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山あり谷あり干潟あり、福岡丸見え春のエコツアー
■ 東部埋立場見学 ■



みなさん集合(地図@)
写真中央(こっち向き)が松原さん 福岡市の中心部より「猪野」行きのバスに乗ること約1時間。福岡市東区を越え久山町に入りました。
ようやく集合場所の「片山橋」バス停に到着です。
既に車での参加組が到着しています。
この日参加したのは総勢22名(男性8名、女性10名、子供4名)です。 平均年齢は35歳前後といったところでしょうか(子供は除く)

まずは「環境共育を考える会」の松原さんより説明を受けます。
福岡市のごみ埋立場は西部と東部にあり、今回見学する東部埋立場は、埋め立て予定量では福岡市の埋立場全体の70%を占めているそうです。
松原さんのユーモアを交えたお話のおかげで、堅苦しく思われる”環境”の話も楽しく聞くことが出来ます。やはり楽しいことは大切な要素ですね。
説明の後は和やかな雰囲気の中、車に乗り合わせて埋立場見学に向かいます。

渓流公園より締切ダムを見上げる(地図A)
遠くから眺めるダムは、水を貯める普通のダムのようであります。↓
一見のどかな風景 普通のダムなら下流には大きな川があるはずですが、ここでは申し訳程度に水が流れているだけで、そこは「渓流公園」となっています。
渓流公園には、ごみの谷間に降った雨水が直接しみ出てくるのではなく、ダムよりしみ出た濃厚に汚染された浸出水は、 谷底に仕組まれた浸出液集水管により集められ「汚水調整槽」を経て、少し離れた「東部汚水処理場」に圧送され処理されています。
防水シートはどこにあるの? ←しかし、工事中の写真を見る限り、谷底に防水シートを貼っているような形跡はないし...そのため谷底より地下に浸透した水はどうなるのか非常に心配です。
この谷の隣には、飲料水用の貯水池があるのですが..
ダムの下流には「汚水調整槽」と「防災調整池」がありますが、「汚水調整槽」と渓流公園は直接はつながっておらず、渓流公園には地下水を汲みあげて水を流しているようです。
(福岡市環境局パンフレットより)

ひとつの谷をごみで埋めると言うこと(地図B)
渓流公園から眺めたダムの上部に移動します。
←移動途中で何台かの清掃トラックとすれ違い、なんだかそれらしい雰囲気となって来ました。
ここが締切ダムの上部です→
ダム天端の長さ(向こうの山までの長さ)は約130m、横幅は約8m。 ダムの表面は外観を考慮?してコンクリート状ではなく、大きな石を敷き詰めています(ロックフィルダム)。
ダムのすぐ上方は、既に埋め立てが行われており、かなり上流までも埋め立てが進んでいます。
埋立期間は昭和63年から15年間となっており、そろそろ契約が切れるそうです。その契約を巡り泥臭い政治劇があるのでしょうか。

環境局の方は「福岡のごみ問題は、あと30年は大丈夫!」と言っておられるそうですが、 そりゃ谷をひとつ潰せばごみを捨てる場所ができますわね。
福岡市民のごみ問題への意識が低いのも、福岡市がごみ捨場を確保しているから困らないのですね。 そういう意味ではとても優秀なお役所の方々なのですが、対処療法ではなく、ごみを出さない暮らしが出来るような仕組み作りをしていただきたいと思います。

東部埋立場の概要
・総面積:644,000u
・埋立面積:225,000u
・埋立容量:340万t
・埋立期間:
 昭和63年度から15年間
・総事業費:約200億円
(福岡市環境局パンフレットより抜粋)


伏谷(ふしたに)
福岡市の東部に位置する久山町にある、福岡市民のごみの埋立場があるところ。
伏谷とは良く言ったもので、一般市民の目から完全に伏せられたところに立地しています


締切ダム
中央コア型ロックフィルダム
高さ:約42m
体積
・コア部:37,000m3
・フィルタ部:25,000m3
・ロック部:138,000m3
 

広大なごみ捨て場(地図C)
ダムより2〜300m奥まったところが、現在埋め立てを行っている場所です。
本来なら、ここは谷底のハズですが、もうダムからかなり奥まったこの部分までごみで埋まっています。谷底は足下遙か30m下になります。
写真中央部の遠く水色に見えるものが清掃トラックです。この日、作業員の方は2名出られており、ブルトーザを運転される方も入れると3名での作業のようです。

このパイプから温風が出ています 埋め立て地の、いたる所にパイプが突き出ています→
このパイプは地中の通気を良くするためのもので、このやり方は松原さん曰く「福岡方式」だそうで、谷底まで空気を入れることで微生物の働きを利用して有害物質を分解しているそうです。
確かに、このパイプからは発酵熱によると思われる生暖かい空気が出ていました。でもかなり高濃度の汚染物質も出ているような気もしますが...

この東部埋立場は、東部清掃工場からの焼却灰、東部破砕処理センタからの不燃物を埋めています。
トラックがごみをおろす ブルトーザが土をかぶせる 説明を聞く間、約10分間隔でトラックが出入りしています。
トラックで運ばれたそれらのごみがばらまかれると、すぐさまブルトーザでごみを均し土をかぶせているようです。
ブルトーザの周りには多数のカラスが舞っており、「ここは焼却灰などを埋めているはずなのに、なぜ..」と疑問がわきました。
埋立場の断面をよく見ると、破砕された不燃物と土とが層になっているのがわかります。 ここは産業廃棄物も埋め立てているため、清掃トラックのほか一般の車も廃棄物を持ってきているようです。
見学の間にも一般車両が2〜3台、ごみを処分しに来ていました。


そして、この谷がごみで埋まる(地図D)
↓この赤い線まで最終的にごみで埋まる予定です
遠く中央部に見える白い部分が、地図Cの場所です。
締切ダムのある場所は、まだその向こう側になります。

←現在の様子
 (立花山より望む)

  埋立後(想定図)→
     (2000.4.1)
私たちは、なぜこのようなことまでして大量生産/大量消費/大量廃棄を続けなければならないのでしょうか...

この社会は、あといくつ谷を埋めれば過ちに氣づくのでしょうか...

すべての谷がごみで埋め尽くされる前に、本当に大切なことに多くの人々が氣づいてくれますように...

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