バナー2005年12月11日号
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高すぎる水道料 必ず値下げして!
市民の切実な願い 市長・知事に届ける


1113筆の署名、市長に手渡す

市長に署名を手渡す 水道料の値下げを求める小矢部市民の会(八尾三紀夫代表世話人)は12月1日、大家市長に1113筆の署名簿を提出、水道料の値下げを強く要望しました。
 大家市長は、「水道経営の安定、石綿管や鉛管の更新の経費も必要だが、みなさんの願いを部内でよく検討したい」と答えました。

県知事宛に
6371筆の署名


知事宛の署名を提出 水道料の値下げを求める小矢部市民の会代表らは12月5日にも、高岡市、氷見市の住民代表とともに、「子撫川ダムの県水の単価、責任受水量の引き下げ」を求める県知事宛の6371筆の署名を、県企業局に手渡しました。これには日本共産党のひづめ弘子県議が同席しました。
 住民代表らは「水道料金が県西部で高すぎるので、ぜひ引き下げて欲しい」などと要望しました。

県企業局の累積債務3億円に減少
黒字は1.7億円

 県企業局水道課長は「受水団体からも要望を受けているが、みなさんの気持ちはしっかり受け止めた。今予算編成中で、ここで下げるとも下げないとも言えないが、来年の1月か2月頃には結論が出る。」と発言しました。
 その後の話し合いのなかで水道課長は、水道事業の累積債務が3億円台減少したこと、1億7千万円の黒字になっていること、資本収支も改善していることなどを明らかにしました。2年前に累積債務が7億5千万円でしたので、企業局の水道事業経営が大幅に改善されていることがはっきりしました。

県水の5円値下げは
水道料値下げのためだった


 小矢部市から参加したIさんは、「2年前、県が県水の単価を5円下げてくれたが、小矢部市は水道料の値下げにまわさず、一般会計へ入れてしまった。いったい、県は何のために値下げしたのか。こんな事が繰り返されたら、県民の県や市、行政への信用がなくなる。県水の値下げ分を水道料の値下げにまわすように、県から市へ言ってもらいたい」と発言しました。
 水道課長は「県企業局としては水道料の値下げになると思って単価の引き下げをしたが、各受水団体(高岡市、氷見市、小矢部市、福岡町)では結果的に下げていなかった。そのため今回は受水団体のヒアリングのなかで企業局の意向を伝えていきたい」と答えました。1年前の県企業局と共産党議員団との交渉では、県水値下げの目的を何度ただしても答えなかったことからすると、大変注目される答弁でした。

12月議会
砂田市議、水道料の値下げを強く迫る


 6日の一般質問で砂田市議は署名に託された市民の切実な声を紹介し、市長に水道料値下げの決断を迫りました。
 産業建設部長は「企業局と協議中であり、県水の単価、責任受水量が決まった時点で長期収支見込みをたてて判断したい。今年11月末で昨年より約2000万円収入が減っており、不安定要因がある」と答えました。
 砂田市議は「収入が減ったと言っても4000万円の黒字基調であり、これは平成15年の4000万円台の黒字水準と同じだ。問題は市長の決断一つだ」と迫りました。

「状況が整えばできるだけ安くしたい」
大家市長 答弁


 答弁に立った大家市長は次のように答えました。
 「県に対して単価を下げて欲しいと働きかけているし、その結果5円下がった。責任受水量も下げて欲しい、地下水で充分まかなえるのだから。ただ石綿管、鉛管取り替えの経費もかかる。市長としてはできるだけ水道料、下げられるものなら下げたい。現業課からは、今(砂田さんは)2000万円の黒字とおっしゃったがトータルで2000万円の赤字だそうだ。(編集部注 これは市長の誤解で、実際は平成16年度に比べて2000万円収入が減るということ。)その辺が定かでないので、まだ私の決断の時ではない。状況が整えば、公共料金はできるだけ安くすべきだ。」


 水道料金の値下げを求める市民の会では、市民のみなさんにこれらの内容をお知らせし、値下げを実現するまで、引き続き運動をひろげていこうと話し合っています。

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