バナー2006年10月号
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北朝鮮の核実験、許せない。平和的・外交的解決を

「原爆許すまじ」の歌声をご存知だろうか。

ふるさとの街やかれ/身よりの骨うめし焼土に/今は白い花咲く/ああ許すまじ原爆を/三度許すまじ原爆を/われらの街に/(中略) はらからのたえまなき/労働にきずきあぐ富と幸/今はすべてついえ去らん/ああ許すまじ原爆を/三度許すまじ原爆を/世界の上に

▼炎天下、アコーディオンの伴奏で、「原爆許すまじ」を歌いながら、小杉から大門、高岡へと歩き続けた40年前のことを、今思い出している▼北朝鮮が9日、「核実験をした」と発表した。絶対に許せない▼核兵器は一瞬にして一つの都市を破壊し、何万人もの人々を殺す。これで自国の安全保障になると考えるのは間違いだ▼日本共産党は直ちに抗議の談話を出し、北朝鮮に対して「核兵器および核兵器開発計画の放棄」「即時無条件で6カ国協議への復帰」を要求した。笠井あきら衆院議員は10日、衆院予算特別委員会で、「国際社会が一致協力して対応すること」、「問題の平和的・外交的解決」を主張した。安倍首相も「そうした考え方においては、共産党と同じ考えだ」と応じた▼小矢部市興法寺を第二のふるさとという笠井さんは被爆2世。核兵器の怖さを知っているからこそ、冷静な目で、この問題に対処できるのだろう▼ミサイル発射の時に日本政府の閣僚は「北朝鮮のミサイル基地を先制攻撃する能力を持つべき」などと、発言して物議を醸した。しかし、「目には目を」では悲惨な結果しか生まないことは、イラク戦争で証明済みだ。



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