ピンク・レディーの振り付け


「ピンク・レディーフリツケ完全マスターDVD」これはすごい!!2004.7.18


(以下の記事はvol.1を見た直後に書いたものですが、既に発売されているvol.2も、同様に素晴らしいものであることを付け加えます。両方セットで買いましょう。2004.9.26)

PLファンの皆さん!最近発売になった「ピンク・レディーフリツケ完全マスターDVD vol.1」(講談社DVD BOOK)は既にご覧になりましたか?これ本当にスゴイですね。まだお買い求めでない方は本屋へ直行!
今日は、このDVDについてあれこれと。

さて、今回発売のDVD。一言で表現すると「PLファンの長年の欲求不満を解消する優れもの」と言えるのではないでしょうか。定価3000円ですが、PLファンならば、きっとその何倍もの価値があるでしょう。ミーちゃんケイちゃんお二人と関係者の皆様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
タイトルこそ「フリツケ・・・」となっていますが、振り付けマスターに興味ない方、単に「歌って踊るPLを見たい」という方でも充分に堪能できます。「ピンク・レディーヒット曲映像集(フリツケレッスン付)」と言ってもいいくらいです。
以下、このDVDのどこが、なぜスゴイのか、私なりの見方をご披露します。長くなりますが、お気軽にどうぞ。

まず、こんな企画が「今できる」という素晴らしさです。
皆さん考えてもみて下さい。PLは今年でデビュー28年ですよ。今回収録された曲は、「ペッパー警部」から「ウォンテッド」まで。すでに発売から27〜28年が経過しているわけです。そんな曲のDVDが今発売されるということ。これは本当にすごいこと。曲の生命力の強さ、PLフリツケの素晴らしさを改めて感じます。そして、46歳のお二人が、当時の雰囲気を違和感なく今再現できるということ、これも驚嘆であります。

多種類の映像でライトなファンからマニアまで楽しめる。
私がこのDVD企画を聞いた時、最初に想像したのは、お二人がフリツケのポイントレッスンをするタイプとお二人の全身が通しで見られるタイプの2つでした。ところが、今回もいい意味で期待を裏切ってくれました。なんと1曲ごとに5タイプの映像(固定、ディレクターズ・カット、ミーステップ、ケイステップ、反転)+フリツケレッスン+メイキング(つまり1曲7パターン)があるんですね。これ本当にすごいです。DVDに帯が付いてまして、ここにその5タイプが解説してあるのですが、これを最初に見たときに「やられた」と思いましたね。このDVD、ライトなファンからマニアまで充分に楽しめるというのも、この5タイプ映像+2によるところです。例えば、PL−NETさん他の掲示板で、よく「余興でPLを歌い踊るんだけど、適当な映像はないでしょうか?」という類の質問を見かけますが、そういった実用的?なニーズにも充分に対応できます。今までのVHSビデオ映像だと、スタートが静止画像のコンサート映像だったり、テレビ用のワン(ハーフ)コーラス映像であったり、何かと不都合というか、欲求不満がたまるものでしたが、今回は全てフルコーラス。まさに、いたれりつくせりです。そして、マニア?な方がコンサート会場で踊るためにという、おそらく今回の企画のメインテーマも、固定・ステップ・反転映像とフリツケレッスンにより、充分に満たされているのですね。
そして、フリツケマスターという実用的な見方でなく、観賞用としても、これ本当にすごいです。(こればっかですが)
特にディレクターズ・カットと言われる映像。当時のテレビ映像(レベルはそれ以上)を思わせるカットの連続で、これだけでも、このDVDを見る価値が充分にあります。(私が保証します。)おそらく、当時のテレビ映像をかなり研究したのではないでしょうか。アングル・カットが最高の出来となっています。「PLの魅力が最大限に楽しめる」という表現も、けっして誇張ではありません。さらに、これでもかという感じで、ミーステップとケイステップ。これ最初から最後まで、おみ足のドアップなんですが、こういった映像もPLならでは。おそらく日本の歌手で最初の試みではないでしょうか。ちょっといい意味で?刺激が強い感じです(^^;)
さらに、全ての曲ごとに、メイキングシーンを入れることで、マニアにはたまらない貴重なものとなってます。
今でこそ、こういった映像で、メイキングを入れるということは、当然になっていますが、PLの場合、現役時代がビデオ普及前ということで、意外とメイキングの入った映像が少ないのですね。確か再会の時のビデオ「PINK EYED SOUL」(PES)くらいですか。このPESのメイキングもなかなか凝っていましたね。ケイちゃんがカメレオンをちょっと踊ってるシーンなんか、意外性があって良かったですね。「ケイちゃんが、カメレオン?」(^^;)

