素材の形が残っているのが「プリザーブ
」、形が無くなるまで煮詰めたのが「ジャム
」と聞いた覚えがある...今回私は絶対にプリザーブにしようと心に決めた。
イチゴも梅ジャムを作った時と同じく砂糖を入れて煮詰めれば良いと簡単に思っていたが、念のため私はプリザービングの本をめくってみた。
う〜ん、見てびっくり。イチゴジャムは砂糖を入れて煮込むのではなかった!(その方法もあるが)
まずイチゴを砂糖にまぶして水を上げて、その水を煮詰めてイチゴを煮込むとある。
どうやら2日がかりの作業となりそうである。
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後発でイチゴ狩りを始めたものの、私はプラスチックパックに4箱収穫した。
山盛り4箱が私の欲望と羞恥心の境界線であった。
では、まず全体量を計ろう。
お皿に盛るとこんなものである。
私はかつてこんなにいっぱいのイチゴを目の前にしたことがない。
少し幸せ。
全部で1250gである。ちなみに97粒もあるのだ。
これに砂糖をまぶす。まぶす砂糖の量はイチゴの量の約3割
...ということは砂糖は350g
今回は、イチゴが有機栽培でないため、せめて砂糖は精製されていない物を使おうと思っていた。
そう。黒砂糖でつくろうと思ったのである。
使ったのは右の黒砂糖。300g、¥250である。
えっ、これで300g?
あと50g足りないのが問題ではなく、こんなに砂糖を使うのかいなと不安になった。
でも今回はテキスト通りにやってみよう。なんせ初体験ですから。
水洗いしてからへたを取りましょう。
仕上がったイチゴはこんな感じ。
赤と白のコントラストが結構いい感じですね。
これを黒砂糖にまぶして1日置きます。なんだか、やはり梅干しをつけている感じ。
とりあえずまぶしおわったらこんな感じになりました。
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もう、あたりいっぱいにイチゴと黒砂糖の甘ったるい香り...
見るからにおいしそうですね。
えっ、ここまでに何粒つまみ喰いしたかって?
いえいえ、自称「自然食研究家」としては作品に手は出しませんよ。本当。
さて、ここまでにまぶした黒砂糖は全体の半分くらい。
余ってもしょうがないので、残りの黒砂糖は全部上にかけました。
やっぱり砂糖に埋もれてしまった。
でも良かろう。これで一日待つことにしよう。
ご参考(プリザーブ関係の本)
■「プリザービング」:オーデット・シュウォーツ/著、山と渓谷社/刊 ¥3000
・ジャムだけでなく、食品の保存技術全般を取り扱った本。値段は高いが、プリザービングのバイブル的本
■「くだもので作るジャム&お菓子(春・夏)」:小川聖子/著、女子栄養大学出版部/刊 ¥1200
・末尾に「ジャムとお菓子の栄養価一覧」があるのが栄養士さんらしい。写真も豊富。
■「野菜と果実のプリザーブ」:ホークスみよし/著、文化出版局/刊 ¥1500
・これも保存食全般を取り扱ったもの。若干誤植が残っていたのが記載内容の信憑性を落としている。
春に保存食の本を探すのは大変。秋にはいっぱい店頭に並んでいたのに...
見つけたジャム作りの本3冊中、直接砂糖と煮込む「簡易イチゴジャム方式」は1冊、
残り2冊は「砂糖まぶし方式」が書かれていました。
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