バナー2005年5月15日号
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憲法9条は、
平和なアジア・世界をつくるために守らねば!


「富山県憲法のつどい」で、参加者感銘




 憲法記念日から3日後の6日、「富山県憲法のつどい」が富山県民会館で開かれました。改憲への新たな動きが強まるもとで、憲法9条は何としても守らんにゃと1100名もがかけつけました。
 「九条の会」呼びかけ人で作家の澤地久枝さん、哲学者の鶴見俊輔さんの講演は、多くの人に感銘を与えました。小矢部市内から参加した方々から、次の声が寄せられましたので紹介します



まだまだ
語り続けていって


六十代女性

 
 澤地さんの力のこもった数々のお話に深く感動しました。
 戦争の悲惨は二度と繰り返してはならないし、憲法九条は平和なアジア、そして世界をつくるために絶対守らなければと思いました。
 高齢のお二人ですが、元気にまだまだ語り続けていってほしいと思いました。


多くの教訓示す

五十代女性

 
 鶴見俊輔さんの、肌身で体験してきた戦前から戦中にかけてのお話は、非常に興味深く時間が過ぎるのを忘れるほどでした。
 特にアメリカのハーバード大学留学から収容所での体験、戦場での緊迫した状況については、私達に多くの教訓を示されたと思います。
 幕末から明治にかけて、独自の歴史観を展開し、研究を続けている姿勢に感銘を受けました。

人間は、協力しながら
豊かに生産する存在でありたい


四十代女性

 
 職場の同僚と仕事を終えて大急ぎで行きました。同僚から「誘っていただいて本当にありがとうございました。とても楽しかったです。鶴見先生のお言葉を心にもって、ドシっと地に足をつけて歩んでいきたいです。痛快でした」というメールが来ました。
 彼女は「澤地さんの話を聞きながら、高校時代に習ったいろいろな歴史の一場面一場面をちょっとずつ思い出していました」とも言っていましたが、私も鶴見さんの話を聞きながら、大学時代にベトナム戦争が終わった日の新聞を感動で眺めていたのを思い出しました。
 「九条の会」に参加していらっしゃる小田実さんや加藤周一さんの名前を聞きながら、評論したり哲学したりするだけでなく、その時その時しっかり、現実を動かすための運動家だったことを改めて知りました。三十年前も今も、鶴見氏をはじめいろんな人が、力の限り自分のできることを考えの通りに実践していることに本当に元気付けられました。
 核兵器に代表されるように、人間は自分の存在を否定する唯一の生物です。情けないとしか言い様がありません。鶴見氏が一番になることを「あさましい」と表現していました。まさにそのとおり。「山もある。川もある。アメリカに勝ったら、築きあげよう。今の十倍も美しく。」ホーチミンが言っていたように、人間が、美しい自然の中で協力しながら豊かに生産する存在でありたいと、改めて心に刻んだすてきなひとときでした。
 「ひとりでもがんばる」と言われた鶴見氏に負けないよう、私も何かを実践せねばと思っています。


新しい世紀に世界戦争をさせてはならない

六十代男性


いま憲法が危ない。「テロとの戦争」国際貢献、「憲法と現実の乖離」「60年経ったから」「環境権、プライバシー権、知る権利の文言がない」など、様ざまな口実で「改正」の動きが風雲急を告げている。
 これらの意図するところは、本丸である憲法9条の改正にある。武力の行使を出来るようにしてアメリカの戦争に参戦するという点にある。
現憲法は侵略戦争の反省のもとに制定されたことを忘れてはならない。
私は憲法を守る立場で「憲法のつどい」に参加した。講演される鶴見俊輔さんと澤地久枝さんは、「九条の会」の呼びかけ人として全国各地で訴えつづけておられる。おふたかた二方とも自らの体験を交えて、新しい世紀に世界戦争をさせてはならないと9条の大切さを話された。
憲法9条を改悪されると、自由が制限され、人権が制限される。憲法は、政治を行なう人たちが勝手に権力を使わないように定めているが、9条の改悪で国民に責務や義務で縛ってしまうものになる。もちろん国民はそんなことを望んでいない。
憲法をより深く考える機会となり、よいつどいであった。


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