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本文へジャンプ 更新日 2016年11月14日 

コラム  政務活動費と高岡での県議補選


 TPPを知る講演会で山田正彦氏が「アメリカでバーニー・サンダース上院議員に来日を要請した」と語ったが、是非とも会ってみたい。彼は、若い頃、選挙に負け続けながらもその情熱を失わず、ついにはアメリカ大統領予備選挙で大きな支持を獲得し、クリントンに、TPP反対を言明させた。

 県内では政務活動費を、嘘の領収書でだまし取った自民党や民進党の議員の辞職が相次ぎ、恥ずかしい姿を全国にさらけ続けている。これに敢然と立ち向かったのが日本共産党だ。富山市議会の赤星ゆかり議員が情報公開で暴いた不正の証拠を、マスコミも大々的に報道した。

 高岡市でも県議補選で高瀬あつ子氏が「嘘の証言をしたら罰することのできる百条委員会をつくって真相の徹底究明を」と訴えた。これに多くの有権者が共感し、日本共産党としてはかつてない11、201名の支持を得た。参院比例票の2・8倍、多くの保守層、自民党支持者の怒りの声も託された。

 しかし、しかし、わずか79票で当選にはならなかった。悔やんでも悔やみきれない。

 翌朝、高瀬あつ子氏のフェイスブックに「必ず、朝は来る」との決意を見つけ、負けてもへこたれないサンダース上院議員を思い起こした。彼は「選挙で提起した問題が、州の政策の変化に帰結した。低所得家庭の子どものための歯科医療の改善だ」と言った。

 訴えが国民に届き支持が広がれば、例え一時の敗北でも、必ず政治を変えられる。不正・腐敗の上に成り立っている安倍暴走政治を正し、国民の声を受け止める政治の実現へ、たゆまぬ歩みを続けよう。


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