ときめきメモリアル2
99年11月発売 発売元 コナミ
客観的な感想
ってゆうか2ヶ月以上プレーしてないのでもはや忘れてます。客観的にすら見られないかもしれません。そんなわけでつまんないかも
少しネタバレ含んでます。プレエ中またはプレエする気のある方は気をつけて読んでください。
購入動機
キャラクターがどうのこうのという話ではなく、やはりシステムが気になったというのが1番の動機ではないかと。なにしろ詳しい発表から発売までが3ヶ月しかなかったので、情報もないまま一気に進んでいった感じですね。
実はそれがコナミの戦略かも
キャラクター
陽ノ下(火の元) 光(ひのもと ひかり)
前ヒロインの藤崎に比べてとっつきやすくなりました。そこがファンを獲得して、人気投票で1位になった所以でしょう。ほとんどの人は幼年期最後で転ぶはずです。また、彼女が陸上部に入った理由は、あの時の走っても間に合わなかった自分を変えるため、というのがもはや通説になったようです。こういうパクリは許されるのかなー
また、彼女の本名が実は「火の元」である、という説は私と主将さんの間の定説になっております。(理由:爆弾発生の8割5分が彼女であるため)
まあこれは冗談としましても、陽ノ下の隠語としての火の元は充分あり得るんじゃないかと思いました。水無月 琴子(みなづき ことこ)
人気投票10人中第10位おめでとうございます!!私は結構面白い娘のように感じたんですが、やはり「怒ると恐い」系、「結構高飛車」系は人気が出ませんね。もっと和風を前面に押し出せば良かったのでは?
ただ彼女の不人気の1つにシナリオが見えてこない、ということが挙げられると思います。光の気持ちを知りつつも主人公に惹かれてしまう一種背徳的なモノ(笑)があるわけですが、攻略本を片手にプレーしないとこの背景がまず見えてきません。(ストーリーの項を参照)寿 美幸(ことぶき みゆき)
私的コードネーム”バカ”。それくらいあの喋りにはほとほと疲れ果てております。しかしなんでもドラマシリーズのヒロインに抜擢されたとかで、いよいよ日の目を見るんでしょうか
……他の感想ですか?なし。まだクリアしてないから一文字 茜(いちもんじ あかね)
うーん、前にも書いたようにこの娘には個性が見つからないんですよねー。敢えて言うなら兄貴譲りの馬鹿力と、「なんってったってバストが……by坂城匠」くらいかなあ。白雪 美帆(しらゆき みほ)
いっちゃってる人です。髪型からいっちゃっていますが、驚くべきはその占いの力で、百発百中だとか。高校卒業したら路地裏で店開いてそうですな
なんでも双子の妹がいると分かって以降は人気が急降下しているらしいです赤井 ほむら(あかい ほむら)
暴力生徒会長。しかも会長任命理由が「入学式に遅刻してきた」からだそうで、自由にも限度があると思うぞ校長。生徒会合宿中に毎年起こる捕物帳はなかなか笑えます。
まだ未クリア。なんだか声を聞くと香港のカード集めをしている少年を思い出してやりにくいから八重 花桜梨(やえ かおり)
とある理由から心を閉ざしてしまった少女。彼女の心を開いてやるのがプレーヤーの役目……王道のパターンですな。心を開いた後は人柄がガラッと変わります。ついでにテーマ曲も(微妙ですが)変わったりします。
プレーヤーが何も仕掛けないとどうなるかというと、退学します。こういうシビアなところ、みつめてナイトを受け継いでますね(あっちではヒロインが死んだしするし)。佐倉 楓子(さくら かえでこ)
野球部マネージャー。マネージャーの基本たるドジ、でもけなげというツボを押えております。ただ彼女は2年の途中に必ず転校してしまいますので、後半は遠距離恋愛プレイ。せつなさ炸裂です
そんなわけで後半はすることがなくてちょっと拍子抜け。もうちょっとイベントがあると良かったかも。伊集院 メイ(いじゅういん めい)
電脳ワガママ娘。始めのうちはムカツキまくりですが、そのうち丸くなってきます。丸くなった後はもー可愛いのなんの。でも自分は萌えないけど。
兄貴(姉貴?)ですが、まだ登場を確認していません。出てくるって話は聞いたんですが麻生 華澄(あそう かすみ)
あこがれのおねーさんが先生になってかえってきた以上
まだクリアしてないので、感想は述べられません。再難関という話を聞いてヤル気が失せています
以下、隠れキャラ。13人中3人というのは比率としては高いほうじゃないかと。
