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2002年8月〜12月

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2002年8月16日

問 : 「人間の三大欲求とは、食欲、睡眠欲、『 』である」。『 』に適切な単語を入れよ。
注意 : この場合「適切な」は「正しい」と同意語ではありません。私は数学屋(の卵)ですが数学ではありませんので、常に正しさを追求するとは限らないのです。
こんなことを急に思いついたのにもそれなりの理由があるのですが、それはさておき。何か面白い解答を思いついたら、とある友人にでも捧げることにします。ちなみにこの場合「捧げる」は「このサイトに載せておき、彼が訪れるのを待つ」と同意語ですが。

そういえば、食事と睡眠は摂らないと命に関わるけれども『 』にはそこまでの深刻さはないわけで、そう考えると三大欲求のうち『 』だけ異質ですよね。ユークリッド幾何学における平行線公理のごとく。そこで、ユークリッド三大欲求に対抗してリーマン三大欲求があってもいいじゃないか、と発想したのが冒頭の問題の原点です。(うそ)
さらに考えると、食欲を満たすには食物という犠牲が必要ですが、睡眠欲なら眠るだけでひとりでに満たされます。その意味で食欲と睡眠欲の間にもある種の相違点が見られますね。2次式と2次関数の関係ぐらいには。
なお、朝寝坊して朝食を食べなかったり、パズルに熱中して30時間ほど飲まず食わずだったときもしっかり睡眠は摂っていたことから、私の場合食欲より睡眠欲が上回っているようです。と、どうでもよさそうなことを分析してみたり。

「人間の三大欲求とは、食欲、睡眠欲、『分析欲』である」。面白くないですね。

閑話休題。(←「閑話休題」ぐらい一発で変換してね、MS-IME。)

相手との相互理解を円滑にするためのお手軽な遊び(名前はまだない)について。
人数 : 基本的には二人。道具 : 特になし。紙と鉛筆があると吉。
遊び方ですが、まず質問者と回答者を決めます。次に、質問者はいくつかの単語を提示します。回答者は提示された単語のうち最も好き(嫌いでも可)なものを選び、質問者はそれを予想します。予想が当たっていれば質問者の勝ち、外れなら回答者の勝ち。
しかる後に、回答者(可能なら質問者も)は自分の選択の理由を相手に説明します。その過程でお互いの好みや考え方が浮かび上がってくる、という寸法です。

といっても、まだ一度も試していないのですが。折を見て。

2002年9月6日

先日、NSAのフロアバレーチームの練習に参加してきました。
その日も変化球打ちの練習に勤しんでいたのですが、1本会心のスパイクが打てました!が、そういうときに限ってどんな風に打ったのか定かでないんですよね…
それと、練習後にフロアバレーへの聴覚障害者の参加について話しましたが、そのときは何とかなるのではないか、という意見で一致しました。よかったです。

2002年9月7日

「変化球打ち」と書くと、なんだか野球のバッティング練習みたいですね。
「カーブしている球を打つ」のではなく「カーブするように球を打つ」のが正解です。念の為。

ところで以前、縁有って就職試験を控えた学生さんに数学を教えることとなったのですが、この人、三段論法や集合などの論理系はちゃんと解けるのに、方程式などの計算問題が大の苦手でして。
まぁ、そもそも数学なる学問の根本概念は「論理」「集合」であり、数や多項式などの体系はそれら根本概念の上に定義された数ある公理系の中の一つに過ぎず、従って計算だけできて論理がわかっていない多くの人より、論理がわかっていて計算が苦手なこの人の方が遥かに数学を理解しているのである。などと主張することもできますが、いくら理屈をこねてみたところで就職試験は待ってはくれないので、何とかしてこの学生さんに計算問題をちゃんと解けるようになってもらわないといけないわけでして。どんな試験内容か知らされていないから、下手にヤマを張るのは危険ですしね。
というわけで、じっちゃんの名にかけて!じゃなかった、数学者の卵の名にかけて、計算問題をちゃんと解けるようにしてみせる!と自らに気合を入れて特訓開始。

「この解答の式の流れをそのまま見つめなさい。あなたにはもうできるはず」
「SPIに考える時間なんかねーよ!カンで解くんだよカンで!カン!センス!ひらめき!」
「同じようなことを三日前にも注意した!やる気がないのか!」
(注 : この特訓風景はフィクションであり、実在の人物とは関係ありません)

