学校であった怖い話

 個人的な話をすれば、非常に好きです、このゲーム。こと長く遊べるという事に関しては随一と言っていいのではないでしょうか。遊び尽くすには相当の根気と時間が必要でしょう。
 語り部たちのアクの強い性格も一つの魅力。主要人物のキャラクターの強さという見方をすれば、このゲームほど強烈なものはなかなかないでしょう。
 そしてSFC版発売後ほぼ一年でPS用にリメイクされており、実はリメイクサウンドノベルのはしりなのです。キャストもごく一部を除いて総入れ替えされており、見た目の雰囲気はかなり変わっています。どちらがいいかというのはお好み次第だと思うので、ぜひ両方ともプレイしてみてほしいものです。
 膨大な数の『ありきたりでない怖い話』は一見の価値あり。ぜひ多くの人にやってもらいたいゲームです。




≪語り部紹介≫

※とはいえ、ゲームの性質上、まったく違う性格になってしまったりするので
そのあたりはご了承のほどを。

新堂誠(3年D組)
 SFCとPSで見た目の雰囲気が一番変わった人ではないでしょうか。まるっきり別人になってます。どっちかといえば、SFC版の方がしっくりくるように思います。
 いい人だったりおっかない人だったり、忙しい方。どちらにしても、かなり攻撃的な話しぶりで主人公に迫ってきます。
 PS版の3話目(男)は「いいヤツ・新堂」って感じの話ですので、ファンの方は必見です。

荒井昭二(2年B組)
 暗い。とりあえずはその一言で説明がついてしまう。
 地縛霊や自殺などのうんちく披露の場面に見られるように、けっこう語りたがりのようですね。寂しいんでしょうか?
 普段は感情の起伏が少なく、非常に淡々としたイメージなのですが、一旦キレると暴走しだします。怖いっス。
 とにかく、6〜7話目が怖い怖い。全ての話の中でも群を抜いてると思います。

風間望(3年H組)
 『最も危険な男』の異名は伊達ではありません。あの笑顔が何とも言い難い。個性のかたまりのようなこの人に心惹かれた人は結構いるようです。
 感覚も実体も、明らかに普通の人間のそれではない。なぜなら○○○だから(プレイ済みの方なら分かるでしょう)。
 語る話はすべて、他の語り部とはまったく異質なものばかり。この人に関しては、話の内容ではなくそれを語る本人が最も恐ろしい。どのように恐ろしいか知りたい方は、ぜひゲームをやってみて下さい。

細田友晴(2年C組)
 多分、トイレさえあれば何もいらない人。よくもまあ場所限定でここまでいろんな話ができるものです。ひょっとして、生まれたのもトイレだったりして……。
 友達が欲しいらしい。主人公に「友達になってくれ」としょっちゅう言っているが、普通の人はそんなこといちいち言わないし、言わなきゃなれないようじゃあずーっと友達できないでしょうね、この人……。
 しかし、この人の話を聞く限り、この学校じゃ安心してトイレに行けないですね。常に命懸けになりそう。

岩下明美(3年A組)
 風間とは違う意味で怖い人。人間じゃないお友達がいっぱいいそう。例えば悪霊とか、他にも悪霊とか、あと……悪霊とか。
 主人公をいじめる(かわいがる?)ことに喜びを感じているようで、その攻撃が収まる話はない。屈折した親愛の情なのでしょうか。いや、きっとそうに違いない……そう思いたい。
 PS版の5話目(女)において、あの性格を形成したと思われる過去が明らかになります。それを見る限り、けっこう不憫な人かもしれません。でも、ヘタに同情するとたぶん呪い殺されます……。

福沢玲子(1年G組)
 軽い語り口で怖い話を語る。非常に移り気とみえ、話が全然関係ない所へ飛んでいく事もしばしば。4話目などがいい例。
 普通っぽいけど、やっぱり変わり者。元木早苗と『結構仲がいい』のもうなずけるところがある。普通に見えるのは他の五人がスゴイから。
 七つ年上の姉は同じ高校の先輩で、ネタの仕入れ先でもあるらしい。多分、そっくりな性格なのではないでしょうか。さぞかしおもしろおかしい姉妹でしょう。



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