≪その他の人物紹介(ネタバレ有)≫

六人の語り部たちにも劣らぬ個性的な面々です。
PS版のみ登場の人もいますので、そこはご了承を。


日野貞夫
 新聞部の先輩(部長ではない)。兼、某裏クラブのリーダー。
 隠しシナリオの内容から察するに、この人もかつて主人公と同じような経験をしたと思われます。あんな壊れた人になっちゃったのはそのためでしょう。そのぶん存在感のあるキャラですね。
 PS版の「謎の教科書 その後」で部室に行った時の日野さんは、特に凄い存在感を放っています。かなりカッコイイ。必見です。
元木早苗
 福沢玲子の同級生。話の中で語られる人物としては珍しく複数回登場する。
 語り部六人+日野を除けば(入れても、か?)間違いなく変な人ナンバー1。管理人も好きなキャラです。
 風間や新堂、岩下を向こうにまわしても全く気後れすることなく渡り合うことができる希有な存在。彼女の中のおばあちゃんって、生前どういう人だったんでしょうね? 霊能者とか?
吉岡
 新堂の級友。旧校舎の鏡の謎に関わることに。おとなしいわりには彼女がいたりする。
 この人を見ていると、「いらぬ好奇心は身を滅ぼす(by鈴木由香里)」という言葉の意味がよく分かる。理由はどうあれ、興味本位で触れてはいけないものに触れてしまった結果は推して知るべしである。
 しかし、この人もSFCとPSで顔変わりましたねー。PSの方が原作者のイメージに近いのかな?
内山浩太
 男性主人公・坂上修一の同級生だった。実は岩下明美の弟である。親の離婚で名字が違っている。
 彼の目に見えたのが本当の悪霊だったのかどうかは分からない。本物だとすれば、やはり岩下さんと同じ血をひいているだけのことはある、といえそうだ。
 意外と彼の方が岩下さんよりも姉弟離れできていたのかもしれない。……ま、怖がってただけかもしれないけど。
まつげ
 本名不詳。通称睫毛。謎的少女。摩訶不思議。新堂翻弄。素敵。
 このゲームで本名が明らかになっていないのは、彼女と新堂のダチ、そして花子さんくらいではないだろうか。そういう意味でもミステリアス。
 彼女が登場する男新堂3話目はこのゲームには珍しく『怖い話』とは違う種類のもの。その話の中心に位置する彼女も、怖さとは違う「なにか」をプレイヤーの心に残してくれる。
相沢信彦
 「人が屋上から飛び降りること」にとりつかれた男。その自らの目的を達するためにはどんな犠牲も厭わない危険な性格。
 「普段おとなしい人が怒るととても怖い」などとよく言いますが、その典型的な例なのかもしれません。彼はなぜあそこまで禁断の領域に深く踏み込んでしまったのか? それが学校の魔力というものなのか、人の心の闇のなせる業だったのかは彼自身にしか分かるまい。
竹内清
 絶対にトイレに行かないことでその名を轟かせる男。
 しかし、それであんなにモテるなんてことが有り得るのでしょうか? ……くそ、羨ましい(体質じゃなくて、モテることが)。
 確かに、ずっとトイレに行かなくてすめば、長い目で見ると相当の時間が節約できるでしょうね。まあ、それと引き換えに人間を捨てる勇気がある人ってのがどのくらいいるかは分かりませんが。
瀬戸裕子
 水泳部のエースだったが、練習中に心臓麻痺で他界。その後も水泳部に様々な形で影響を与える。
 (話の展開にもよるが)別に殺されたわけじゃないんだから、そこまで恨みがましいマネせんでも良かろうに……女の執念、恐るべし。
 PS版では生前の顔が明らかになるのですが、これが結構かわいいのですよ。その彼女があんなに凄いことになっちゃうなんて……女の執念、やはり恐るべし。
花子さん
 6人の語り部がすべて消えた後に主人公の前に現れる、仮面をつけた少女。
 かつて理不尽ないじめに遭って死に追い込まれている。その後やったことの是非はともかく、彼女の心が「救われて」いることを切に願います。
 とにかく出現時のインパクトでは他の追随を許さない。心臓が縮み上がります。あんなのと実際に夜の学校や道で会おうもんなら、速攻まわれ右&全力疾走間違いなし。
 しかしながら、彼女の素顔はこのゲーム屈指の美しさ。PS版では一瞬しか見られないことが多いので惜しいんですが、それだけに見る価値もあるのでは。




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