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3月議会予算特別委員会報告
水道料の値下げはできる
砂田市議が強調
3月議会予算特別委員会で砂田市議は水道料の値下げを求めました。
砂田市議は冒頭、ある市民から寄せられた声「水道料値下げなど住民負担低減が私たちの問題で、使いやすい施設がどうのこうのは二の次(極端な言い方をすると施設は一部の人、つまり使うのは同じ人が複数回使う)」を紹介し、小矢部市としてできる住民負担の軽減に、すぐに踏み出すべきだと強調しました。
砺波市は値下げした
そして「値下げはやろうとすればできる」と、砺波市が月250円値下げした実例を紹介しました(口径13ミリで月20立方メートル使用の場合)。
04年度4700万円の黒字
小矢部市でも値下げはできたのに…
上下水道課長は04年度の水道事業会計が「4千数百万円の黒字」と認めました。これは市が昨年、水道料金を値下げしていても、まだ充分黒字だったことを意味します。県が子撫川ダムの水をトンあたり5円値下げしたので水道事業会計の経費が1113万円少なくなりました。その分を水道料金の値下げにまわしても、3500万円以上の黒字です。ところが市は市民に還元せず、市の懐(一般会計)に入れてしまったのです。
需要の見込めない水道区域拡大は慎重に
せっかく水道管を敷設しても17%しか利用していない地区も
昨年の予算特別委員会で市当局は、上水道区域拡大や老朽管の取り替えをしなければならないから水道料の値下げはできないと述べていました。
しかし砂田市議は「せっかく区域拡大したのに17%しか上水道を利用していない地区もある。需要の見込めない地区への拡大は慎重にすべきだし、老朽管の取り替えも予算の範囲内で行うべきだ」と強調しました。
大口需要家で上水道につないでいないところも
また市当局は、上水道を利用していない大口需要家に北陸中央病院(上水道利用は2割だけで、8割が地下水)や、となみ野高校があることを認め、「今後上水道を利用するように働きかけていきたい」と答えました。
1年後には県と新しい受水協定
受水量、単価の引き下げを
2006年4月から適用される新しい受水協定を県と高岡市、小矢部市、氷見市などで結ぶことになります。05年度はその交渉を進める重要な年になります。
市産業建設部長は「県との協議で、できるだけ受水量、単価を引き下げていけるよう努力したい」と答えました。
住民運動でも共同の引き下げ運動を
高岡市、小矢部市、氷見市など関係自治体の市民団体が共同で「水道料の値下げを求める会(仮称)」をつくり、県知事に「@水道料金の引き下げで県内格差是正、A県企業局の供給水量、単価引き下げ」を求める署名運動を進めようと、準備が始まっています。
結成総会は4月22日の予定です。小矢部市からも多数の参加が望まれます。
水道料の値下げを求める会(仮称)結成総会
日時 4月22日(金)午後7時
場所 高岡市本丸会館402号室
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