バナー2014年4、5月号
本文へジャンプ 更新日 2015年1月18日 

コラム  朝ドラ「ごちそうさん」と共産党


 「僕、やりたいこといっぱいあるんや。僕は、僕にそれを許さんかったこの時代を絶対に許さへん。/僕は、この国を変えてみたい。せやから、這ってでも帰ってくるさかい、生き返らせてな。」

 高い視聴率となったNHKの朝ドラ「ごちそうさん」の一シーンで、め衣子の長男、泰介に召集令状が届いたときのことだ。

 日本国憲法はこのような過去の侵略戦争と植民地支配を反省し、政府の行為によって再び戦争の過ちを犯さないことを決意し、第9条で国際紛争解決の手段として武力の行使、武力による威嚇をせず、そのために一切の軍隊を持たないと定めた。

 ところが近頃、きな臭い動きが目に余る。昨年末の特定秘密保護法の強行採決、集団的自衛権の行使容認、武器の輸出拡大などなど。

 政府のこれまでの憲法解釈では、海外で武力を行使することは許されないとしてきた。だから、自衛隊は海外で人を殺したり、隊員が戦争で犠牲になったりすることもなかった。

 ところが安倍首相は、一内閣の判断でこの解釈を変更し、日本が攻撃もされていないのに、海外で武力を行使できるようにしようとしている。「戦争できる国」へまっしぐらだ。

 「安倍政権は、ブレーキがなくてアクセルが二つ。ハンドルは右にしか回らない。」日本共産党大会での志位委員長の言葉だ。

 「しんぶん赤旗」に武村正義元内閣官房長官、藤井裕久元財務相、古賀誠元自民党幹事長らが次々と登場し「止めよう戦争する国づくり」と訴えている。

 筆者のもとにも「共産党は平和と民主主義を守る最後の砦だ。頑張ってください。微力ながら応援します」との声が寄せられた。この期待にこたえねば。

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