退職金のための積み立てをしており、この20年間に市長退職金分として積み立てた総額は7317万1千円です。
市民には補助金カット
3661万7千円
小矢部市は行財政改革を理由に各種補助金を今年は3661万7千円削減します。にもかかわらず市長退職金に指一本触れないのは納得できません。
外国ではロンドン市長には退職金がありません。
大阪府高石市では市長退職金を廃止しました。新居浜市長は退職金廃止条例を3回否決されましたが、とうとう25%減額を実現し、受け取った退職金を松山市の愛媛大学に寄付しました。
高級官僚の天下りや特別職の莫大な退職金を見直す時期に来ているのではないでしょうか。
砂田市議の質問に対して「市長退職金が1億円とは知らなかった。よい質問だった」との感想が寄せられました。
合併処理浄化槽の
清掃料金
標準は 5万円前後
砂田市議は、「合併処理浄化槽の清掃料金が11万円請求された。高すぎるのではないか」「金沢のある業者の清掃料金(小型合併タブをクリックすると該当の料金表が表示される)を調べると、7人槽で56393円だった。」とただしました。
当局は「浄化槽の清掃料金は市が決めるものでないが、県環境保全協同組合の標準価格以下になるよう指導していきたい」「その価格は5万円前後」と答えました。また「清掃の状況などにより標準価格より高くなる場合もあるかも知れないが、その場合にはこういう訳で高くなると説明するのがルールだ」と述べました。さらに「近隣市町村の清掃料金の実態も調査してみたい」と答えました。
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