バナー2005年9月11日号
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すばらしい体験をありがとう

大空へ飛べ19に参加して


 空疎な気持ちをもてあましていた私に、友人が「『大空』へ来ない」と誘ってくれました。ほんの半月ほどの参加でステージに立つことはできませんでしたが、雑用をしながら練習を見ていると薄皮がはがれるように少しずつ少しずつ私の心は癒されていきました。
 今年のテーマは「友達っていいな」そして、ユズリンこと中山譲さんとのジョイントコンサート。
 でも、テーマを大きく叫ばなくても、響きあう歌声やエネルギッシュなダンス、心をやさしくふわっと包んでくれる手話。これらを作り上げていく過程そのものが「友達っていいな」なのです。

エネルギーに満ちた舞台裏

 これを19回も続けてきたエネルギーってなんとすばらしいんだろうと思いました。困難で面倒なことを自らかって出るのは、そこにみんなでやり遂げていく楽しさや満足感、友達のできる喜びがあり、続けることでよりエネルギーを生んでいるのだと参加して理解できました。
 舞台裏がこのようなエネルギーに満ちていますから、それは見ているものにも自然と伝わっていきます。
 今年は、それを歌や動きによりいっそうわかりやすく表現したのでしょう。「風になりたい」「スマイルアゲイン」‥‥どの曲も胸を熱くさせてくれました。
 ユズリンとのジョイントコンサートも、ユズリンの、「命を大切に、そのために平和」を、「歌っていいな、歌って友達つくろう」という思いが熱く伝わってきました。
 大空のほんの一部の人としかふれあうことができなかったけど、もっともっと多くの人と友達になりたいなという思いを持てたことが、今とてもうれしい。
 すばらしい体験をありがとう。

「大空へ飛べ」とは‥‥
 地域が一体となって子育てに取り組むことの大切さが強く叫ばれている昨今、「子どもたちのすこやかな成長と平和な未来のために、みんなが手をつなぐ場を!」をスローガンに子ども、父母、教職員、地域の人たちが集まって、歌や劇のステージを長い時間をかけて創り上げている文化活動です。
 今年は、9月3日、240人によるステージが高岡文化ホールで昼夜2回公演されました。主催は大空へ飛べ実行委員会・高岡教職員組合。
 小中学校の先生方や父母が中心になって1988年に第1回が始まり、毎年1回の公演を重ねて今年で19回目を数え、県内外の多くの人々から愛される取り組みとなっています。

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