ときめきメモリアル2

99年11月発売   発売元  コナミ

主観的な感想


これを書いている今日現在、まだ客観的にこのゲームを見ることができません。ですからここでは主観100%で褒め殺したいと思います。客観的な感想はそのうち(つまり未定)

 

購入動機

日記のほうでなんだかんだと書いた割には結局買ってしまいました。動機となる決定的要素は未だ思い当たりません。

でも強いてあげようとするなら、「画期的」システムであるEVSとか、あとはやっぱり腐ってもときメモな部分かも。

 

キャラクター観察

火の元陽ノ下 光(ひのもと ひかり)
メインヒロインは幼馴染。とりあえずこいつ攻略時は萌えるのですが、ほかの娘を攻略しているときの光のしつこさったらたまりません。基本的にスキスキ光線を発してくるので勝手に好感度は上がり、爆弾処理に終われる毎日。するとまた好感度上昇と悪循環です。普通にやってると多分光と結ばれます。実はこのゲーム、いかに光の好感度を抑えつつほかの娘にアタックするかという意味で浮気ゲームの要素もあるかも
前作キャラとの比較:藤崎とはまた違ったヒロインですが、幼馴染という点で藤崎要素高し。またはじめから好き、というのは優美の要素もあるかも。

水無月 琴子(みなづき ことこ)
光の親友。光が主人公を好き、ということを知っているのでガードの固さは天下一品。また、怒るととても恐い。茶道部所属で和物好き。舶来品はほとんどだめらしくカレーのお姫様(推定)すら「辛い!」とぬかします。だったら制服なんか着てくんな。
前作キャラとの比較:和風系ということで古式に近いかと思っていたけど、実際は鏡のほうがより近いと思う。

寿 美幸(ことぶき みゆき)
そのおめでたい名前のわりに松浦愛もびっくりの不幸娘。さらにはトラックにブチ当たっても平気という雛山理緒も真っ青の頑丈ボディ(なんか難しいネタが続いているような)。テニス部所属だが幽霊部員で、遊んでばかりいる。というか、その髪型といかにもバカっぽい喋り方はなんとかならんのか?
前作キャラとの比較:敢えて言うなら遊んでいるということで朝日奈。他作品では上の2人がモチーフかと。

一文字 茜(いちもんじ あかね)
「ボク」症候群の娘です。それ以外ほっとんど特徴無し。敢えて言うならビンボーというところか。そのため前作プレーヤーへの解答も含めて変な兄貴を持ってしまいました。合掌
前作キャラとの比較:難しいです。腕力はかなりのモノなようなので、清川が敢えて言うなら。本当に敢えて言うなら。それくらい無個性

白雪 美帆(しらゆき みほ)
夢見る少女。夢見すぎてあっちの世界にいっちゃってます。マズイ返事をすると妖精さんを引っ張り出してきます。また、占いが得意で彼女の占いはピタリと当たるとか。やはりいっちゃってます。
あとなぜ首の前で髪をまとめるマフラーのつもりか?
前作キャラとの比較:これは如月さんです。如月さんからメガネを取って夢見心地をさらに発展させた感じ。

赤井 ほむら(あかい ほむら)
入学式に遅刻したため校長指名により生徒会長を仰せつかった娘。本人は遊び好きで会長の仕事は全くしない。気に入らないと会長キック。
ところでこいつ3年間会長職にあるのですが、そーすると彼女の前後2代、都合4代の生徒の中に会長はいないとゆーことになるのだろうか。自由がモットーのひびきの高校において生徒会長選挙が行われず会長は校長が指名とは、なんと前近代的な学校であることか
前作キャラとの比較:遊び好きという点で朝日奈。あとはわかんねー

八重 花桜梨(やえ かおり)
アヤナミ系です。アヤナミ系ですが3年になると性格変わります。個人的にもっと顔を赤らめた状態で目をそらすとヒットしたんですが、ちょっと残念。巷では光と人気を二分しているとか。やはりアヤナミ系強し
あと何気に先輩属性もあるかも(やばっ)
前作とのキャラ比較:無口系というあたりでライズ・ハイマー(あ、これ前作じゃなかった。ま、いっか。前作みたいなもんだし)

佐倉 楓子(さくら かえでこ)
野球部マネージャー。また手芸も得意とかで、きっと破れたユニフォームを修復しているのでしょう。彼女はデートに行ったことがないのでどんな人かは判りませんが、どうも後半はデートできないようです。
前作キャラとの比較:登場条件根性30という時点で思いっきり虹野。ただ今回は「あなたには根性があるわ!」とかは言われないようです。

伊集院 メイ(いじゅういん めい)
前作にも登場した伊集院レイの妹。兄貴(姉貴)譲りの自己中な性格でひびきの高校をパニックに陥れる。それまであった科学部を電脳部に変えてしまう。メカが得意。レイと同様独自の制服を着て来るが、後にプレーヤー側から変更することも可能。ところで「18歳まで女子は男子として育てる」という伊集院家の家訓はどうなったのだろう?
前作キャラとの比較:ジャンク屋大好きといえば紐緒しかいないでしょう。あとは血縁により伊集院。

