最近は、梅雨が明けたかどうだかわからない季節の巡りになってきました。 雨の降り方を見ても、福岡では熱帯性の天候になりつつあるようです。 この日も朝から小雨の天候でしたが、時々はお日様が射す不思議な空模様の中で作業を行いました。 今日は、田植え後始めての草取りです。 |
■草に負けている! 田植えから3週間が経ちました。 前回まっさらで、稲しかなかった畑ですが、今回見てみてびっくり。 こんなに草が生えています。 この前、この畑には陸稲しか生えていなかったのですが、今は草の絨毯になっています。 稲の成長よりも夏草の成長が早いために、このままでは夏草の勢いに負けそうな気配です。 これを見ると、完全に草に負けていますね→ 田植えの時に立てた竹の標識も、ほとんど草に埋もれています。 本来はもう少し早く草取りをすればよかったのでしょうが、今ここで夏草を押さえておけば、これからは大丈夫ではないかと思います。 でも、もう若干成長に悪影響を与えているようです。 さて、今回の道具はこれだけ。そう、ノコ鎌です。 自然農では「ノコ鎌1つあれば、何でも出来るね」とよく聞きます。 今日はこれだけで作業が出来そうですが、私は前回の田植えで「シャベル」を使ったし、畝作りや里芋掘りでは「シャベル」は必須ですね。 でも、あと使うのは鍬くらいでしょうか? これからいろいろな経験の中で道具を使うでしょうが、基本的にはとてもシンプルなもので作業が出来そうです。 畑の様子ですが、ご覧の様にどれが草だかわからない状態です→ 普通の草ならだいたい区別出来るのですが、稗との区別は難しいです。茎の節々に「ヒゲ」があるのが稗で、無いのが稲と教わりました。 その見分け方と、1列に植えた位置関係より稲以外の雑草を刈り取ります。 「えっ!自然農は草取りするの?」と言われそうですが、草取りもするのでした。 ただし、夏草冬草の区別、「そのときの畑の状態でどの程度刈れば良いのか」等を考慮して、刈り取る事が大切です。 刈り取りすぎると虫に食われますし、残しが多いと草に負けて成長が遅れます。 普通、一列刈って一列残す刈り方をすることが多いようですが、今回は、今後畑に来られる回数が少ないことと、 稲も在る程度成長しているために、一氣に全部刈り取ることとしました。 1時間程度かけて草取りが終わりました。 次に、油粕を播きます。またまた「えっ!自然農は肥料をやるの?」と言われそうですが、肥料もやるのでした。 ここはまだ地力が弱いために少量の油粕を入れます。 入れたのは、この量。→ 約1Kg程度入れました。 油粕は朝露が完全に乾いた状態で播かないと、葉に付着してしまい、その後が焼けてしまいます。 ですから、朝露が乾いた午前11時頃からの作業を開始しました。 ←パラパラ播いて回った後は、朝露が付いていなくても油粕が葉の上に載っている状態のものが多いです。 その場合には藁などで稲をはたくようにゆらして、葉に付いた油粕を落として行きます。→ 来たときは雑草が多かった畑も、どこに稲が植わっているか分かるようになりました。 これだけ刈っておけば、夏草の勢いよりも稲の成長の方く大丈夫でしょう。 暑い中での草刈り作業でしたが、どうにか「オーガニックプラネット 農林21号」の竹標識も見えるようになりました。 これからしばらくは、畑に来れそうにありませんので、少し安心したのでした... (でも、恐るべし夏草の勢い!。実はこの後、あっという間に生えてきて稲の成長を阻止するのでした)
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