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学校統廃合審議会
学校の適正規模、話し合う
第3回小矢部市小中学校統廃合審議会が11月21日開かれ、小中学校の適正規模などについて話し合いました。
複式学級の是非
砂田市議は「まず具体的に複式学級で授業せざるを得ない問題について審議すべきではないか。岩尾滝小学校(全校児童数16名、6年後には10名と推定)での複式学級が子どもの教育にとってどうなのか、児童を増やす方策について検討できないか、それが無理とすれば統合するかなど具体的な問題点を検討すべきでないか。」「一般的な学校の適正規模ということについては、もっと研究してみないと何とも言えない。」と発言しました。
子ども同士の人間関係の面から議論
各委員からは「小規模校で山村留学制度を導入し全国から児童を集める取り組みをした小松市では、うまくいかなかったようだ」「教育には教師が教える側面とともに、子ども同士の関わり合いのなかから成長していく側面もあり、一定規模のクラスが必要だ」「せめて1学年に2クラスないと、クラス替えができず、人間関係に問題が生じないか」「大谷、蟹谷、津沢校下では小学校から中学校まで9年間同じなので、いじめが固定化するなどの弊害があるのでないか(編集部注 この件に関し卒業生のみなさんのご意見を聞かせて下さい。)」「生徒数が少ないとスポーツができないという弊害が起きないか」などの意見が相次ぎました。
少人数学級で学級減を防ぐ方策も
また、「砺波市で2中学校、4小学校(編集部注 これは発言者の誤認で、中学校は4校、出町、般若、庄西、庄川。小学校は8校、出町、砺波南部、砺波北部、砺波東部、鷹栖、庄南、庄東、庄川。)。小矢部市の4中学校、6小学校は多すぎる。理想としては砺波市くらいの学校数に統合をめざすべき」「適正規模として県の基準で示されている1小学校で12学級から18学級を基準に考えるべきでないか」との発言もありました。
砂田市議は「県の基準が妥当かどうかも検討しなければならない。1学級を30人以下にすれば学級数を増やすことができる。少人数学級は世界的な流れであり、歴代の市教育長も議会では『少人数学級をめざし国、県に要望する』と答弁している。」と発言しました。
築40年前後の校舎、耐震補強か建て替えか
校舎の耐震補強整備にかかる費用の面からも議論されました。4中学は耐震基準を満たしていますが、小学校では耐震基準を満たしている岩尾滝小学校以外は今後順次整備していかねばなりません。「築39年の石動小学校、大谷小学校、築45年の東部小学校があり、耐震補強をするか、建て替えるかも検討課題」との発言もありました。
これらの議論をふまえて、会長から今後の審議スケジュールについて来年2月頃に中間答申を出し、9月には答申できる方向で審議を進めたいと発言がありました。
市民のみなさんのご意見を寄せて下さい
市民のみなさんからもこれらの論点について、ぜひご意見をお寄せ下さい。『週刊明るい小矢部』紙面でも紹介し、いっしょに考えていきたいと思います。
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