衣装が素晴らしい。

今回、このDVD撮影のために、曲ごとの衣装を新調したようですが、これがまた素晴らしい。基調は当時の衣装イメージを再現するものですね。PLの衣装パターンは、大きく分けると、ミニスカートかホットパンツ、足元がロングブーツかヒール(サンダル)という組み合わせで、だいたい4パターンとなりますか。ミニスカートでヒールが今回収録の5曲のパターン。ミニスカートでロングブーツというと、「ジパング」のターバンでない方の衣装。ホットパンツでヒールというと、「渚・・・」の初期の衣装。ホットパンツでロングブーツというと、「透明人間」のシースルーでない方の衣装。「サウスポー」はホットパンツにショートブーツがほとんどでしたので例外です。さて、そのようなパターンでどれが好みかは、ファンそれぞれでしょうが、私の場合、今回収録のパターン、ミニスカ+ヒールか一番好きなんですね。理由は、PLの脚線美が一番よく表現できるパターンだと、思うからなんです。
さて、当時の衣装イメージを基調としながらも、細部を見ると、当時より大胆な衣装になっているのも、今回のDVDの特徴と言えます。例えば「ペッパー警部」の衣装。スカート丈は当時より短くPL史上一番短いくらい、スリットは当時より深く、スリットからお肌がのぞく(当時はホットパンツがのぞく)ことで、脚線美が強調されています。また、「渚・・・」の衣装は、「波乗り・・・」を思わせるセパレートの衣装で、いずれも、当時よりセクシー度がアップしています。これ本当にすごいです。(またこれですが)

お二人のスタイル・動きが素晴らしい。
これは、ファンにとって自明のこと、釈迦に説法ですが。上に書いたように当時より大胆な衣装が着られて、何の違和感も無いというのも、考えてみれば(考えなくても)すごいことです。今回のDVDによって、ファンのニーズを満たすという効果の他に、こんな副次的?効果も見込めるのではないでしょうか。例えば、テレビやパソコンを通して、今のお二人の映像が流れることで、特にPLファンではないご家族の目にも止まる。そして、PLのスタイルの素晴らしさが伝わり、新たにファンにしてしまう、なんてことも起こり得るのではないでしょうか。特にオジサンには効果テキメンかも知れませんね(^^;)

PLの魅力をとらえたコメント
これも、このDVDの優れたところ。
まず帯ですが、5タイプ映像のうち、ステップ映像(おみ足アップ)についてのコメントで「ミー(ケイ)の脚線美・・・が堪能できる特別映像」そして、本の中を見ると、「・・・だけでなく、脚線美もお楽しみ頂けます。」(「だけでなく・・・も」という表現がまた、にくいですね)この表現には、思わず後頭部を殴られたほどの(大げさですね)衝撃を受けました。今まで、これほどPLの脚線美について、ストレートに強調した商品があったでしょうか。こんな表現をされる歌手が、PL以外に存在するのでしょうか。映像と共に、これらのコメントも画期的と言えるでしょう。
また、フリツケレッスンについては、「ふたりのトークのかけあいも楽しめます。」って、漫才コンビじゃないんですから(^^)・・・でも、よくPLの本質というか魅力をとらえたコメントであるなと、感心すること、しきりです。

長年の欲求不満が解消できる。
これは、先にちょっと書いてしまいましたが。
まずは、「シングルA面曲の完璧な映像集が見たいけど、いいものが無い。」という欲求不満が解消できます。
これは、ファンにとって、大変切実なもので、長年の欲求不満がマグマのようにたまり、今や爆発寸前になっていたところです。続編が期待されますね。
次に、当時テレビ映像を見ていて、ミーちゃんアップあるいはケイちゃんアップになった場合、「写らない方はどんな動き?表情?」あるいは「もっとミー(ケイ)ちゃんが見たい!」という欲求不満に対して、お二人全身固定映像で答えてくれてます。
さらに、当時、テレビ映像では、ほんの一瞬だけアップになるおみ足を見て、「もっと!」と欲求不満がたまっていた青春オジサンに対して(^^;ミーちゃんケイちゃん別々のステップ映像(曲の最初から最後まで、おみ足のアップ)が答えてくれます。ある雑誌にある講談社の宣伝コピーは「美脚のアップにクラクラ」です(笑)これ本当です。
脚線美についてはこちらも参照
当DVDが「PLファンの長年の欲求不満を解消する優れもの」と言われる所以です。

続編が期待されますね。
すでにVol.2は決まっているようですが、こんなに素晴らしい内容なら、いっそのこと、シングル全曲出して欲しいですね、第一興商さん、講談社さん!なかには、「愛ギリ」のように、当時フリツケのない曲もありますが、その場合は、フリツケレッスンだけ省略でもいいんです。要は「当時のA面曲について、衣装・動きをできるだけ忠実に再現した映像集がほしい」というファンのニーズ(爆発寸前のマグマのようなもの)に答えるものを早く商品化してほいのです。当時のテレビ映像商品化(これもお願いしたい。PL雑感その7も見て下さい)が遅れるなら、なおさら、今のお二人に再現していただきたい、というのが大方のファンの願いなのではないでしょうか。

さて、ここまで読んで、まだDVDを買っていない方は、さぞ欲求不満が大きくなったことと思われます。
さあ本屋さんへ直行!(DVDブックですので)
本屋で見つからない方は、ネットショップなんかを利用して、是非手に入れるべき!買わないと一生後悔しますよ!
最後に、講談社さん!ここまで書いたら、宣伝費いただけません?(笑)


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