過去のニュース(その2)

2003年1月〜6月
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2003年1月22日

あけましておめでとうございます。

管理人多忙につき更新を休んでいた間に2回も練習がありました。
1月13日、王子にて通常練習。参加者はIKKKNSYの7人とゲストのU氏。K氏のうちの一人は久しぶりの参加。U氏はお馴染み。N氏は管理人ではありません(管理人は欠席)。
その日は練習後に新年会を行ったそうです。ちょっとここには書けないこともあったらしいですが。何があったのか知りたい方は、一番怪しいと思うメンバーを個人的に問い詰めれば教えてもらえるかも。
また1月18日にも王子にて通常練習。参加者はKKNSYの5人。今度こそNは管理人です。5人で3時間の練習は中々ハードでした。

さて、年初ということで管理人の独断による2002年(昨年)アミーゴス五大ニュース。
第5位は「仙台合宿・嵐の中の闘い」。夏に催された仙台での合宿中、宮城盲学校関係者を主体とするチーム「ずんだ」と練習試合を行いました。その白熱した闘いに感応したのか、天候が崩れ始め、終にはスコールと呼べるほどの大雨に。雨音で声が届かないため、危うく屋内競技にも関わらず雨天中断になってしまうところでした。あと、この合宿で某氏の武勇伝がまた一つ増えたのですが、これに関しても個人的に問い詰め(後略)。
第4位は「サンフラワーカップ参加断念」。2001年に初参加した夏の全国大会サンフラワーカップ。昨年も参加を検討していましたが、諸般の事情で不参加となりました。というか詳しくは書きませんが、あの条件ってアミーゴスのような若いチームにはかなり不利ですよね。
第3位は「アミーゴス公式サイト開設」。…まぁ管理人の独断ということで。とはいえ、このサイトを見てアミーゴスへの参加申し込みメールを送って下さった方もおられますし、意味のあることだと思っています。
第2位は「新メンバー加入」。以前のニュースに書いたM氏の加入により、アミーゴスは総勢13人となりました。やはり仲間が増えるのは嬉しいものですね。
そして第1位は「神奈川リーグ初参戦」。まずは決して多いとは言えない人数の中、不戦敗を出さずに6試合戦い抜いたことだけでも成果と言えると思います。また戦績も3勝3敗の五分とまずまずの結果でした。ただ、上位陣を切り崩せなかった(惜しい試合もあったのですが…)ことが6位という順位に現れていると思います。その点を改善して、次回は是非上位入賞、そしてAリーグ昇格を果たしたいものです。

では、今年もよろしくお願い致します。

2003年2月9日

2月1日、王子にて通常練習。参加者はIKKNYの5名。翌日の大会に向けて最終調整をしました。
なお、練習終了後の食事中、某氏の爆弾発言が飛び出したりしたのですが、ちょっとここには書けません。

そして2月2日、筑波大付属盲学校にて関東大会一回戦、対ビッグウェーブ戦。メンバーはGIKKNSYの7名(前衛4、後衛3)。
対戦相手のビッグウェーブは、今期の神奈川リーグの結果AリーグからBリーグ(アミーゴスのいるリーグ)へ降格となったチームで、正直降格するのが不思議なチームなのですが、やはり壁は厚く、0-2のストレート負けを喫してしまいました。
ただ、敗れはしたものの手も足も出ないというわけではなく、攻撃でも守備でも随所に見せ場は作っていたと思います。来期の神奈川リーグでまた対戦できるはずですので、そのときには是非雪辱を果たしたいものです。
それにしても中々トーナメントで勝てない…

ちなみに、今日は大会二日目(最終日)が行われているはずです。結果はいかに。

2003年2月16日

2月15日、王子にて通常練習。参加者はIKNSYの5名。近頃は忙しい人や腰痛の人が多くて参加人数が少なめです。その分運動量は多かったと思いますが。

先週、先々週に行われた関東大会の結果を入手しました。一般の部の優勝者は、アミーゴスを破ったチームを破ったチームを破ったチーム、平たく言えば「おにく」で、4年連続4回目の優勝だそうです。今年も強かったですね。

もう一つ、来期の神奈川リーグについて。
我々アミーゴスの所属するBリーグは、前回同様、二つの予選ブロックに分けられ、その結果に応じて1〜4位決定戦と5〜8位決定戦を行うことになったようです。つまり、全てのチームと対戦できるわけではないということで。
前回6位に終わり、雪辱したい相手に事欠かない我々としては少々残念ですね。まぁ、せめて対戦できるチームには勝ちたいものです。

2003年3月3日

3月2日、王子にて通常練習。参加者はIKKKMNSYの8名に、ゲストにNSAのA氏、それに筑波大付属盲学校の現役高校生や元高校生、体験に来られた初心者の方にNSAからの取材の方も含め、総勢15名!(プレイしたのは13名)ととても賑やかな練習となりました。
初心者のお二人も、遠慮の欠片も無い経験者達のプレイに負けずに大健闘していました。もし自分が初めからこれだけ上手だったら、今頃はもっと上手くなっていただろうに、と管理人が思いながらプレイしていたというのは内緒の話。
なお、夜の練習だったのですが、帰りに埼京線が人身事故の影響で止まるという非常事態に見舞われました。家路に2時間近くかかる人が複数いたのですが、その後無事に帰宅できたのでしょうか…

また同日、今度の神奈川リーグの対戦表を入手しました。
せっかく日程表を拵えたのでそちらも参照して頂けますと幸いですが、我々アミーゴスはL&G、ファジー、ビッグウェーブと予選Yブロックで対戦することになりました。3チームとも、去年の神奈川リーグや先日の関東大会で対戦したチームです。

というわけで、今度の神奈川リーグの展望など。
Bリーグ予選Xブロック(アミーゴスと反対側)は、昨年度Aリーグの湘南クーカーズ、昨年度Bリーグ3位で後衛が強力なあじさい、それと前後衛バランス型のファミリー、ドランカーズの4チームが集まりました。
管理人はクーカーズのチームカラーを知らないのですが、このブロックは混戦が必至だと思います。特に、ファミリーが昨年の神奈川トーナメントでクーカーズを破っているというのが混乱に拍車をかけています。あじさいも実力は充分ですし、ドランカーズも、日によってメンバー構成が一変するチームなので予測がつきません。
星勘定が難しいブロックなので、当事者は大変でしょうが、観る分には見応えの有るブロックだと思います。

