バナー2006年2月19日号
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日本共産党が政府交渉
住民の要望を訴える 砂田市議ら


 日本共産党富山県地方議員団は2月14日、2006年度予算に対する要望を持って関係省庁と交渉しました。砂田喜昭市議が参加し、井上さとし参議院議員(比例代表)と山口典久衆議院議員候補(比例・北信越ブロック)も同席しました。
環境省で交渉する砂田市議(中央)、2月14日
写真 環境省で発言する砂田喜昭市議(右から二人目)=2月14日

並行在来線の一体的運行を

 北陸新幹線開業に伴う並行在来線の存続問題について国は、関係自治体がJRからの経営分離に同意していると述べました。また、日本共産党が「並行在来線運行会社が各県ごとの別会社にせず北陸本線が1体のものとして運行できるように、国の指導性を発揮すること」と求めたのに対し、国土交通省は「まず、県が自分の県だけで採算がとれると見ているのか、そこを判断して欲しい」と逃げの姿勢に終始しました。
 氷見線・城端線については、国は並行在来線ではないと明言しました。JR西日本が経営を続けるべき路線だということです。

能越自動車道を無料に

 能越自動車道を国道8号線の代替路線として小矢部東ICと高岡IC間を無料区間にして欲しいとの要望に対して、国は「8号線の安全性向上、環境改善を検討しており、そのメニューのなかに無料開放もある」と答えましたが、いつまでに結論を出すのかとの質問には「未定」としか答えませんでした。

北陸自動車道法面の除草徹底を

 北陸自動車道の法面(のりめん)の除草の徹底について、地元と協議し、調整していくと答えました。

無年金者の救済策を

 厚生労働省では無年金者の救済策を要望しました。国は年金制度を説明し保険料を納めた人との公平性の確保が必要だと答えたため、砂田市議は、年金保険料を納めた期間が数年足りなくて無年金者とされた方の実例を紹介し、「その方は今後どうやって生きていけばよいのか、教えて欲しい」と迫りました。国の担当者らは砂田市議の訴えに真剣な表情で耳を傾けていましたが、具体的な解決策はでませんでした。
 交渉が終った後で井上さとし議員秘書と国の担当者が話し合い、井上議員秘書は砂田市議に、「すぐに解決できないかも知れないが、今後年金資格を得る期間を25年からもっと短くすることを要求する住民運動も大事でないか」と助言してくれました。

浄化槽
単独浄化槽撤去に補助制度


 環境省では浄化槽について交渉しました。
 トイレだけの単独浄化槽を合併処理浄化槽に切り替えを促進する助成制度を求めました。国は「2006年度から単独浄化槽撤去のための助成制度をつくった。対象になるのは水源に関わる地域に限定している」と答えました。砂田市議が「対象地域をひろげて欲しい」と要望したら、「今後そうしたいので、検討していきたい」と答えました。

浄化槽清掃料金の値下げを

 また浄化槽の清掃料金引き下げを業者に指導するよう求めたのに対し、国は「中央環境審議会で維持管理のあり方を検討しており、@清掃・点検の必要性の普及、A業者についての情報公開も対象に検討している」と答えました。
 全国的には清掃料金が値下がり傾向にあり、平成10年度には年間6.5万円だったものが、平成15年度には5.9万円になったそうです。

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