九段下 舞佳(くだんした まえか)
華澄先生と同年齢の勤労バイト少女。雑誌の通販を毎回買うことで彼女と会えます。他にもいろんなことろバイトしていて、探してみるのも一興かも。
この「九段下」という名字ですが、やっぱり武道館の九段下だよなあ。問答無用で聖地巡礼地に指定野咲 すみれ(のざき すみれ)
毎年2月〜3月に巡業にやってくる相撲部屋サーカス団の娘。実は彼女の出会いイベントのフラグは三年間でたった1日ということで、出会う確率はキビシ目です。出会った後は結構簡単ですが。
いまどき「おいおいこんな奴いねーよ」と言わんばかりのけなげさが涙を誘い、第1回プレーで偶然彼女を登場させてしまったことに運命を感じたこともあってこのソフトの存在意義と認定。すみれちゃん、君はまさに野に咲くスミレだ!白雪 真帆(しらゆき まほ)
美帆の双子の妹。ときどき双子が入れ替わっているというどっかのマンガにありそうな設定。見分け方は、妹のほうが胸が大きいとかいうとんでもない見分け方。デート中は会話選択によって反応が違うので分かりやすいかと。真帆がときめいてくると服装が違ってくるので楽になります。
彼女は隣のきらめき市の高校に通っているそうです。当然、その高校には伝説の樹があったりします。いやー、あのエンディングは懐かしかった。
以下、男。ここからはテキトーに。
坂城 匠
早乙女好雄的存在。ただ彼も他の女の子を引っ掛けようとしているので、プレーヤーと女の子が重なったら大変。決闘が待っています。彼自身は弱いのですが、奥義「校長召喚」はとんでもないそうです(まだ出くわした事はないですが)。
あと、彼も告白してきます。「実は女の子だったの……」と言ってきます。これは必見。絶対笑えます。もちろん夢オチですが。穂刈 純一郎
純情一直線な剣道部員。彼とも決闘する可能性もあります。純一郎が好きになる娘は決まっていて、2年で同じクラスになる娘です。2年で同じクラスになる娘とはすなわち進級時点で1番好感度が低い女の子です。だからあんまり闘うことはないんですが。
ちなみに彼が告白してくるかどうかは確認していません。告白してきたらイヤですが
ストーリー
「2」においては、一部のキャラクターにおいてストーリー性が高くなっています。具体的には楓子と花桜梨そして琴子。楓子は遠距離恋愛→甲子園という大まかなお話がありますし、花桜梨も退学問題解決という1大イベントがあります。
それから琴子についてですが、これはちょっと書かせてください。彼女攻略中は攻略本なしでやったのですが、テキトーにやってたらクリアできましたが、全然三角関係というストーリーが見えてこなかったんですね。で、攻略本を買ってみたら次のようなことになってました。
例えば琴子の感情がある程度高まってくると、琴子と光別々から同じ日に個別デートに誘われるイベントが起きます。ここでの正しい選択肢は「両者の誘いをOKし、当日は琴子とデートに行く」というものですが、攻略本がないとまず正解は出てきません。第一誘われる順番がいけません。先に琴子に誘われます。琴子を狙っている場合であればここであっさりOKし、続く光の誘いは断るのが普通でしょう。実際私は5回このような現象に出くわしました。
しかも上のイベントはクリア必須ではないので、見なくてもクリアできます。大体お気に入りでもない限り1回しかクリアしませんから、彼女はシナリオがよく分からないままハイおしまい、というふうになりがちです。ただかえってクリア必須にしてしまうと今度は攻略本がないと難しいわけで、アドベンチャーとシミュレーションの融合は難しーなーと思いました。このように失敗も多々ありますが、全体としてストーリー性の付加は良かったのでは、と思っています。それが最近の流行りですし、実際お話にのめりこんでいく中でよりキャラクターの魅力が浮き出てくる部分もあることだし。
音楽とか
まずはBGM。曲数ははっきり言って多いです。なにしろサウンドトラックCDがCD4枚組になるほどです。多いんですが、オリジナルが少なすぎ。全体の四割近くがクラシックなどのアレンジ曲で構成されています。デート場所ごとに合った曲を見つけてくるスタッフの努力は評価すべきでしょうが、それだったらオリジナルで作ったらどうだ?と思うのは私だけではないはず。
あと前作に比べてキャラクターテーマ曲の印象がどーも薄いです。お気に入りの曲というのが存在しません。敢えて言うなら先生か?