Bリーグ予選Yブロック(アミーゴスのいる方)では、ビッグウェーブとファジーが後衛主体、L&Gが前衛主体のチームだと思います。(アミーゴスはどっちでしょうね。バランス型?)
客観的に分析すると、ビッグウェーブが頭一つ抜けていて、残り3チームの争い…となるのでしょうが、そう簡単にいくとは限りません。ビッグウェーブが2敗する可能性は低いとしても、セット数の関係によっては2勝1敗でも3位になる可能性があるからです。
ビッグウェーブに対して、他の3チームが勝つか、勝てないまでもフルセットまで粘れば面白い展開になるでしょう(勝つのがアミーゴスならなお良し)。

Aリーグは、やはりライトセンターの完全優勝(セットすら落とさない)をどこが阻止するのかが注目されます。
一時、後衛のレギュラーが相次いで移籍したライトセンターですが、前衛後衛ともに戦力の底上げは順調のようです。対抗馬としては、昨年度2位、ここ数年で唯一ライトセンターからセットを奪っているV-QUICKと、去年の神奈川トーナメントでライトセンターを追い詰めたエストレジャ(元ナチュラルポジション)が挙げられます。
関東大会で「おにく」と互角に戦った悟空倶楽部、東京大会でナチュラルポジションと激しい打ち合いを演じたミッキーズにも上位を切り崩す力はあるでしょう。また、昇格組の川崎リバース、ファルコンにも、残留に向けて健闘が期待されます。
Aリーグは、各チームの特色が濃く反映される面白い試合が多いです。どの試合も、選手としては勉強になり、観客としては堪能できること請け合いです。

2003年3月13日

3月9日、千葉にて千葉マリンファイターズ、ファルコンの両チームと練習試合を行いました。結果は…
…驚いたことに連勝してしまいましたよ。ファルコンはAリーグに昇格したチームですし、千葉マリンファイターズもファルコンと引き分けるぐらい力のあるチームなのですが。
アミーゴスの過去の実績からすると、練習試合とはいえ、このレベルの相手に連勝したというのは快挙と言えましょう。神奈川リーグに向けて弾みをつける、価値有る勝利となりました。

…という文章が虚しくならないように、神奈川リーグでも頑張らねば。

2003年3月23日

3月16日、フェイカーズ、NSA両チームの方々を練習に招いて、フェイカーズ対アミーゴスNSA連合で試合形式の練習を行いました。アミーゴスからはIKNYの4名が参加。
前回あんなことを書いたことですし、気合を入れて臨んだのですが、K氏、E氏の実力者の前衛コンビ相手に弾き返されました。まだまだ、ということですかね。
ともあれ、練習に来て下さった両チームの皆さん、ありがとうございました。

また21日には、4月から北海道で新生活を始めるK氏の送別会を行い、総勢7名が集まりました。って、練習より多いではないですか。氏の人柄が伺えますね。
さらに、後衛のアタックで抜群のコントロールを誇る会計担当のG氏も、本業が忙しいこともあって、4月からは助っ人に専念されることとなりました。氏のアタックの安定感は、アミーゴスの他の後衛の大いなる目標でもありました。時間ができたときにでも、また一緒にプレイできることを願っております。

2003年3月30日

3月29日、王子にて通常練習を行いました。アミーゴスからはINN(←こう書くと宿屋みたいですね)の3名が参加、それ以外にゲストの方々が3名参加されました。
ここだけの話、東京都障害者スポーツセンターの体育館は5名以上いないと団体利用できないんですよ。なので、参加して下さったゲストの皆様には本当に本当に感謝しております。

ところで、色々な筋から耳にした話によると、このところ東京や神奈川のチームでは、選手の、それも主力級の選手の移籍がかなり活発に行われているようです。
サッカーの世界では、チーム戦術と自分のプレイスタイルの兼ね合いでの移籍や、選手層の厚いチームから出場機会の得られるチームへの移籍、レベルの高いチームへの武者修業、下位リーグ落ちしたチームの主力選手が上位リーグのチームへ、など様々な要因により非常に活発な移籍が繰り広げられていますが、まさかこんな身近なところでその縮図とも言うべき状況が繰り広げられていようとは…。
まぁ、趣味の世界ですので、金銭的な要因で移籍するというケースは流石に無いでしょうが。あ、交通費を浮かすために近場のチームに移籍するというのは考えられますかね。

と、そのような話を聞いて考えたのは、上記のような要因で移籍する選手が存在するということは、フロアバレー界のチーム事情や戦術がそれだけ多様化していることの現れであろうということです。
特に戦術については、前衛と後衛というタイプの異なる選手が共存している競技ですから、必然的に「前衛主体」「後衛主体」「前衛後衛バランス型」の3種類の異なるチーム戦術が生じます。しかもそれに加えて、パス回しの仕方や守備陣形などの戦術も、チームによって実に様々な形態が見られます。そもそも、前衛がブロックで脚を曲げるか伸ばすか、後衛がスパイクのときに助走するかしないか、という点でさえ一定していないわけで。
チームや選手に個性があり、それらがぶつかり合うことで試合として、スポーツとしての魅力が生まれるのだと思います。その、魅力の根源である個性が育ってきているのですから、フロアバレーはもっともっと面白いスポーツになると期待できます。個人としても、アミーゴスというチームとしても、その魅力の一端を担えるようになりたいものです。
翻って、現在の6人制バレーボールが(中略)。いや、別に6人制に恨みがあるわけではないのですが…

話題は変わって、先日の全国大会、エンジェルカップ一般の部の結果を一部入手しました。
優勝は神奈川のLコンドルセンター。ライトセンターとファミリーの合同チームだそうです。いつもながら強いですね。王者健在。
準優勝は名古屋のキングシャッチー。このところ立て続けに全国大会で準優勝しているらしいです。対戦した某氏によると、まだまだ強くなる可能性を秘めたチームだそうですので、次回こそは打倒ライトセンターを成し遂げられることを期待します。
第3位は東京のV-QUICK。どの大会でも安定して上位に入るのは流石と思わされます。神奈川リーグでも、ライトセンターとの試合が注目されます。
第4位は福岡のF-Lions。アミーゴスが初参加のサンフラワーカップで撃沈させられた相手の一つ。う〜む、雪辱するのがとても大変になってしまったようです。しかしいつかは。

このエンジェルカップで2002年度のシーズンも終わり、来週、4月6日には神奈川リーグがA,B両リーグとも開幕します。なお、アミーゴスは二年連続のBリーグ開幕戦を戦います。
さあ、いよいよ2003年度、フロアバレーの春が到来します!

