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■ボニファス・キャンプ
自由の橋を渡った後、駐車場でバスを降り、国連軍のバスに乗り換えます。板門店内はこの国連軍のバスで移動します。その際、カメラは持ち込み可ですが、それ以外の持ち物はポーチなど小さな鞄を含め禁止になります。(荷物はバスに置くことになるので、盗難に注意。パスポートは必携)。その後最初に向かうのがボニファス・キャンプです。
ボニファス・キャンプはポプラ事件で殉職したボニファス大尉の名前をつけたもの。軍事境界ラインへの最前線補給基地です。近くにテニスコートなどがあるのは驚きでした。
ここで一旦講堂に入り、スライドを使って諸注意と説明が行われました。「二列縦隊で進むこと」「移動中は私語を慎むこと」「北朝鮮兵士に笑いかけたり指さしたりしない」「ポプラ事件のあらまし」「朝鮮戦争の歴史」等です。
説明・注意の後、「いかなる事があっても(例えば北朝鮮に銃撃されるなど)国連軍に責任を問わない」という宣誓書にサインさせられました。なんだかえらいトコに来たんだなぁ〜とすごく緊張した事を覚えています。サインすると、国連のゲストを示す身分証を渡されました。「板門店でこれがあなた方の命を守るものです。胸につけて絶対になくさないで下さい」と言われました。この身分証はアクシデントが発生したときに身を守る唯一の証明書になるとか。
なくすと非常に複雑な手続きがいるらしく、ツアーの最中に気になって気になって何度も胸にちゃんとついているのか確認してしまいました。
やはりここは気軽にくるところではない。危険の高いところなんだ、と実感しました。考えてみると、北朝鮮と韓国は「戦争終結」したのではなく「休戦中」で、今でも時折銃撃戦が行われる場合もある。危険なのは当たり前かな。

■自由の家
 現在の自由の家は1988年に建てられたもので軍事以外の南北の接触や交流、連絡を行う場所とか。自由の家自体の見学はなく、中を二列縦隊で通りぬけ、展望台へ。ココはたぶん昔は監視所だったのだろうな、板門店の様子が非常によく見渡せる場所でした。事前にどこの観光場所も撮影する時間は少ないと聞いていたので大慌てで撮影。友達とカメラを投げ合うようにしてお互いを撮影したあと風景の撮影を…という間に「はい移動します」のかけ声が。あわてて何枚か失敗ショットを取ってしまった。ホントに一カ所の滞在時間が短いので撮影は素早くしたほうが良いですよ。
※展望台から見えた風景。あわてて撮影したものです。

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