PL雑感その6


2003.8.31

祝デビュー27周年・雑感

皆様ご存じのとおり、PLは去る8月25日でデビュー27周年となりました。心からお祝いしたいと思います。
そして、当HPも最近アクセス件数5万件の大台を突破しました。当初予想すらしなかったアクセス件数で、開設者自ら変わらぬPL人気に驚かされます。ご訪問の皆様には、深く御礼申し上げます。さて、今日は、思い付くままの雑感ということで...

まずは、8月1日発売の近代映画社(近映)「ピンク・レディー メモリアルブック」。これは買い!であります。まだ、手元に無いファンは即買うべし。現在売り出し中につき、中身は詳しく申し上げられませんが、構成は冒頭が今回の再結成メモリアルコンサート、そして以下、過去の近映のカラー写真が時系列で、これでもかと続いていき、巻末の方で、記事・振り付け・ディスコグラフィーというもの。私の場合、特に近映に思い入れがあったので、とても嬉しい企画でした。と言うのも、デビュー以来のPLファンでありましたが、1977年発売の「近映ハローPL特集号」を見て、更にPLを身近に感じ、濃いファンになっていった経緯があるからです。この特集号、今見ても、なかなかよくできていると思うのですね。お二人が静岡に里帰りした模様、生い立ちの記事、ご幼少の頃の写真などなど、夢中になって見た記憶がよみがえります。そんな私ですが、当時マル貧(今や死語)であったもので、毎月買うことはできず、PL特集号のみでしたので、それが心残りになっていたのです。そんなわけで、今回の「メモリアルブック」により、欠けていた写真・記事が補充されて、とても満足し ているのです。
さて、その「メモリアルブック」、私がお気に入りの写真と記事をご紹介しましょう。まず、写真では、たぶん1977年春頃に撮影された海辺の写真(三陸?宮古?場所不明)が4カットあります。例によってお二人が、手を取り合ったり、肩に手を回したポーズなのですが、表情がとても生き生きとしていて「PLの二人って、ほんとに仲がいいんだな」と実感させるものなんですね。「そんなのカメラマンによる演出じゃないの」と見る向きもあるのでしょうが、私にはそうは見えません。PLの本質が出ているようで、私は好きなのです。次に記事ですが、月間日記と題した1977年春の行動記録が良かったですね。この頃、ケイちゃんがステージから落ちて、脚をけがしてしまうのですが、その経緯が詳しくわかりました。完全治療まで、ケイちゃんかなり我慢していたのですね。PL旋風吹き荒れる中、多忙だったのでしょうが、なかなか大変なことでした。そう言えば、この年の年末の盲腸も、今や伝説ですね。

さて、話は変わります。
今やPL再結成メモリアルコンサートの真っ只中。先週はテレビのワイドショーで公演の模様がちょっと流れていました。今回の再結成、今のところコンサートが中心ということで、お二人がテレビで歌を披露することは無かった(コンサートのコマ切れ映像のみ、「テレビが来た日」はアニメのみ)ため、ちょっと寂しい思いをしていたのですが、先週やっと見られましたね。山咲トオルさんとの共演で「SOS」。ワンコーラスでしたが、今回の再結成では実質的にテレビ初披露でした。イントロのジャンプですが、なんかPL現役時代より高く上がっていたように見えました。UFOの脚水平上げと共に、すごいことですよね。歌う前にケイちゃんが山咲さんに向って「これは夢です!」と、おどけてみるシーンがあるのですが、このケイちゃんかわいかったですね(^^;)あとテレビですが、やはり生バンドと言うことで迫力がありました。最近のテレビはカラオケが多いですからね。
新曲は、是非テレビでたくさん披露してほしいものです。今日はこのへんで。


2003.4.6

再結成記者会見を見て

いかにも戦前の大本営発表!を思わせるマスコミ報道が多いこの頃ですが、ファンにとって待望の明るい話題となりましたね。
そうです。4月1日に都内ホテルで行われたPL再結成ツアーの記者会見です。既に多くの新聞・テレビのマスコミ報道、親衛隊さんなどHPでも紹介されていますので、記者会見そのものについては、皆様ご存じだと思うのですが・・・今日は、私なりの印象というか感想を、思うままにいきたいと思います。
最初に見たのは、記者会見翌日の朝のテレビ番組でした。テレ朝の番組が、レコードジャケット・プロフィール紹介の特製クリップなんかも流して、結構詳しく紹介してましたね。記者会見の模様は、お2人が立ってインタビューを受ける部分だけだったんですが、なかなか良かったですね。見ていて特に印象深いのは、お2人の「貫禄」(^^)と「友情」でしょうか。「体力ちょっと心配?」との質問もあったのですが、ミーちゃん「そうですね・・・体力だけの勝負じゃない。」と、あっさりかわしていました。これぞ、まさにデビュー26年以上経過した貫禄ですか。
それから「友情」。私はグループのタレントが記者会見を開く時、いつも注目していることなのですが、「1人がインタビューに答えている時、残りのメンバーは、どんな表情・視線をしいてるか?」なのです。これに結構そのグループの性格が表れるのですね。ありがちなのは、いかにもつまらなさそうな表情、「あんたブリッコ(今や死語?)して、何しゃべってんの?」とでも言いたげな冷たい視線。事務所がくっつけたグループには、意外と多いのです。PLの場合は全く逆の温かく見守るという感じで、それがとても心地いいというか、PLの魅力の一つにもなっています。なにせ中学以来の親友ですから、ハンパじゃないですね。