2003年4月9日

4月6日、今年度の神奈川リーグが、Aリーグはライトセンター、Bリーグは藤沢太陽の家でともに開幕しました。

まずはBリーグ。第1試合、我々アミーゴスがL&G相手に開幕戦を戦…うはずでしたが、L&Gの選手が3人しか揃わず不戦勝となりました(記録上は21対0で2セット連取)。アミーゴスにとっては初めての経験です。
まぁ、試合をできなかったのは残念ですが、「早朝の集合時間」という強敵に対して遅れを取らなかったからこそ得た不戦勝ですので良しとしましょう。練習試合はできましたしね。

第2試合は、アミーゴスと同じくYブロックのビッグウェーブ対ファジー戦。ですがこの試合でも、ビッグウェーブの前衛が足りずに後衛のエースの選手が前衛に回るというハプニングがありました。それでも接戦に持ち込むのは流石ですが、結局は粘るビッグウェーブをファジーが押しきる形で2セット連取し、ファジーがビッグウェーブを下しました。
この試合では、ファジーの後衛のエースK氏の、安定した切れ味鋭いスパイクが光りました。次の試合も期待…している場合ではないですね、何しろ次はアミーゴスとの対戦ですから。

Xブロックに移って、第3試合はあじさい対ファミリー戦。ようやくメンバーのちゃんと揃った試合です。
事前予想(管理人の独断)では、あじさいの後衛のスパイクをファミリーがどう凌ぐか、の勝負になると見ていたのですが、蓋を開けてみるとあじさいの後衛が3人揃って不調でした。自然とファミリー優位で試合は進み、2セット目の中盤辺りからようやくあじさいのスパイクが順調にネットを潜るようになりましたが、時既に遅し。結局、ファミリーがストレートであじさいを下しました。
と書くと何かファミリーがまぐれ勝ちしたみたいですが、決してそんなことはなく、仮にあじさいの後衛が好調だったとしても互角に戦ったことでしょう。前衛のエースのO氏が移籍した影響が心配されていましたが、杞憂だったようですね。

第4試合は湘南クーカーズ対ドランカーズ戦。管理人はクーカーズの試合を見るのは初めてなので楽しみでしたが、チームワークが良く、長いラリーを続ける守備力と集中力の高さは流石に元Aリーグ、と思いました。一方ドランカーズは、去年と比べて後衛の選手が一人増えていましたが、その人がチームの要として良く働いていて、チーム全体のレベルが一段上がっているように思えました。
試合は、両チームとも非常に良い粘りを見せ、長いラリーの応酬となり、一時は時間内に2セット終わるかどうか心配になりました(何しろクーカーズは、去年のリーグでもミッキーズ相手に2セット終わらなかったという前科がありますし)。が、最終的には、尻上がりに調子を上げていったクーカーズがドランカーズを振り切り、2セット連取して、無事に時間内に終了しました。

この結果、Xブロックはクーカーズとファミリーが1勝で抜け出し、1敗のあじさいとドランカーズが後を追う展開となりました。早ければ4月20日に上位ブロック進出チームが決定します。
またYブロックは、アミーゴスとファジーが1勝、ビッグウェーブとL&Gが1敗です。こちらは昨年度の上位チームが揃って敗れるという先の読めない展開になりました。次回は勝ちチーム同士、負けチーム同士の直接対決ですので、下位ブロックへ回るチームのうち片方は4月20日に決定することになります。

続いてAリーグ。こちらは試合を見ていないので詳しいことはわかりませんが、第1試合はライトセンターが川崎リバースを2対0、第2試合はV-QUICKがファルコンを2対0、第3試合はエストレジャがミッキーズを2対0、第4試合はライトセンターが悟空倶楽部を2対0でそれぞれ下したとのことです。この結果、2試合消化しているライトセンターが2勝で暫定首位、後にV-QUICKとエストレジャが1勝で続き、ミッキーズ、悟空倶楽部、リバース、ファルコンが1敗となっています。
次回のAリーグは5月11日。勝ちチーム同士、強豪同士のV-QUICK対エストレジャ戦は第4試合です。好ゲームが期待されますね。見に行けるといいのですが…

2003年4月17日

4月13日、王子にて通常練習。参加者はIKNNSYの6人と、ゲストにミッキーズのM氏とS氏、それと管理人の点訳サークルの後輩2人でした。ゲストの皆さん、ありがとうございました。
時間が2時間と短めということで、ずっと試合形式だったのですが、後輩達が初心者とは思えないようなプレイをしていて感心しました。もし自分が初めからこれだけ上手だったら、今頃は…というのは以前も同じようなことを書いた気がするのですが、本当に思っているのだから仕方がありません。
なお、肝心のアミーゴスの面々は、その日はどうも単純なミスが目立っていましたね。まぁ、試合の分をここで使い果たしたということで、20日の試合では締まったプレイをしたいものです。

2003年4月21日

リンク集に川崎リバースのページを追加しました。どうやらあちらからもリンクを張って頂けるようで、嬉しく思います。
そのうち是非一度お手合わせ願いたいものですが、そのためにも何とかしてAリーグに…

4月19日、王子にて通常練習。IKNNSYの6人で試合前の最終調整を行いました。
前回(13日)の練習で目立っていた単純なミスもちゃんと修正できたので、このままの流れで試合に臨みたいものだと思いつつ、

さて翌日。4月20日、ライトセンターにて神奈川Bリーグの二日目が行われました。

第1試合はビッグウェーブ対L&G。初戦ではメンバー不足にも祟られて星を落とした両チームですが、本来は力のあるチーム同士なわけで、期待通りの熱戦となりました。
後衛主体のビッグウェーブに前衛主体のL&G、ということで、どちらが自分達の領域に相手を引き込めるかが勝負の分かれ目となります。ビッグウェーブは、エースは切り札としてたまにスパイクする程度で、他の後衛からの攻撃が多かったのですが、それでも中々の攻撃力を発揮していました。逆にL&Gは、個々の前衛の力は充分通用していましたが、得意の横パスの切れ味がもう一つだったのが惜しいところです。
結果、接戦となった第1セットを奪ったビッグウェーブが次のセットも取って、2対0のストレート勝ちでした。

第2試合は湘南クーカーズ対あじさい。管理人は本日のベストゲームになる(うちの試合は置いといて)と勝手に予想していたこの試合ですが、ちゃんとメンバーを揃えたクーカーズに対して、あじさいは主力の後衛3人のうち、一人が欠場、一人が負傷中ということで、厳しい戦いを強いられました。
クーカーズは、威力のある後衛のスパイクと前衛の両サイドからのオープン攻撃を織り交ぜて、多彩な攻撃で主導権を握ります。対するあじさいは、レシーブでよく粘り、一人万全な後衛のアタッカーも素晴らしい決定力を見せていたのですが、アタッカー一人で何とかするにはクーカーズの守りは堅すぎました。というわけでクーカーズがストレート勝ち。

