バナー2006年2月12日号
本文へジャンプ  
雪対策
市民の不安に、市役所各課が共通認識で対応を

市議会産業建設常任委員会で砂田市議が提案


 市議会産業建設常任委員会は2月2日、今年の雪対策について議論しました。

共産党へ寄せられた市民の声

 12月から降り続いた大雪のため、「屋根雪が心配」「ミシッミシッという音が聞こえて夜も眠れない」などの訴えに、少なくない町内会では除雪のためにボランティアや業者の手配をし、住民生活を守るために努力しました。
 この取り組みのなかで、「転落事故が心配」「造園業者には労災が適用されないのではないか」(注)などの心配の声が、何人かの日本共産党員に寄せられていました。

市・雪対策の問題点

 市ではそれぞれの担当課ごとに雪害対策を行っています。道路除雪、生活保護世帯の巡回、高齢者世帯の屋根雪下ろしへの助成、除雪ボランティアの募集と屋根雪下ろしなどなどです。各担当課はその内容を総務課へ文書で報告し、市議会各常任委員会へも報告しました。民生委員や自治会連合会などにも文書で協力を依頼しました。
 ところが、2日開かれた産業建設常任委員会で砂田市議が寄せられた市民の心配を紹介し、ボランティアの活動状況やボランティア保険の申し込み方法、労災適用の件について質問しても、「担当課が委員会に出席していない」として、答えることができませんでした。
 そこで砂田市議は助役に雪害対策全体を市が把握し、すべての部署が、市民の心配に答えることができるようにすべきだと提案しました。

砂田市議の提案
@市役所内でのミーティング


 今回のような大雪の場合には、早めに各課を集めて対策会議を開くこと。
 それぞれの課がどんな対策を持っているか、市民から寄せられている苦情、意見にどんなものがあるか、足りない対策は何かを明確にし、その対策を具体化すること。

A町内会長、民生委員などを集めての説明会の開催

 市の対策を文書で知らせるだけでなく、関係者に集まってもらって、直接説明すること。
 市民の声を常に耳にしている方々が集まればいろんな質問も出せて、市の対策への理解を深めることができる。また市役所としても足りない点を明らかにでき、さらに対策を練ることもできる。砺波市では台風対策やこんどの雪害対策で自治会長や民生委員などを集めたことがある。

(注)造園業者への労災適用、可
労働基準監督署に問い合わせたところ、屋根雪下ろしに伴う事故も労災の対象になるそうです。

 トップへ戻る
砂田喜昭(Yoshiaki Sunata)のホームページへ戻る