次に印象深いのは、「PLリアルタイム世代は、それぞれがPLの思い出を持っている。」こと。PL再結成を伝えるテレビ番組で、出演の方々それぞれにPLの思い出があるのです。朝の情報番組で、いつもは堅いニュース解説をしているような方が、「PL現役当時は高校生で、(あまりの忙しさを)痛々しく感じていた。でも、今の成熟した大人のミーちゃんとケイちゃんを見てみたい。」あるいは、お昼にTBSで、福留さんが司会をしている番組では、福留さん「皆さんはファンとしてでしょうが・・・私は仕事の仲間としてPLとは長かった。デビューするまで。引退(正確には解散ですね)の時・・・」福留さん当時は日テレ・アナでしたから、歌番組なんかでPLとは縁深いのですね。1978年末のレコ大受賞後の出迎え、1981.3.31解散コンサートの実況と、PLの大きな節目には常に福留さんがおられたことを、PLファンなら忘れないでしょう。そうそう1999年末TBS特番もありましたね。
「体がついていくか楽しみ・・・」と福留さんは、お昼の番組で最後にPLに対しエールを贈っていましたが、こんなこと言えるのも、PLと長い福留さんならではですよね(^^)他にも「学生時代『渚のシンドバッド』を余興で」とか、テレビ出演者それぞれが、PLの思い出を現に持っていることに、改めて感心しながら見ておりました。

さて、ところで、今回の記者会見のキーワードは何だったのでしょうか?全部を見たわけではないのですが、ずばり衣装(つまりミニスカート)のような気もします。この点について、お二人の積極的な発言が目立っていました。「ミニスカートあります?」に対して、お二人「もちろんです!」、ミーちゃん「PLがミニスカート履かなないで、どうするんですか?」、ケイちゃん「出す時は出さないと。」これには正直驚きました(^^;)お二人がミニスカに関して、これほど大胆な発言をしたことが、かつてあったでしょうか。過去の再結成を振り返ってみると、1990年「ロングドレスでは踊れませんね。」と婉曲表現。2000年紅白「衣装は内緒。でも脚は出します。」と比べると・・・これも時を経た貫禄というか自信なのでしょうね。そして、今回マスコミの再結成報道も衣装を強調するものが多かったですね。某新聞では「ミニ姿で120か所公演」の見出し。今日のお昼のTBS番組では、テロップに「再結成・ミニスカ」と出ていました「衣装のみで語られるPL」には疑問ですが、「衣装抜きでPLを語ることはできない」のもまた事実。45歳になったお二人が・・・ということ で話題性は大きいようです。突然、森高千里さんの歌「私がオバサンになったら」?の歌詞が突然脳裏に(^^)・・・「(私がオバサンになったら)ミニスカートはとても無理よ〜♪若い子には負けるわ〜♪」これを歌った森高さんは、オバサンになる前にミニスカを止めてしまいましたが、これに対して我がPLは・・・失礼!お二人年齢的には、○○ですが、外見的には若いですからね。だからこその大胆発言です(^^)ちなみに森高さんもPLのファンだったそうです。話が脱線転覆しましたが、興味ある方は衣装のぺージも見てください。
衣装と言えば、今回のツアーの告知ポスターも、公演関係のHPで公開されていますね。「ブーツにミニスカ」といったPL定番の衣装でした。このポスターを見た感想を二つ。まず「お二人の脚が細い」デビュー当時のお二人を知っている方なら、特にそう感じるのでは(^^)「ず太い感じがして、いいのでは。」これは振り付けの土居先生の当時のお言葉(^^;)もう一つ「PLにしては長めのミニ」と感じましたが、皆さんはいかがでしょうか?

話は変わって新曲「テレビが来た日」です。まだラジオでしか聞いていないのですが、作詞の阿久先生が言われる「PLが一番歌いそうにないスタイル」ですね。ただ、その唱歌のような歌の中でも、阿久先生独自のメッセージ性があるのは、すごいことだと思います。低年齢路線と批判があったPL現役時代の歌でも、メッセージ性は強かったのですね。だからこそ、PLの歌が残っているのでしょう。「みんなのうた」の番組では、アニメのみとのことですが、是非今のお二人が歌う姿をテレビで見たいですね。

最後に、一連の報道で気になったこと。「22年ぶりの表現」について。「22年ぶりのツアー」とか「単発の復活はあったが、本格的再結成は22年ぶり」ならいいのですが、省略して「22年ぶり再結成」としているマスコミも結構あるのですね。いちいち目くじらを立てる必要もないようにも思えますが、アンチPL勢力から「2000年紅白などで再結成していたのでは!」と言われてしまうので、ファンとしては気になるところ。