さて、そんなこんなで何とか合格を狙えるレベルにまで達することができ、よくぞここまで辿りついた我が精鋭たちよ!(一人だけど)という気分で迎えた就職試験当日。果たしてその結果は。

…作文だけなんだったら、最初からそう言ってほしかったなぁ。

おまけ。
「先発藤井、中継ぎ五十嵐、抑え高津」というわかりきった状況より、「先発佐々岡、抑え小山田…あー誰を中継ぎに使えばいいんだ!」という状況こそが真の「勝利の方程式」だろう、と思うのは私だけでしょうか。
「代入」した後で間違いに気がつくことが多い、という点でも類似性があるかと。

2002年9月16日

昨日は寝不足でした。
前日の夜中まで修士論文の原稿を書いていたのが悪いのですが、とにかく寝不足でした。どれくらい寝不足だったかというと、朝ここに書く話題を思いついたのに、今日になったらすっかり忘れているぐらい寝不足でした。って寝不足関係ないのかも。
ともかく、忘れたのが数学のアイデアでなくて本当に良かった…

2002年9月22日

朝、最寄駅までジョギングで完走したり、
シュウマイを30個買ったり、
梅沢由香里四段の五段昇段を知ったり、
急行電車が本来停まらない駅に停まったり。
そんな平凡な日常。だが忘れるなかれ、『敗北』の二文字は平凡な日常こそを棲家とすることを。

まぁ、平たく言うと先日見事に敗北を知ってしまったわけで。
相手が強かったのは確かなのですが、それにしたってあんな大事な局面から手拍子で悪手を打つなんて、自分の集中力の無さに呆れてしまいますね。フロアバレーと違って、一手のミスで即逆転し得るゲームはこれだから怖いです。あれが人生を賭けた一局だったりしたら、と思うと背筋が凍るばかり。

2002年9月27日

先日、名前の末尾が感嘆符な某有名サイトで見た、スポーツニュースの記事の一部の要約。
「レアルマドリードに所属するフィーゴ、ジダン、ロナウドの移籍金の総額は約200億円。これはカンボジアの年間国家予算の約2倍にあたり、W杯の会場にもなったとあるスタジアム(←日本国内。名前は失念)が二つ買えるほどの額である。」
…ええっ!あのスタジアム、カンボジアの国家予算の1年分近くも掛かってたの!?(←記者の意図を外れた反応)とか真っ先に思うようになったら、無駄に数字に強くなった証拠です。きっと。
多分そういう人って、「9」で全戦引き分ける確率を即答できたりするんでしょうね。ちなみに362,880分の1ですけど。

ところでふと思ったんですが、自分の過去の発表作に少しの改良を加えて新作としたもの、という意味の「焼き直し」という言葉ですが、いったい何を「焼き直し」たのが語源なのでしょうね。
陶器?それとも刀剣?気になって気になって。

2002年9月28日

サッカーは「蹴球」、ラグビーは「闘球」、ビリヤードは「撞球」。このように世の中には、横文字の名前の他に漢字で書ける和名を持ったスポーツが数多く存在しています。
和名、カッコイイですよね。私はかなりラグビー好きなんですが、ラグビーを「闘球」と言うことを知ったときには思わず拍手喝采したくなりました。こんな力強くて雰囲気ピッタリの名前、誰が考えたんでしょうね。あと、「サッカー部」ではなく「ア式蹴球部」と銘打っているうちの大学の某サークルも渋みがあって良いです。
で、思ったのは、フロアバレーにもそんな和名を付けられないかなぁ、と。

まず第一に主張したいのは、「床排球」では全くもって駄目だということです。
その1、「排球」(バレーボール)の「床」(フロア)版、というのでは余りに安直だし、いかにもバレーボールの亜流という気がしてよろしくない。
その2、やはり和名は漢字一文字に「球」でなければ。漢字二文字は長いし印象に欠ける。
その3、そもそも最近、フロアバレーは本当にバレーボールに似ているのか?という疑問を抱いている身としては、競技の形状を説明するという最低限の役目すら果たせているか疑わしく思える。
とまぁ、もろもろの事情から「床排球」は却下。そこで代替案をいくつか考えてみましたが…。

