知事の退職金問題続報
中沖前知事の退職金はその功績?に
「中沖前知事への退職金は払いすぎだ」と先月住民監査請求を行った「市民オンブズ小矢部」が、11日には県監査委員に意見陳述を行いました。
陳述したI氏は「県民の目から見たら、大変おかしい。2億3500万円の退職金は、前知事への功績をたたえるためと言うが、職務としてやっていたのではないか(その代償として報酬ももらっていた)。県の借金が1兆円近くにふくれあがったが(注)、それが功績か。北陸新幹線の誘致が功績だと言うが、それもおかしい。新幹線建設に伴う県の地元負担1000億円についても、中沖前知事が全国で初めて言い出したことだ。東海道・山陽新幹線は地元負担なしで建設されたのに、おかしいではないか。」と、訴えました。
4人の監査委員は、これを黙って聞いていただけで、I氏は「まるで、壁に向かってしゃべっているようだった」「それでも、一人の監査委員がうなずきながら聞いてくれていたので、わかってもらえたのでないか」と感想を述べていました。
(注)県債残高は6倍に
中沖前知事在職中に県債残高(一般会計ベース)が約6倍に増えました。中沖県政がスタートした1980年度末に、1621億900万円だったものが、2003年度末には9514億7700万円になりました。
特別職退職金を全廃した高石市(大阪)
大阪府高石市は03年9月に特別職の退職金を全廃しました。
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