第3試合はファミリー対ドランカーズ。ファミリーは初戦に引き続き、前衛が足りずに後衛の選手を前衛に送り込んでいましたが、対するドランカーズも、前回のクーカーズ戦で奮闘していたアタッカー二人が欠場していました。
試合は終始ファミリーのペースで進みます。堅い守りと後衛のエースのスパイクが光るファミリーに対して、ドランカーズも前衛のエースの力強いスパイクを中心に食い下がります。それでも徐々に点差が開いていき、ファミリーがエースを温存し始めるような余裕の展開に。そのままファミリーが2セット連取しました。
ファミリーの前衛のエースU氏は不調だったので(本人談)、ドランカーズが初戦並のメンバーを揃えていればあるいは、と思われましたが、ドランカーズにとっては惜しいところです。

そして第4試合、アミーゴス対ファジー戦。アミーゴスの出場者はIIKKNNSYの8名。
第1セット、立ち上がりからファジーのエースK氏のスパイクが火を吹きます。出だしから大差をつけられ、中盤以降は取ったり取られたりのまともな展開になりましたが、序盤の失点が余りに大きく、大差で第1セットを失います。
続く第2セット。第1セットの反省を活かし、フォーメーションの修正を行った結果、段々K氏のスパイクを拾えるようになり、こちらの攻撃も機能し始めます。K氏の打ち疲れ?もあってか、第1セットとは逆にアミーゴスが大差でこのセットを奪いました。
そして勝負の第3セット。しかしここに来て、今まで出ていなかった勿体無いミスがアミーゴスに出始めます。それでも1点差まで詰め寄ることが出来たものの、そこでファジーのK氏の本日一番のスパイクが炸裂し、再度突き放されます。結局9対12の時点で90分時間切れとなり、第3セットはファジーが勝利。結果、1対2で惜しくも敗れてしまいました。
敗因は色々あると思うのですが、結局は、勝負どころでミスが出たアミーゴスと、一番のプレイを見せたファジー、という対比が全てを物語っているのでしょう。様々な意味で、もっと強くなりたい、強くならなければ、と思わされた一戦でした。

これらの試合の結果、予選Xブロックは上位2チームと下位2チームが確定しました。次回は2連勝したクーカーズとファミリー、2連敗したあじさいとドランカーズが対戦します。前者はどちらも総合力のあるチームですが、ファミリーの後衛のエースアタッカーがクーカーズの守りを切り裂けるか否か、が勝負のポイントになるのではないでしょうか。後半戦の前哨戦としても非常に楽しみな試合です。また後者の2チームも、全敗では後半戦の士気にも関わるでしょうし、鬱憤を晴らすような好ゲームが期待されます。
一方予選Yブロックは、ファジーが2連勝で上位ブロック進出が確定、続いてアミーゴスとビッグウェーブが1勝1敗で並び、L&Gは2連敗で下位ブロックへ回ることになりました。次回は行き先の決まったL&Gとファジーが対戦し、そしてビッグウェーブとアミーゴスが残る一枠を賭けて戦います。
初戦の不戦勝のおかげで折角セット数有利になったのに、結局勝つしかない状況になってしまいました。しかも相手は強敵ビッグウェーブ。とはいえ、Aリーグ昇格を目指すならいずれは叩かなければならない相手ですし、2月の関東大会の借りも返しておきたいところ。
次回のBリーグは6月1日、場所はけやき体育館。大一番は、その日の第4試合にやってきます。

2003年4月29日

何故にうちのチームは練習試合だと調子良いですか?

というわけで、4月27日、ミッキーズの皆さんと練習試合を行いました。
アミーゴスの参加者はKKNSYの5名、と人数が足りなかったのですが、ミッキーズも前衛の人数が足りなかったのでお互い様ということで。

結果は、全部で5セット行って、うち4セット取ることが出来ました。
とまぁ、これだけ見るとAリーグのチーム相手に大勝という驚異的な結果なのですが、ミッキーズも決して充分なメンバーではなかったわけで、その辺を割り引いて考えた方が良いと思われます。
でも、割り引いて考えてもなお、アミーゴスにとっては上々の結果ですけどね。

終わった後で、ミッキーズのある方から「あれだけできればビッグウェーブともいい試合できるよ」とお褒めの言葉を頂きました。
というわけで、次回のビッグウェーブ戦も頑張りましょう。お世話になった方を嘘つきにはしたくないですからね。
ミッキーズの皆さん、色々とありがとうございました。

ところで、腰の具合は大丈夫なの?>北海道(在住。出身ではない)のK氏

2003年5月5日

5月4日、王子にて通常練習。アミーゴスの参加者はIIKKNNNS(←音声ブラウザ泣かせ)の8名。他にゲストとしてミッキーズのM氏とファミリーのU氏が参加して下さいました。有難いことです。
ちなみに3人の参加者Nのうちの一人は、あみーごす通信がきっかけで(←重要)最近加入された長崎在住(!)の方です。これで北は北海道、南は九州まで会員が揃ったことになりますね。ついにアミーゴスも全国区の仲間入り?

その日は、人数が揃っている(それでも二人足りませんが)ということで、紅白戦を3セット行いました。
セットごとにメンバーを入れ替えたにも関わらず、管理人は3戦全敗してしまいました。まぁ、相手もほとんどがアミーゴスのメンバーですので、相手が上手だったと考えるのが精神衛生上よろしいのではないかと。

練習後は久々に長々とおしゃべりしていたのですが、その中でU氏から、音声読み上げソフトの難儀な習性について教わりました。あと、パソコンで「ぁぃぅぇぉ」のような小文字を打つときにどのキーを使うか、で皆の意見が分かれたりもしました。
以上を踏まえた上で私信かつテスト。例えば「XO醤」という単語はどのように読み上げられますか?

2003年5月22日

管理人多忙につき更新が滞っておりました。すみません。だからというわけではないですが、字を少し大きめにしてみました。それと、仙台合宿の日程が変更になり、それに伴って7月26日の通常練習が中止となっております。関係者の皆様はご注意下さい。

5月10日、久々に国立での練習がありました。アミーゴスの参加者はIKNNSYの6名。他にミッキーズの皆さんと、お馴染みのU氏が参加されました。
その日は2時間と短めの練習時間でしたし、ミッキーズの皆さんもいらしたということで、アミーゴス対ミッキーズ+Uで試合形式に終始しました。ちなみに結果は1セットずつの五分五分。…だから何でこう練習試合だと(後略)。

そうそう、練習が終わってから気がついたのですが、ミッキーズの皆さんは翌日リーグ戦を控えていたのですよね。しかも2試合も。
まぁ、怪我もありませんでしたし、2セット目はミッキーズのリードで終わりましたから、ミッキーズの方々にとっては丁度良い調整になった…ら良いなぁ、と思いつつ、