歌に行きましょう。オープニングはアップテンポな「勇気の神様(野田順子)」、エンディングはスローテンポな「あなたに会えて(同)」とサクラ大戦から続く主題歌の常套をしっかりと踏襲しています。私はオープニングのほうがお気に入りですけどね(某所オフ会で斉唱するくらいだから)。
そしてときメモの特徴、バッドエンドの曲は「向日葵」。演歌調です。歌っているのは男友達2人。なんというか、たまらなくイイです。前作の「女々しい野郎どもの詩」に匹敵するかっこ良さです。コナミ演歌業界に参入したらどうだ?
システム
総論→各論と行きます。まず総論ですが、なんといっても複雑過ぎます。私は前作が売れた理由を「お手軽なシステム」にあると思っていたので、ちょっと戸惑いました。そのせいかじっくり構えてからでないとプレーする気が起きなくなり、プレー回数も減っています。あまりヤル気が起きないのは、キャラクターが魅力に乏しい(自分として)ということもさることながら「手軽にサクサクとできなくなった」という理由もあります。
初回プレーにおいては、まず幼年期(小学三年?)を4日間プレーします。ここでどのように行動するかによってその後(本編)のイベントが起きる/起きないのフラグが立ったり、主人公の初期パラメータも微妙に違ってきます。2回目からは省略することもできます。ですが、省略したら悪夢が待っています。すなわち、省略したら幼年期のフラグが全く立っていない状態で本編をプレーする羽目になります。初回の幼年期で見ているからといって安心していると痛い目見ます。この対抗策として私は幼年期完璧プレエを作ってその後の本編4月2日で保存し、そのデータを使ってプレーしています。名前や誕生日などは変えられませんが、何回も幼年期をプレーするよりはマシです。
育成システムですが、自分に関しては前作とほぼ変わりありません。注目すべきは、女の子達も月日と共に成長しているということ。ちゃんと女の子達にも文系、理系などのパラメータが設置されていて、数値が変化していくそうです(我々からは見えません)。しかも女の子は主人公を気になりだすと主人公と同じ行動を取るようになるということで、卒業時のパラメータが毎回違うことになり、進路も数パターン用意されています。自分と同じ進路を歩ませることもできるわけで、意味もないのにそうさせようと苦労するわけです。大変です。
戦闘は、ほぼ変わりありません。ポリゴンになったくらいでしょうか。また日々の育成時にもポリゴンが出てきますが、処理速度が極端に遅いので省略しています。
では、目玉たるEVS行きます。第1印象としてはやっぱり凄かったのですが、聞いているうちにややげんなりでしょうか。もちろん岩泉を「いわいずみ」とは喋ってくれるのですが、それ以外に全体として違和感を感じる部分が多々あります。たとえば私は光のデータを入れていますが、この光、普段のテンションが病的なまでに高めです。ところがEVSの音の高さは普通なので、ここで違和感が生じます。また、シリアスな場面になってもイントネーションが1パターンしかないため、かえってシンクロしにくい場面も見うけられます。
それからさらに書くと、1人分のEVSデータでメモリーカード10ブロック、ゲーム中で使用できるデータは1人分までというのは制限がきつすぎ。おまけに10ブロック分のロード時間がとんでもなく長い。年が明けてからはEVSなしでプレーすることがほとんどでした。
この辺りも総論で述べた「手軽にサクサク」が失われた部分でもあります。<最後にエンディングですが、1人につき最大3パターンまであります。これは幼年期にイベントを起こしたか、本編でとあるイベントをこなしたか、プレーヤーと同じ進路か、などによって変わってきますが、誰がお気に入りでないキャラを三回もクリアしますか。普通はしませんよねえ。本編のイベントフラグならまだしも幼年期まで遡るとなると完全なやり直し。あーめんどくせー
