バナー2005年6月12日号
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これでよいのか、知事、市長の退職金

 中沖前知事の退職金が2億3500万円、富山市長の退職金も3年2ヵ月で約3千万円でした。県民の中にはボーナスをもらえない人、無年金者、職を求めているが見つからない人が多数います。こうした中で庶民感覚からは考えられないような高額の特別職退職金が問題になっています。

 特別職の退職金はすべて税金で支払われます。県も市も、行財政改革と言うことで、歳出の見直しを進めており、その矛先に福祉や教育など、住民サービス切り捨てがどこでも問題になっています。その一方で高額の退職金が当たり前のように支払われることが問題です。

知事には一般公務員の数倍の退職金

 特別職の退職金は公務員の退職金に比べても法外に多いのです。県職員の場合、一生勤めて受け取る退職金は富山市長の例にも及ばないかも知れません。仮に中沖前知事に、県職員並みの退職金を支払うとすれば(6期24年間、報酬月額130万円で計算)、四千数百万円ですむのです。それが特別職だと言うことで、5倍近い退職金を受け取っているのです。

高額の退職金は報酬の二重払い

 どうしてこんなことになるのでしょうか。特別職の場合、報酬月額に在職した月数をかけて退職金を計算するのです。これでは報酬の2重払いではありませんか。
 本来特別職に退職金が必要なのか、仮に必要だとしても、一般公務員並みに抑えるべきではありませんか。


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