「転球」。ボールが床を転がる様子からの連想ですが、パッと見「投げて転がす」ように思えてしまうかも。ボーリングやゴールボールと間違われる恐れが。
「滑球」。スパイクされたボールが床の上を高速ですっ飛ぶ様子はフロアバレーの大きな魅力なので、それを表現するのが狙い。ただ、それを「滑る」と呼ぶのはちょっと違和感がありますかね。
「跳球」。狙いは上に同じですが、やはり違和感が。跳ねてないもんなぁ。転がってるだけだもんなぁ。
「這球」。サッカーで「地を這う強烈なシュート」とか聞いた気がするので。でも、自分で考えておきながら、尺取虫が這っている様子を連想してしまった…遅そうだな〜。あと、「這」の音読みがわからないという難点も。
「叩球」。スパイクを打つ様子を表したもの。叩くという表現が馴染む球技は他にゴルフぐらいしか思いつきませんが、ゴルフは「打球」と言うらしいので重なる心配はなさそうです。ただ、スパイクに比重がかかり過ぎる嫌いはありますが。

と、どれも帯に短し襷に長しでして。何か良い案はありませんかねぇ。

おまけ。
先日本屋で見かけた、心の琴線に触れた本。「カバディ ルールと戦術」。
…衝動買いを堪えるの大変でした。ええ。

2002年10月9日

以前も紹介しましたが、フリーのタイピングソフト風ギャグゲームSpeedStrokerについて。
以前の紹介でも強調した通り、このソフトを尋常ならざるタイピングソフトたらしめているのは、「問題文を各自が自由に編集できる」という特色に他なりません。問題文を追加するのも自由、削除するのも自由。しかし、否、だからこそ、貴方は貴方の打つ問題文に関して何の言い逃れもできないわけで。自己責任の上で成り立つ自由。此れ即ち本来の自由の姿なり。
というわけで、我が家のSpeedStroker君がギャグゲームと化してしまったのも、全ては(中略)。子は親の鏡とはよく言ったものですなあ。

で。
ヒカルの碁SST。佐為編&番外編(単行本1〜18巻)にまつわる台詞と台詞以外のものが入っています。
上で散々ギャグゲーム、ギャグゲームと言っておきながら、あまりお笑いな布陣にはなりませんでした。やはりこの漫画はギャグ漫画ではないのだなぁ、と再認識。個人的には「江戸むらさき特急SST」クラスの笑える問題が欲しかったのに。
なお、使用される方へのお願いですが、トップページの注意書きを守った上で(こんなのをお金出して買う人がいるとも思えませんが)、各人の責任において使用して下さい。あと、万が一問題データの入力ミスがありましたら是非お知らせ下さい。

2002年10月14日

お互いの嗜好を予想する遊び。試しました。
出題者が自らの嗜好などに関する三択問題を出し、それを解答者が当てるという形式で、互いに10問ずつ出し合いました。結果は私が5問正解、相手が6問正解。正解率が約5割ということは、かの竹下景子氏とほぼ互角ということですか(違)。
では、私が出題した問題の一例を。「関根勤、萩本欽一、いっこく堂(以上敬称略)の3人の中で、私が一番好きな芸人は誰でしょう?」。なお、正解者には賞品の類は出ませんが、ささやかながら非常に感心させて頂きます。

この遊び、未だにまともな名前がついていないので、いろいろ名前を考えてみたのですが、代わりに「職業三択の女王」とかいうろくでもないネタばかり考え付くので、とりあえず名無しのまま熟成の方向で。

閑話休題。(←少しは賢くなったな、MS-IME。)

「驚愕!『私の彼は左利き』をフルコーラス暗唱する女子大生!!」。実話です。子育てを終えて社会人入学した主婦、とかいうオチではなく、「女子大生」と聞いて誰もが想像する通りの年齢の人だそうです。
カラオケで『いちご白書をもう一度』を熱唱したりと、年齢に不相応な古いネタと馴染みのある私もこれには驚愕しました。やられた!というのが素直な感想。流石は敗北をプレゼントしてくれた人物の友人だけのことはある、と妙に納得。またも敗北を知らしめようというのかっ!?
なお、敗北の件を思い出したついでに『強敵(とも)にささげるバラード』という替え歌を発想するも、長い台詞部分を拵える気力が無く断念。とかやってる時点で他人のことは言えないのだろうな、と再確認してみました。