さて翌日。5月11日は、ライトセンターにて神奈川Aリーグのリーグ戦4試合が行われました。
この日は、V-QUICK対エストレジャ(元ナチュラルポジション)という3強同士の直接対決(第4試合)を筆頭に、好取り組みが目白押しということで、アミーゴスを代表して管理人が現地取材を敢行しました。
以下はその観戦記です。なお、以下の文責は管理人(縫田光司)個人にありますのでその点ご了解下さい。

2003年度神奈川リーグ Aリーグ第2節(5月11日、ライトセンター)

3強を脅かすのはどちらか…目の覚める熱戦はミッキーズに軍配(第1試合)

第1セット
ミッキーズ 21-15 悟空倶楽部
第2セット
ミッキーズ 21-17 悟空倶楽部
セットカウント
(勝)ミッキーズ 2-0 悟空倶楽部

第2節第1試合は、いわゆる神奈川リーグ「3強」に最も近いと言われる2チーム、ミッキーズと悟空倶楽部の対戦です。
実力伯仲の両チーム、前節は共に3強の一角相手に黒星スタートとなっており、連敗は避けたいところです。この両者の激突は、朝の眠たい空気を一変させる熱い戦いとなりました。

第1セット、序盤はミッキーズがペースを掴みます。悟空倶楽部の守備陣のわずかな隙を、後衛(背番号1)の正確なアタックが切り裂きます。6-3とミッキーズのリード。
一方、立ち上がりに遅れを取った悟空倶楽部ですが、エース(後衛、背番号4)の奮闘で流れを戻します。鋭いスパイクが立て続けに決まり、9-9の同点に追いつきます。

そのまま一気に逆転を狙う悟空倶楽部に、沈黙を守っていたミッキーズのもう一人のアタッカー、背番号11(後衛)が立ち塞がります。長身から繰り出される回転のかかった重いサーブが悟空倶楽部を揺さぶり、失いかけた流れを再び引き寄せます。
4点連取されて13-9となったところで、たまらず悟空倶楽部がタイムアウトを取ります。しかし流れを止めることはできず、その後もタイムアウトやメンバーチェンジで転換を図ろうとするも、結局ミッキーズが6点差をつけてこのセットを奪いました。

両チーム特にメンバー交代もなく臨んだ、続く第2セット。今度は、取って取られての膠着状態から先に抜け出したのは悟空倶楽部でした。背番号8(前衛)の力強いアタックなどで、3-5とこのセット初の2点差をつけます。なお、近くで観戦していたV-QUICKの某氏曰く「悟空はいつも立ち上がり悪いからなぁ」とのこと。するとこのセットが悟空倶楽部の本領発揮か?
しかしミッキーズも流石、すかさず反撃開始し、6-5と逆にリードを奪います。その後も一進一退の攻防は続き、11-8とミッキーズ3点リードの段階で、悟空倶楽部このセット初のメンバーチェンジ。

この頃から悟空倶楽部に、失点に直結するミスが目立ち始めます。
これは劣勢の中奮闘していたアタッカー陣の打ち疲れもあるでしょうが、その打ち疲れを誘うべく、ブロックへの的確な指示で相手に圧力をかけ続けたミッキーズ司令塔(背番号3)の働きも見逃せません。そうしてミッキーズが16-8と大量リードを奪います。

しかしこのままでは終われない悟空倶楽部。見事な集中力を発揮し、連続得点で16-12と4点差まで詰め寄ります。そのまま同点、あるいは逆転も…
と思われましたが、次のラリーを奪ったのはミッキーズでした。17-12。そしてミッキーズはタイムアウトを取ります。
この、悪い流れを切るのにタイムアウトに頼るのではなく、自分たちで一度流れを止めてからタイムアウトで駄目押しする、という采配は上手いと思いました。確かに本当に悪い流れは、タイムアウトだけでは止まらないものですよね。勉強になります。

結局、ほぼそのままの点差(21-17)でミッキーズが2セット連取しました。

この結果、ミッキーズは1勝1敗の五分に星を戻し、弾みのついたところでダブルヘッダーの2戦目に臨むことになりました。
対する悟空倶楽部は2戦2敗。次節はエストレジャ、V-QUICK相手にダブルヘッダーという厳しい戦いが続きますが、一つでも勝って後半戦に繋げたいところです。

余談。
悟空倶楽部は6人ちょうどしかいないのかと思っていましたら、人数増えてました。これでもう不戦敗の心配は無用?

「残留」だけでは終わらない…昇格組、川崎リバースの健闘光る(第2試合)

第1セット
V-QUICK 21-15 川崎リバース
第2セット
V-QUICK 21-10 川崎リバース
セットカウント
(勝)V-QUICK 2-0 川崎リバース

第2試合は、今期からAリーグに復帰した川崎リバースが、エンジェルカップ第3位の強豪V-QUICKに挑みました。
V-QUICKは、一部メンバーの到着が遅れるハプニングがあったものの、ほぼ万全の布陣。対する川崎リバースは、事前の情報によると今リーグからメンバーを大きく補強した模様。新旧メンバー間の連携の良し悪しが鍵となるでしょう。

第1セット、序盤からV-QUICKが優勢に立ち、ほぼ3点リードのまま進みます。V-QUICKの武器の一つ、後衛の強力アタッカー陣は本日も好調の様子。
一方川崎リバースも、劣勢ながらも良く食らい付いていきます。後衛背番号1、前衛背番号13の両選手ら、新メンバーが良く機能し、強力な攻撃を見せます。9-8と1点差まで詰め寄り中盤へ。

このまま逆転したかった川崎リバースですが、地力のあるV-QUICKがじわじわと引き離しにかかります。気が付くと16-10と大量リードに。
個人的には両チームのプレイにそこまでの差があるとは思わなかったのですが、この辺りがV-QUICKの試合巧者ぶりでしょうか。たまらず川崎リバースがタイムアウト。

流れを再び自分たちへ、との川崎リバースの願いを発ち切ったのは、それまで温存されていたV-QUICKのもう一つの武器、前衛のテンポの良いパス攻撃でした。
結局点差は詰まらず、21-15で第1セット終了。

第2セット、V-QUICKは前衛の連携の要、背番号5を投入し、一方の川崎リバースもメンバーを入れ替えて巻き返しを図ります。

このセットは序盤から一方的な展開へ。V-QUICKは変わらず好調な後衛と、前衛のパス攻撃に加え、前衛後衛間の大きなサイドチェンジという第3の武器を披露します。
強力な後衛と速攻の上手い前衛という特徴を活かした攻撃に川崎リバースは翻弄され、大量リードを許してしまいます。その後もV-QUICKの連続ノータッチサービスエースという離れ業などもあり、流れを決定付けます。

