バナー2005年1月23日号
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請願「BSE全頭検査の継続とアメリカ産牛肉の輸入再開に反対」を
つぶした自民党では
食の安全と日本人の健康を守れない

 「牛のBSE全頭検査の継続とアメリカ産牛肉の輸入再開に反対」を求める請願が6月定例市議会で審議されましたが、最終日の21日、自民党所属議員が反対しつぶしました。自民党では食の安全も、日本人の健康も守る力にならないことを示す出来事でした。

日本共産党・砂田市議が賛成討論
「日本人なら、アメリカに『日本と同じ対策をとって輸出を』と迫れ」


 日本共産党の砂田市議は請願への賛成討論で日本のBSE対策を具体的に紹介し、「アメリカでも日本と同じように全頭検査をし、肉骨粉をえさにまわさないなどの安全対策をとるのであれば輸入再開もOKだが、アメリカはそれをやらないで、反対に日本の万全な対策を見直して輸入しろと言うのだから、無茶苦茶だ」と批判しました。
 「人間がBSEに感染すれば、死に至る恐ろしい病気です。しかも厚生労働省の資料では、日本人の93%がBSEに発症しやすい遺伝子のタイプだそうです。日本人なら、『アメリカでも日本と同じ安全対策をとって、牛肉を輸出せよ』と、迫っていくのが当然ではありませんか」と訴えました。

「しんぶん赤旗」
アメリカでBSE牛発生をいち早く報道


 「しんぶん赤旗」は6月14日付でいち早く、アメリカのBSE疑い牛が、日本と同じ検査方法で検査したら、「クロ」と判定されたことを報道しました。これはアメリカのやり方で「シロ」と判定された結果を覆すものでした。
 日本の商業新聞はようやく26日に報道しましたが、アメリカのBSE対策のずさんさを事実で裏付けることとなりました。
 6月議会での論議は、どの政党が日本人の健康を真剣に考えているかを浮き彫りにするものとなりました。

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