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被爆者の心を伝えたい
3,1ビキニデーに参加して
上田ゆみ子
静岡市と焼津市で開かれた3・1ビキニデーに新日本婦人の会富山県代表として参加し、「被爆とビキニ被災の実相を全国に、世界に」の分科会に出席しました。
第五福竜丸の乗組員が被災当時治療の輸血によりC型肝炎にかかったとされ、船員保険の遺族年金受給が認められたことが報告されました。しかし、同様の症状の人でもC型肝炎が発見(1988年)される前に亡くなった人には認められず、多くの課題が残っています。
また、当時被災した日本の船は1000艘を超えると言われ、その三分の一が所属する高知県では、事実を掘り起こす調査が行われています。アメリカ公文書館で当時の報告書の公開を求めるねばり強い活動が紹介されました。
広島・長崎での被爆による原爆症の認定を求める集団訴訟は4月から次々と判決の時期を迎えています。「原爆をなくすために訴訟に踏み出した」被爆者の心を、多くの人に伝えなければと思っています。
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