川崎リバースの連携が徐々にずれ始めたこともあり、大量リードを保ち続けたV-QUICKが、21-10でこのセットも奪いました。

勝ったV-QUICKは、前節と合わせて2連勝となり、山場の一つ、ダブルヘッダー2試合目のエストレジャ戦に臨みます。一方の川崎リバースは連敗スタートに。

この試合、結果だけ見るとV-QUICKの完勝ですが、川崎リバースも決して内容は悪くなく、その潜在能力の高さは充分に見て取れたと思います。
事実私以外にも、ミッキーズの某氏からも川崎リバースを難敵と捉えたコメントを頂きました。試合を重ね、メンバーの連携がより深まれば、ただの「残留」以上の何かをやってくれるかもしれない、そう思わせた戦いぶりでした。
それだけに、そこに完勝したV-QUICKの強さが改めて浮き彫りになったとも言えます。試合を見届けた後、戦いに向け真剣に対策を話し合うエストレジャの2選手の姿が印象的でした。

移籍した元エース、古巣への「恩返し」なるか(第3試合)

第1セット
ミッキーズ 11-21 ファルコン
第2セット
ミッキーズ 21-16 ファルコン
第3セット(90分時間切れ終了)
ミッキーズ 14-4 ファルコン
セットカウント
(勝)ミッキーズ 2-1 ファルコン

第3試合は、昇格組のもう一チーム、ファルコンが、第1試合の熱戦を制したミッキーズに挑みました。
ファルコンは今シーズン、多くのメンバーが新加入しました。後衛のエースを移籍で失う苦しい台所事情の中、残留に向けた試合とチーム作りを並行するという難しい戦いが続いています。
一方のミッキーズは、第1試合の疲労が残っているのか、大きくメンバーを入れ替えてこの試合に臨みました。

第1セット、取って取られての序盤から、初めて2点差をつけて抜け出したのはファルコンでした。前衛背番号6のアタックが連続してオーバーフェンスを誘うなど、5-7とリード。

一方のミッキーズは、ファルコンから移籍した元エースら後衛2枚のアタックを軸に試合を組み立てようとしますが、絶妙なタイミングで移動するファルコンのブロックにことごとくスパイクが吸い込まれ、リズムを掴むことができません。
ファルコンの前衛の、広いブロックからの速攻や好サーブが面白いように決まり、8-15と大量リードを奪います。

ここでミッキーズは、本調子の出ない前述の元エースに替えて、第1試合で活躍した切り札、背番号11の選手を投入します。
しかし、この圧倒的な流れを止めることはできず、その後もリードを広げたファルコンが、11-21という大差で第1セットを奪いました。

第2セット。後の無いミッキーズは始めから背番号11を投入、一方のファルコンは第1セットの再現を狙います。

このセットも先にペースを掴んだのはファルコンでした。新加入の後衛が時折見せる見事なスパイクなどで4-6と2点差をつけます。
しかしミッキーズも、後衛アタック陣の調子が上向き始め、すかさず7-7の同点に追いつきます。ここでファルコンが1度目のタイムアウト。
その後、ミッキーズが10-7と突き放しにかかれば、すぐさまファルコンも追いすがり、12-12の同点で中盤を迎えます。

試合を決めたのは、ここからのミッキーズの4連続ポイントでした。16-12。これでファルコンは2度目のタイムアウトを取ります。
しかし2度目の追い上げはならず、リードを保ったミッキーズが21-16とこのセットを取り返し、勝負は最終第3セットに持ち込まれます。

今シーズンのAリーグでは初の最終セットへ。しかしファルコンの健闘もここまででした。
第3セット開始早々、ミッキーズが連続ポイントを奪い、その後もリードを広げ続けます。結局、14-4とミッキーズのマッチポイントとなった時点で時間切れ終了となり、90分の戦いに幕が降ろされました。

ファルコンにとっては非常に惜しい敗戦でした。特に第2セットも途中までは五分に進めていただけに、12-12からのラリーを落としたのが痛かったですね。あそこでリードを奪えていれば逆の結果になっていてもおかしくはなかったと思います。
次節は同じ昇格組の川崎リバースと、王者ライトセンター相手のダブルヘッダーですが、この試合を活かして次も良い試合を期待します。
一方、冷や汗ものの勝ち方をしたミッキーズ。次節は休みなので、その間に課題を修正して次に臨みたいでしょう。次回の相手は川崎リバースです。

エストレジャ強し!3強同士の直接対決は意外な大差に(第4試合)

第1セット
V-QUICK 10-21 エストレジャ
第2セット
V-QUICK 16-21 エストレジャ
セットカウント
V-QUICK 0-2 エストレジャ(勝)

注目の第4試合、先の試合でまた強さを見せつけたV-QUICKと、近年急速に力をつけて3強の一角に現れたエストレジャの激突です。

エストレジャの前身であるナチュラルポジションは、以前は後衛の固い守りを中心に試合を組み立てるチームという印象がありましたが、ライトセンターの、というより日本のエースであろうF氏が加入したことをきっかけにメンバーの移動が相次ぎ、チームカラーが様変わりしました。
昨年度も神奈川トーナメントで王者ライトセンターをあと一歩まで追い詰めるなど躍進を見せましたが、今年度はさらにこれまた全国レベルの前衛の選手が加入し、よりパワーアップしています。
そのエストレジャと、同じく全国トップクラスの力を備えたV-QUICKの試合ということで、試合前から期待が高まります。

第1セット開始直後は、お互いに点を取り合う静かな展開。
しかし2-3とエストレジャリードの局面から、エストレジャのエース(後衛背番号10)の強力サーブが爆発します。途中V-QUICKに二度もタイムアウトを取らせ、結局8点もの連続ポイントを奪い、2-11と大量リードを奪います。

その連続ポイント中、エストレジャの新加入選手、前衛背番号21が見事なプレイを見せます。威力、素早さ、正確さと三拍子揃ったアタックに加え、コート内を縦横に動き回る機動力でV-QUICKの守備を掻き回します。
一方のV-QUICKは後衛陣がやや不調の様子。それでも並のチームとは比べ物にならないのですが、この強敵相手には僅かな隙も命取りになりかねません。

ようやく長い連続サーブを切り、V-QUICKも反撃を期して、第2試合で見せた大きなサイドチェンジで揺さぶりをかけます。対するエストレジャも、10番、21番の強力なアタックを中心に受けて立ちます。

中盤、7-15とエストレジャリードの場面で珍しいプレイが飛び出します。
エストレジャの後衛(普段はあまりスパイクを打たない選手のようです)のスパイクがネットの下端にわずかに当たり、勢いを失ったボールは、ほぼセンターライン上でそのまま停止。ストップボールとなり、判定の結果僅かの差でエストレジャの得点となりました。
「魔球」とも言うべき奇跡のスパイクに、活気付くエストレジャベンチ。結局、10-21でエストレジャがこのセットを奪います。