バッドエンディングも2パターンあります。坂城穂刈ともに失敗し3人でカラオケに行って歌うバージョン、どちらかが(或いはどちらも)他の女の子とくっついて1人淋しく自宅でゲームというバージョンです。前者では歌付き、後者はインストゥルメンタルです。即ち前者が真のバッドエンドなわけですが、これを出すのは難しいそうです。まだあります。アルバムについて。PS版「1」の失敗を生かし1ブロック内で12までのアルバムがセーブできます。キャラは13人。1人足りませんね。誰が削られるかって1番アルバム枚数が少ないすみれちゃんが削られることが多いようです。もちろん自分的には許せません。また、相変わらず「そのプレー内で告白された女の子のビジュアルのみ」というのにははっきり言って納得行きません。今作は1枚絵が前作に比べ3倍以上に増えています。それらの1枚絵を1回のプレーで1人分全てを集めるのは至難の技。結局攻略本に頼る事になります。攻略本に頼っったところでとんでもなくレアな1枚絵も中には入っているし、なぜかエンディングでもないのにアルバムに登録されない1枚絵もあるので、なぜこういう措置を取りつづけているかが分かりません。みつめてナイトやTLS、こみっくパーティーに代表されるアルバムモードをなぜ採用しないのか、疑問が残ります。
というわけで、システム面から見ればかなり不満です。主な理由は前作のように「サクサクゲームが進まなくなった」ことですね。メッセージスキップ機能がついたことは評価できますが、私は掲示板で指摘されるまで全然気付きませんでした(ハナっから「ない」と思っていた自分も自分だが)。前作の手軽さがなくなって、ちょっと残念。グラフィックは各段に良くなってるんですけどね
ひびきのネットの試み(2001年3月をもって、ひびきのネットは閉鎖されました)
一部関係者としては非常に書きづらいんですが(苦笑)、ひびきのネットについて書いてみます。ひびきのネットとは、架空の都市「ひびきの市」を中心エリアとするプロバイダのことです。www.hibikino.netでアクセスできます。コナミという枠から離れて(実際はコナミだろうが)新たなプロバイダを作ってしまうところなどは面白いと思います。さらにインターネット上に高校を作るあたりは、流石コナミと思わせますね。
そして、ひびきのネットを作る事によるコナミのもう1つの狙いは、売り上げです。ときメモ2のパッケージについてるIPコードがないと入学できません。そして中古品は、既にそのIPコードで誰かが入学している可能性が大です。ネット上のひびきの高校に入学したいなら、新品のときメモ2を買えということになるわけです。
問題は、ひびきのネットのユーザー(ということになっている)であるネット上のひびきの高校です。もはや公式ファンページと化しています。我々が高校生を演じて云々はどっかに行っちゃいました。だから平気でデジフェスがどうのとか、ゲームショウでどうのとかいう会話がされています。チャットは無法地帯。高校生を演じているはずなのに18禁ゲームの話題が横行しています。
なぜこんなことになったかというと、まず1つに我々を縛る具体的規則が存在しないこと。校則です。これすら、ひびきのネット(コナミ)側は「あんたがたがつくりゃーよ」とつっけんどんです。まず我々は規則を作るところから始めなければならない。はっきりいって、高校じゃないですこれ。いくらモットーが自由といっても、いわゆる掲示板のルールしか明文化されていないのは自由の履き違えが必ず起こります。そして校則は、まだ出来ていません。
次の問題は、陽ノ下光や水無月琴子などときメモ2のキャラクターもこの高校に通っていること。そしてあくまでも一般生徒であり、我々一般高校生が知る事ができるはずの有名人はほむら(生徒会長)やメイなどに限られる、ということ。これを考慮すれば校内に陽ノ下のファンクラブなんか出来ないはずなんです。ところが現実には有るんです、校内に160人規模のファンクラブが。光はまだいいかもしれません。花桜梨はどうでしょう?1人にしておいて欲しいのに100人規模の親衛隊が出来てしまったら私なら即刻退学します。花桜梨からすればファンクラブなどいらないはずです。結局彼らがやってることは花桜梨の高校生活を縮めることに繋がっているという事に気付いていないのでしょうか。気付いていないというあたりで、私立ひびきの高校というページがファンページとしか見られていないという事がよく分かります。
え、自分ですか?もちろんファンページと見ていますし、そのつもりでページ作ってました
最後に
あのページがなかったらねー、今ごろ秋葉原だよねー
個人的且つ主観的評価
キャラクター:85点
シナリオ:83点
サウンドと歌:84点
システム:75点
総合:82点
(最終更新2003,1,4)