変革の時代の始まりか、2009年幕開け
NHKの大河ドラマ「篤姫」が人気を博した。幕末から明治維新へ、時代の変わり目を生きた人々の活躍をみて、日本は変えられるものなのだと勇気をもらった。
後で知ったことだが、江戸城の無血開城に道を開いた勝海舟は、日清戦争にも一貫して反対したそうだ。しかし、その後日本はアジア侵略、そして太平洋戦争へと突き進んでしまった。勝海舟らの不戦の願いは21世紀の我らに引き継がれた。
アメリカではオバマ氏が初の黒人大統領となった。イラク、アフガン戦争で泥沼に落ちたブッシュ氏はアメリカでも一番嫌われた大統領として、歴史に記された。これからどのように「変化」するか、注目したい。
一方日本では、自民党から選挙の顔として期待された麻生内閣も、いまや支持率20%を割り込んで、いまだに民意を問えず、迷走している。長年続いた自民党政治の終わりの始まりか。変革の時代に巡り会うことは幸せなことでもある。
近頃、共産党の志位委員長がマスコミによく登場する。NHK新春党首インタビューも「共産党員が毎月千人以上増えているそうですね」という話から始まった。国会で「派遣労働」を取り上げ、インターネットで若者に評判になった。年末、日本経団連、トヨタなど財界大企業と相次いで会談を持ち、雇用を守れと迫った。
日本を変える政党はどこか、「大企業にモノを言える政党か、大企業からモノを言われる政党か」がわかりやすい目安ではないだろうか。
変革の時代の幕開け、「あなたの決断が日本を変える」「比例代表は共産党」と心から呼びかけたい。
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