得点詳細(左がV-QUICK、右がエストレジャ)
第1セット
0-1 → 1-1 → 1-2 → 2-2 → 2-11 → 4-11 → 4-13 → 5-13 → 5-14 → 7-14 → 7-16 → 8-16 → 8-18 → 9-18 → 9-19 → 10-19 → 10-21

続く第2セット。V-QUICKは到着の遅れていた後衛の選手がようやく現れます。

このセットも第1セットと同様の展開で始まりました。1-2の場面からまたしてもエストレジャが10番のサーブで、一気に1-7とV-QUICKを突き放します。
その後、2-8の場面から、V-QUICKも連続ポイントで5-8と追い上げます。

その後、エストレジャが5-10と2点取った後のラリーで事件は起きました。何と、エストレジャのローテーションミスが判明し、5-8の段階に戻して試合が再開されたのです。
この一連の判定に関しては少々思うところがありますので、後にそれを記しておきます。今更言っても手遅れなのですが、観客が試合に首を突っ込むわけにもいかなかったので…

そんな紆余曲折の末試合再開。後から見れば、その次のラリーを奪えなかったのがV-QUICKにとっては痛いところでした。結局、反則指摘前と同じ5-10に。
エストレジャは、第1セットにも増して、前衛の高速トスからの10番のアタック、という黄金パターンが冴え渡ります。一方のV-QUICKは、エストレジャのプレッシャーに押されてか、珍しくミスが目立ち始めます。

終了間際、12-20とエストレジャのマッチポイントから、V-QUICKが4連続ポイントと最後の追い上げ、そして意地を見せますが、時既に遅し。
16-21でこのセットを終え、エストレジャがストレート勝ちを収めました。

得点詳細(左がV-QUICK、右がエストレジャ)
第2セット
0-1 → 1-1 → 1-7 → 2-7 → 2-8 → 5-8 → 5-10 → 6-10 → 6-11 → 7-11 → 7-13 → 8-13 → 8-14 → 10-14 → 10-17 → 11-17 → 11-19 → 12-19 → 12-20 → 16-20 → 16-21

上記のローテーションミスの扱いに関して。
状況はこうです。まず線審が事態に気付き、その指摘をもとに記録員がチェックしました。すると、現在のサーブ順に移ってからのラリーで、ずっとエストレジャがローテーションミスを犯していた(らしい、です。私は記録用紙を見ていませんので)ことが判明したのです。
その結果、5-8の段階に戻して試合が再開されました。

何が気になるのか、少しややこしい話になりますがご了承下さい。
まず、5-8の場面の前のラリーではV-QUICKが得点しました。つまり5-8の場面でのサーブ権はV-QUICKにあったわけです。
で、そのラリーをエストレジャが取って5-9となります。ここでサーブ権がエストレジャに移り、ローテーションが行われたわけです。
次のラリーもエストレジャが取り、5-10となります。ここではローテーションは行われませんでした。
そしてその次のラリー中に、「現在のサーブ順に移ってからずっとローテーションミスがあった」という判定がなされたわけです。

しかしもしそうであれば、ローテーションミスが起こっていたのは「5-9の場面」「5-10の場面」の二つのラリーだけで、5-8の場面(←現在のサーブ順に移る前)ではミスは起こっていなかったはずです。
ですから、ルールに従い、反則中に得たポイントを無効にした後のエストレジャの得点は、8点ではなく9点のはずです。
さらに、エストレジャは反則を犯したのですから、相手のV-QUICKに得点が入ります。従って得点は5点ではなく6点になるはずです。しかし実際には5-8の段階から再開されました。これは審判団のミスではないでしょうか?

この一連の騒動では、最初に反則に気付いた線審本人が選手への説明にあたっていました。しかし、ルールに則るなら、記録を司る記録員、及び記録員の仕事をコントロールする副審が説明にあたるべきであったと思います。
それでこの騒動が回避できたかどうかは定かでないにしても、下手をすれば試合を壊しかねない事態なわけですから、責任の所在は明確にすべきだと思います。
まぁ、今回は幸いにも、得点の訂正が小規模だったため大事には至りませんでしたが。私自身もC級審判員の端くれとして、他山の石としつつ。

さて感想。流石に一流のチーム同士の戦いとあって、観戦していて圧倒されっぱなしでした。
特に感心したのが、並の守備なら一撃で切り裂ける攻撃力をお互いに持っているのに、一つ一つのラリーが長いことです。高い攻撃力に目を奪われがちな両チームですが、やはり強豪になるには相応の守備力も必要、という事実を再確認させてもらいました。あとはサーブの威力と安定度もですね。

そして、そんな堅い守備を翻弄できるエストレジャのF氏のスパイク力はやはり並外れていますね。あの好選手揃いの試合の中でも頭一つ抜けているという印象を受けました。

それにしても、あのV-QUICK相手にこれだけ見事に勝ったエストレジャ、想像以上の強さでした。これはいよいよライトセンターも危ないかもしれません。
そのエストレジャは2連勝となり、次節は悟空倶楽部戦です。一方のV-QUICKは2勝1敗となり、次節は同じく悟空倶楽部との対戦です。

余談。エストレジャは、ユニフォームを見る限りestrellaと綴るようなのですが、何と言う意味なのでしょうか。そもそも何語?(←他所のチームのことは言えないだろう、と思った方、そっと胸にしまっておいて下さいませ。)

第2節を終えて

本節の結果、2勝のライトセンターとエストレジャが得失セット(4-0)の関係で同点首位に立ちました。
3位には2勝1敗(4-2)のV-QUICK。以下2勝1敗(4-3)のミッキーズ、2敗(1-4)のファルコン、同じく2敗(0-4)の悟空倶楽部と川崎リバース、の順位となっています。(ここでは得失点差は考慮していません。)

次節は6月8日(日)に、同じくライトセンターで行われます。

(観戦記おわり)

…自主的にやっておきながら何なのですが、無茶苦茶疲れました。文章書くだけでなく試合を見るのも。多分、余程気が向かないと観戦記の続編はないと思います。
いや、試合自体は本当に楽しかったのですよ。単純に見て楽しむもよし、知り合いの応援をするもよし、「もし今このチームと戦うとしたら…」と想像するもよし、影ながら審判団にエールを送るもよし、という具合に。
でも、疲れました。体育館にずっといると酸欠気味になりますし。朝早いし。昼休みもほとんどないし。「スポーツライターの皆様は偉いなぁ」と実感しましたよ。ええ。