2002年10月22日

たまに風邪なんか引くとろくな事がない。
だからって、しょっちゅう風邪を引くのはもっと勘弁してほしい。
人間万事塞翁が風邪。風邪の日には風邪の日なりの楽しみもある。
風邪に耳有り障子に目有り。風邪はどこに潜んでいるか解らない。ついでに、風邪を引いている人も。
子供は風邪の子。しっかり自己管理のできる大人なら風邪引かないのかな。そうでもないのだろうな。
風邪は引いても忌避(ひ)かれるな。寒気がするからって、フード付きの黒ダッフルコートにメガネにマスクに黒ズボンという服装はどうだろうか。後輩にも気付いてもらえなくなるし。
明日は明日の風邪を引く。昨日は発熱だったのに、今日は殊の外喉が痛くて。

というわけで、風邪を引きました。後は私が馬鹿であることが証明されれば、古より伝わる言い伝えの反例が見つかったことになるわけですな。
あ、「学者馬鹿」の意味の馬鹿で良いのならもうとっくに(後略)。

人に物を教えて給料もらっている(TA)身で馬鹿馬鹿言うのもよろしくないことに気付いたのでこのへんにしておいて。
そんな厄介な状況の中、先日も数学の演習のTAに行ってきました。いや、行かなくて済むならその方が有難かったのですが、その日は担当の先生も他のTAの方々もみんなして不在だったので、行かざるを得なかったのです。演習自体は一応事無きを得ましたが、後から思うと、数学とは関係ないところで頭に力の入っていない発言を多発していたようです。
でも、数学に関することだけは嘘を言っていなかったと信じてます。というか信じたい。

とまぁ、あまり本調子ではないそんな頭で思い付くことといえば、「矢部、岡村、上島って、全員(中略)の名前じゃないか!じゃあ、次の新入部員は肥後?寺門?」とか、「そっか〜、倉田さんってアキラ君より囲碁歴短いんだね〜」とかしょうもない話ばかりなので、早く風邪を治さねば、と決意を新たにした次第であります。

ところで、先程紹介した忌避ファッションでキャンパスの人込みを歩いた感想。
あの格好だと、フードのせいで視野が狭くなる上に、音も聞こえづらくなり、さらにはマスクとの兼ね合いでメガネがほぼ曇りっぱなしなんですよね。これはちょっとした障害体験だと思いました。実際何回か人にぶつかりそうになりましたし、帰りに車道の脇を歩くのも結構怖かったですし。あれで傘をさしていたらなお悪かったのですが、幸い雨は止んでいました。

だからというわけでもないですが、「嗅覚障害者」の検索結果。確かにあまり耳にしない概念ではありますが、ヒット数11件(2002年10月22日現在)とはえらく少ないですね。どうやら技術的にもまだまだサポートが難しい状況だとか。早く様々な環境が好転されますことを。

2002年11月11日

風邪はとっくに完治していたのですけれども。

一昨日はTAの仕事でレポートの採点をしていました。
前までは、家で黙々と仕事をするのが一番効率的だと思っていたのですが、そのときの仕事の進み方を見て、そうでもないのだなぁ、と考え直しました。

そして、採点も無事終わったので、昨日は久しぶりにフロアバレーの練習に行ってきました。
ここ一週間ほど考えていた新しいスパイクの打ち方を試したのですが、ぶっつけ本番で、打っているときにも余り手応えが無かった割に、今までと遜色無い速さだったので自分でも驚きました。また、助走をほとんどしないので安定性は今までより良く、しかも疲れにくい、と良いことずくめです。
しかし、こうまで上手くいくと、今までスパイク練習に費やした時間はいったい何だったのだろうか、とも思いますね。まぁ、改善しようと思って試みた工夫によって実際に改善したのだから、その点は素直に喜ぶべきなのでしょうが。

2002年11月29日

「脱力」を用いる打ち方を試合の緊張する場面で使うのは難しいですね。精進あるのみ。

11月25日から28日までの4日間、京都大学で行われた研究集会に参加してきました。去年も参加した集会ですが、去年と違うのは、今年は私も講演したという点です。
今回の私の講演は、Coxeter群とそのparabolic subgroupについて、元のCoxeter群におけるcentralizerの一般的な構造と、およびそれを具体的に決定するアルゴリズムを提示するというものです。内容を詰め込み過ぎて聞きづらい講演になってしまった気がして残念なのですが、ある大先輩から「論文が出来たら読みたい」と言って頂けたのは嬉しかったです。早く修論を書かなければ。

