野中広務氏、赤旗に登場

　「この人、テレビで見たことある」「へぇー、『赤旗』に載っているのですか」。元内閣官房長官の野中広務氏へのインタビュー記事が日刊『しんぶん赤旗』の１面に掲載され、驚きの声が広がっています。
　野中さんはインタビューの冒頭、「５２年間の政治生活での『宿敵』（『赤旗』のこと）に私の思いを語るのは、今の日本がおかしくなったから」と発言。特措法を積み重ねて自衛隊を海外に出かけていけるようにしてしまったことに不安を述べ、「自民党は戦争が好きな政党になってしまった」と言います。学校で明治以降の日本の歴史をしっかりと教えてこなかったことが田母神・元航空幕僚長のような暴言を生んだ、再び過ちを繰り返してはならないと語っています。
　この記事を見た市民の声をいくつか、拾ってみました。
　「戦争をやってはダメですよね」。
　「日本はアメリカの属国のようだね」。
　「野中さんが国会を大政翼賛会にしてはいけないと言っていたが、その通り」。
　「民主党の鳩山さんも小沢さんも、元々自民党から別れた人たちだから、ひとつも変わらないよね」。
　「民主党は衆議院比例代表定数を８０議席削減すると言っているが、国会を自民党と民主党だけにして、消費税増税も憲法改悪も簡単にできるようにしたいからだろう」。
　今私たちは、庭先で共産党を語るつどいを、あちこちで開いている。自民に不満、民主に不安が噴き出し、日本の進路が語られていく。アメリカでもオバマ大統領が選出され、変化の兆し。草の根での活動が希望ある日本をつくる礎（いしずえ）だ。