■はじめに
私がはじめて北京に旅したのは1992年2月。大学の卒業旅行で友人3人と中国7泊8日のツアーに参加した時で実ははじめての海外でした。紫禁城(故宮)や長城、明13陵などを訪問。特に紫禁城を訪れた時の感動は、旅から10数年たった今でも鮮明に記憶しています。今(2003.4)、実は一番行きたい所の一つでもあります。経済成長の著しい中国の首都・北京。私が訪問したときとは大きく変わっているだろうな…。




■故宮(紫禁城)
故宮は映画ラストエンペラーを見て以来、ずっと行ってみたいと夢みていたところでした。実際に見た故宮は、創造していた以上にスケールの大きなもので、圧倒されっぱなしでした。大和殿にある玉座をみて「コオロギはいないかなぁ」とすっかり気分はラストエンペラーの世界。ツアーで行ったので、半日に満たない故宮訪問だったので、超特急の見学。今度行く時は最低一日は滞在して、のんびりと気の向くまま故宮を堪能したい。
ちなみに台北にある故宮博物院にも二度行きました。こちらは、蒋介石が内戦に敗れ、台湾に逃げる際に、すでに日本との戦争の惨禍によって破壊されることを防ぐために疎開させてあった故宮の歴史的な宝物などを台湾に持っていき、その整理と展示・保存のために設立されたもの。大きなものは台湾へ持っていくことはできないので、書画やツボ、装飾品などといったものは台湾に、大きくて重たいものなどは北京の故宮に残っている。できるならば両方とも訪問することをおすすめする。