ところで、今回の集会で私が行動を共にしたグループの間で、あの懐かしのルービックキューブが爆発的に流行しました。集会の休み時間も、移動中も、宿に着いてからも常に誰かが取り組んでいるという具合に。
私は初心者なので、通常の一辺3のキューブが相手でしたが、上級者の方々は一辺4の新型キューブと格闘していました。集会中に一度だけF氏が完成させていましたが、通常キューブにも歯が立たない人間には信じられない世界です。というか一辺4のキューブなんていつの間に販売されていたんですか?なんかこの調子だと一辺が5だの6だのといったキューブも遠からず出回りそうなのですが、と思っていたら、一辺5のキューブは見たことのある方がその場におられました。うーむ。
なお、街中でルービックキューブに興じる団体を見かけたら、さりげなく会話の内容を探ってみるとよいでしょう。その中に「対称群」「オービット」「位数」などといった単語が含まれていたら、まず間違い無く数学関係者です。ええもちろん実話ですとも。

ご存知でしたか?「右面を手前に90度回転し、手前の面を時計回りに90度回転」という操作は、105回で元に戻るんですよ。きっとこれからは、湯船で子供が100数える代わりに、キューブが元に戻るまで(後略)。

2002年12月4日

も〜い〜くつ寝ると お正月?(←算数の問題)

それはさておき。
久しぶりにGoogleを嗜んでみました。ので、その報告など。お題は当サイトの文中に現れる単語。なお、各結果に関する記述は2002年12月4日現在の状況に基づいています(つまり、後から更新はしていません)。

フロアバレー。何故かポールポジションでした。逆に言えば、フロアバレー関係のサイトの層が薄いということですね。なので素直に喜べず。
SpeedStroker。まだ少ないなぁ。せめて両手で数え切れないぐらいの数(指1本が「曲げ」「伸ばし」の2通りの情報を持てるので、両手だと10ビット分)はあっても良いと思うのですが、約10分の1とは。
最後の審判。意外と美術関係でないサイトが多いです。これなら件の詰将棋についてのサイトが混ざったり、あまつさえ検索結果の1ページ目に登場していても違和感ありませんね。というかこんな具合だから「絞り込み検索」という機能が必要になるわけで。
362,880分の1。こんな単語(ではないか)で検索する自分も自分ですが、Googlewhackに勝つどころか二桁もヒットしてしまうとは…。

そうこうしているうちに、Googleをフル活用したリンク集というアイディアを思いつきました。が、状況が状況なので実現は当分先になるでしょう。やるとしたら結構面倒ですし。

2002年12月26日

何故夢の中でまで数理パズルを解かなければならんのだ!?(いや、面白かったのですがね)

さて。
人間の有り方を説く数々の思想、特に宗教的な思想の一部には、「精神を向上させるためには肉体は邪魔である」という類の主張が散見されます。曰く、肉体があるせいで快楽に流されて堕落する、と。以前は私も、これらの主張を「ふむふむなるほど」などと聴いていたのですが、最近は、これらの主張は自分とは合わないな、と確信するようになりました。いや、別にいくらでも堕落して構わないというのではなくて。

例えば、「肉体は精神の入れ物」という捉え方があります。これを「肉体が邪魔」な方々は「だから中身である精神のみに集中すればよいのだ」と受け取るのかもしれませんが、私の考えは違います。だって、本当に中身を大切に考えるのであれば、入れ物にも気を使うものでしょう?そうでなければ、「ビールの美味しくなる陶器のコップ」なんてものが普及したりしないはずでしょう?
折角身体のある存在に生まれてきたのですから、精神に対してそうするのと同様に、身体を操り、理解する術を少しずつでも会得していきたいものです。というか頭を使うことばかりしていたかつての私に、身体が主張し始めたんですよ。「自分たちを見ろ!」と。そしてフロアバレーを始めて、身体が発した喜びの声を聴いたときの湧き上がるような感覚。私はそれをきっと忘れないでしょう。

というわけで、修士論文の提出日が近付きつつある中でも、フロアバレーの練習に行ったり身体に関する本を衝動買いしたり、バレエを見て踊り手達の動きの安定性に感心したりという相変わらずの日々を送っていましたが、いい加減ラストスパートに入りますので、しばらく更新しません。次回の更新は論文を提出した後です。

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製作者 縫田 光司(ぬいだ こうじ)  連絡先はこちら

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