麻生 華澄(あそう かすみ)
主人公がかつてひびきの市に住んでいたときの近所のおねーさん。ひびきの高校卒で、教育実習生として現れます。登場の遅さもあって最難関との噂。よってしばらく攻略する気なし
前作キャラとの比較:いません。先生なんて

坂城 匠(さかき たくみ)
女の子の情報を教えてくれる早乙女好雄的存在。ただし彼もライバルになったりします。
前作キャラとの比較:だから早乙女好雄だって。

穂刈 純一郎(ほかり じゅんいちろう)
純な人。彼もゲーム中で誰かを好きになります。場合によっては決闘も
前作キャラとの比較:だって前作は男早乙女だけだし。好雄君はこんなに硬派じゃないし

とりあえずメインの10人を見たのですが、賢明なる方はお気づきでしょう。困りました。萌えキャラがいません。つまりほかの娘を攻略している時に誘われても「ああっ天羽さんゴメンね。この次はゼッタイ君を落とすから」などと泣く泣く断るキャラがいません。光なんぞは「ええいこの娘は何してくれるかな」と憎悪すら抱きます。これがなぜいけないのかというと、萌えキャラがいない→ゲームを起動しようという気が起きない→プレーしなくなる→どうせなら売っちゃおうかな、と、早々と秋葉原で売る羽目になるやも知れません(TLS2で体験済み)。もともとキャラ萌えではなくシステム萌えで買ったゲームなので仕方ないと言えば仕方ないのですが。さーて頑張って誰かに萌えないと(萌えるのに努力するのか?)

 

歌とBGM

流石は音には某アーケードなどで絶対の自信を持つコナミ。オープニング、エンディングともに破壊力大です。オープニング曲のシングルCDが出ていますが、これのカップリングは「もっともっとときめき99」。エンディングの曲はサントラにしか入っていません。いやあいっぱい曲があっていいですねえ。きっとサントラを求めて日本の景気が活性化するでしょう。

BGMですが、ものすごく多いです。それは、サントラが4枚組だということを見ればよくわかります。ゲームCDは5枚組、サントラは4枚組。余程コナミはCD−ROMプレス業者の景気を活性化させたいようです。

そのサントラは4枚組と書きましたが、実際には2枚組×2で売られています。全部買うと6700円くらい。ゲームと同じ値段やんか。キングレコードもあくどい商売してくれますわ。それでも需要があるんだろうな。実際私も買いそうになったし

 

ストーリー

今更なのですが。女の子に卒業式に告白されるべく自分を磨きます。そのときに伝説の鐘が鳴ってくれれば言うことなし。全員分にストーリーはありますが(例えば水無月琴子であれば光との三角関係とか)、全体を通して大きな骨は、これです。

 

システム

基本的には前作と同じ。前作をやったことがある人ならばとっつきやすいはずです。違う点など解説します。

凄いぜEVS!実際に入力した名前を呼んでくれます。あまり変な名前は受け付けられないそうですが、別にそんな名前は入れる気ありませんから構いません。光に「どろっぷ君」と呼んでもらうってのはサイコーっすよ。今回は2キャラ分しかデータが入っていないのですが、後日数キャラ分のEVSデータを入れたアペンドディスクというのが出ます。買います。たとえメモリーカードを消費しようとも

戦闘シーンにポリゴンが使われています。かっこいいです。特に戦闘に勝利した時はカメラワークが主人公を1周するかたちです。なんか戦闘システムはFFVIIIのパクリだそうですが、FFやったことない私には関係ありません。新鮮感じればいいんです

デートでの会話シーンですが、膨大な量に増えてます。前作は1デート場所につきせいぜい2パターンしかありませんでしたが、今作は最大6パターンくらいあります。これも、季節や好感度によって変わるそうです。これだけ膨大な量の会話データを準備するなら、5枚になったのも分かる気がします。女の子の私服も好感度によって変わってきます。これも凄いですね。だいたい1季節で2〜3パターンあります。

 

アニメ

このゲームの凄いところは、アニメが効果的に挿入されていることです。オープニングの出来はいつも通りなのですが、ゲーム本編での使われ方はこれまでなかったものだと思います。

幼年時代の最後に、引っ越していく主人公を光が追うシーン。ここがアニメです。光は一生懸命追うのですがやがて転んでしまい涙を流すというアニメですが、ほとんどの人はここで転びます(余談ですが、光が陸上部所属なのはこのときにもっと速く走っていたら追いつけたかもしれないのに、というトラウマが理由というのが通説です。ってこのゲームと同じやんかそれ)。私も転びました。

そして驚くべきは告白シーン。たぶんここ全部がアニメです。各キャラ2〜3分ある(もっとか?)と思いますが、表情が変わったりうつむいたり振り向いたり涙流したりこまごまと動いてくれます。これだけデータを使うなら5枚組になるのも仕方ないかなーという気もしました。それだけ使われ方は上手いです。

 

最後に

この感想が客観的感想でどうひっくり返るか、どうぞお楽しみ下さい(笑)。

 

総合評点:94点

 

(最終更新1999,12,19)

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