追加公演もきまった今、再結成活動の盛り上がりを期待しつつ・・・このへんで。


2002.11.17

ピンク・レディーとキャンディーズ

「ピンク・レディー(以下PL)とキャンディーズ(以下キャン)」というと、我々の世代には、なんとも懐かしい響きがあります。「と」に「VS」の意味が込めらていようとも、あるいは単なる比較の場合でも・・・
もし、ここで私が、PLファンの立場からキャン攻撃を始めたら、大方のPLファンの皆さんは、狂喜乱舞されるかも知れませんが(^^)私の立場は、当HPで繰り返していますが「PLとキャンはVSで語るべきものでない」「PLファンであるがアンチ・キャンではない」というものです。「唯一この両グループでVSで語れるものは、1977年一時期の衣装くらいかな」とも思えるのです。それだけ、何かにつけて比較される、両グループの違いは大きいのですね。今日は、思うがままに、両グループの違いについて、できる限り客観的に?語りたいと思います。なお、キャンについては、あまり詳しくないので、間違いがあったらお許し下さい。また、念のためお断りしておきますが、以下の駄文は、結果として「PL礼賛」になっていたとしても、けっして「キャン批判」ではありません。

出身地
PLがお2人とも静岡なのに対し、キャンは確かラン・スーちゃんが東京都内で、ミキちゃんが郡山(福島県)。「地方派のPLに対し都会派のキャン」という図式でしょうか。結構この違いは大きいのかも知れません。1977年SF77のコンサートパンフで「キャンは渋谷のイメージ、PLは池袋のイメージ」とありましたが、これにも通じているような気がします。PLというと、「派手な衣装と振り付け」に目が奪われがちですが、素顔のお2人は「素朴なまま」でした。そのギャップが、またPLの魅力でもあったわけですね。一方、キャンは都会的な洗練されたイメージが魅力だったのでしょうか。

グループの成り立ち
キャンは、あるバックダンサーのグループに所属。(ちなみに、このグループには太田裕美さんも所属していたそうです。)そこから、NHK(のある・番組?)のマスコット・ガールとして3人が選ばれ、キャンディーズと命名されたそうです。この選出の経緯について、私は知りません。3人が友人だったからなのか、目立っていたからなのか、歌と踊りがうまかったからなのか、NHKの幹部に気に入られたのか・・・一方PLは、皆さんご存じの通り、中学3年以来の大親友であり、中学(転校後の末広中学から)・高校とも同じ学校に通った同級生が「スタ誕」からデビューしたわけです。この点、ちょっとキャンは違うようです。少なくとも、同じ学校に通う同級生という間柄ではなかったようです。(そもそも年齢が違う)
あえて言えば、「デビュー前の親密度:PL>キャン」「デビューのきっかけを作ったテレビ局:PL=日テレ、キャン=NHK」でしょうか。グループの成り立ちは、結構重要だと思うのです。現役時代の活動、解散後の活動にも微妙に影響していくという意味で。

所属事務所
キャンが大手の渡辺プロ。対するPLはかの有名なT&C。
これについては、論評不要ですね。

解散発表
PLはアメリカ進出以後、解散説が流れるなか1980年に解散発表。キャンは1977年日比谷野音での唐突な解散宣言?この両者の違いは、これまた大きいですね。PLは落ち着いた雰囲気で記者会見。2人の表情には「肩の荷が降りた安堵感」から笑顔も見られました。この笑顔、2年前の「紅白辞退発表記者会見の涙」と比較して感慨深いものがありました。
一方、キャンはステージ上から、ファンに対し直接語るというか、絶叫するという感じであったようです。流行語になった「普通の女の子に戻りたい」もここから生まれました。最初の解散発表を図式化すると、PLは「記者会見=メディアを通して」、キャンは「ファンに直接」。

解散後の活動
まずは、キャンから。歌を出したのは、スー・ミキちゃんだけで、ランちゃんは出していない。そして、現在ミキちゃんは芸能界を引退している。ラン・スーちゃんの活動は女優中心。解散後の再結成は無し。
一方PLは、皆さんご存じの通り。
両者の違いは、ここでも顕著となっています。
大きな違いは、キャンが女優中心の活動なのに対し、PLの場合、(ケイちゃんの活動が近年女優中心だとしても)再結成も含めて歌に対するこだわりが見られるところ。客観的にどっちがいいとかの問題じゃないですが、この違いは不思議です。勿論、私は歌にこだわるお2人が好きなのですが。アイドル時代は、一般にあまり認識されなかったことなのかも知れませんが、「根っから歌が好き」というのが、PLの大きな特徴かも知れません。(キャンは歌が好きでない・・・とは言いませんが)
そして、再結成の有無・グループ時代をマスコミで語る頻度・・・これにも、ご承知の通り両グループ大きな開きがあります。なぜ、そうなるのか?グループの成り立ちなのか?解散のやり方なのか?・・・皆さんも考えてみてください。


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