2003年5月31日

estrellaはスペイン語で「星」だそうです。情報元のU氏に感謝。

5月24日、王子にて練習。アミーゴスからはIKNNSYの6名が参加。他、多方面から合わせて4名のゲストが参加されました。
というか、N氏に続いて、またもやこのページを見て練習に来て下さった方がいたのですよ。嬉しいですねえ。ちゃんと役に立っていましたよこのページ。ありがたいことです。
他にも、翌日に福岡!で大会だというのに来て下さった方もいまして、最近のアミーゴスは、ちょっと前には思いもよらなかった広がりを見せております。

で、その福岡大会ですが、全部で9チームが参加したそうです。優勝は先のエンジェルカップでV-QUICKと互角に戦い、4位入賞したF-Lions。準優勝は、前日の練習に来て下さった方が所属するメッセ山口だそうです。
アミーゴス自体はどうしても関東中心の活動になりますが、こうして色々な地域でフロアバレーが活発に行われているのを聞くと、楽しい気持ちになります。今度のサンフラワーではどんなチームに会えるでしょうか…

さて、明日はいよいよ神奈川Bリーグ、前半戦の天王山です。
これは別にアミーゴスに限ったことではなく、Bリーグで後半戦の身の振り方が決まっていないのはアミーゴスと相手のビッグウェーブだけですので、Bリーグ全体としても明日のメインイベントであろうと思います。
試合は第4試合、(繰上げがなければ)午後2時55分開始です。いざ。

2003年6月14日

管理人多忙につき更新が滞っておりましたが、遅れ馳せながら6月1日のBリーグ前半戦最終日について。

結果から言いますと、勝ちました!
相手は元Aリーグ、下馬評では文句無しの昇格候補だったビッグウェーブでしたが、第1セットを失った後も粘りに粘った末、逆転で大きな勝ち星をあげることができました。
これでアミーゴスは前半戦2勝1敗、Yブロック2位となり、後半戦は上位ブロック(1〜4位決定戦)に進めることとなりました。去年は6位だったので、格段の進歩ですね。

さて、アミーゴス以外の試合も含め、Bリーグ4試合の結果や簡単な感想など。
第1試合、湘南クーカーズ対ファミリー。既に2勝して上位ブロック進出を決めている両チーム。後半戦の前哨戦とも言える試合は、非常に長いラリーが連続する、集中力の試される試合となりました。両チームとも、ゆっくり構えてじっくり攻撃するタイプの上に守備力も高かったですからねぇ。一時は第2セット途中終了も危ぶまれましたが、無事(?)第3セットに突入し、最後はクーカーズが勝利。
第2試合、あじさい対ドランカーズ。両チームとも総合力はほぼ互角に見えましたが、あじさい後衛のスパイクがブロックに掛かることが多く、徐々にドランカーズペースに。結局ドランカーズがストレート勝ちしました。ドランカーズ、目標まであと2勝ですね。逆にあじさいは、未だ不調のトンネルを抜け出せずにいる様子。
第3試合、L&G対ファジー。前衛のL&Gと後衛のファジー、というチームカラーの明確な両チーム同士の戦いは、どちらも1セットずつを取り合い、最終セットへ。ファジー後衛K氏の安定感抜群のスパイクが威力を増す一方、昨年よりもパワーアップしたファジー前衛に対してL&Gの前衛は思い通りに優勢に立つことができません。結局最終セットはファジーが勝ち取りました。ファジーは3連勝達成。

そして第4試合、ビッグウェーブ対アミーゴス。第1セットを大差で落としたときは、応援のH氏、U氏共々「どうなることか」と思いましたが、この日のアミーゴスは今までとは違いました。
第2セットに入っても集中は途切れることなく、H氏以下ビッグウェーブの強力な後衛3人のスパイクも次第に拾えるようになり、相手に苛立ちが見え始めます。気が付けば大差をつけており、最後に怒涛の追い上げを許すものの、逃げ切って第2セットを奪い返しました。
最終第3セット。アミーゴスは最後まで集中していました。チームが一体となっていました。残り少ない時間の中、立て続けに2点先取し、ビッグウェーブも1点取り返すも、続く渾身のサーブは無情にもネット。そして…
…時間切れを知らせる笛を聞いたメンバー、IIKKNNSYの8名。ブエノスアミーゴス、上位ブロック進出決定。

私個人としては、今までのアミーゴスでの活動の中で一番嬉しい勝利でした。
初勝利のミッキーズ戦も嬉しかったですが、あのときは直前のスパイクヒッツ戦の激闘の余韻が残っていて、チームの勢いの差で押し切った勝ち方でした。その点今回は、本当に「戦って」勝った、という気がするのですよね。実は前衛後衛両エースの得点数だけ見るとどう考えても負け試合なのですが(それだけ相手のマークが厳しかった証拠とも言えますが)、にも関わらず勝ったというのも余計に。
真に充実した試合ができて良かったです。それに、ミッキーズの某氏を嘘吐きにしないで済みましたしね。

その結果。
Xブロック最終順位は、クーカーズ(3勝)、ファミリー(2勝1敗)、ドランカーズ(1勝2敗)、あじさい(3敗)です。混戦が予想されたこのブロックですが、予想通りの強さを見せた上位2チームと対照的に、あじさいがここまで不調になるとは予想外でした。一方ドランカーズは、敗れた2試合に関してもパワーアップの跡が見られる好ゲームを展開していましたし、後半戦も期待です。
次にYブロックは、ファジー(3勝)、アミーゴス(2勝1敗)、ビッグウェーブ(1勝2敗)、L&G(3敗)の最終順位となりました。こちらは戦前の予想はどこへやら、昨年度順位で下位の2チームが揃って上位ブロック進出という、激動の下克上リーグでした。まぁ、下位2チームはともに人数不足に泣かされた試合があったのが惜しまれるところですが、それを差し引いても、ファジーは強かったですし、我々も胸を張れる結果だと思います。確実にチーム間の力の差は縮まっていると感じました(これはXブロックにも言えることですが)。後半戦も、下位ブロックに回った2チームの方々にがっかりされないような試合をしたいものです。

2003年6月20日

管理人多忙につき短めで。

6月14日、王子にて女子チーム、スカーレットの皆さんと合同練習を行いました。
アミーゴス側の参加者は、IIKNNSYの7名と、以前にも来てくれたHHのお二人。それにスカーレットの皆さんと、ミッキーズやファミリーからの参加者も加わって、総勢19名!の賑やかな練習となりました。

お知らせにある通り、管理人はしばらく所用で連絡が取れなくなり、従って7月6日の湘南クーカーズ戦にも出られません。
というわけで、アミーゴス対スカーレットの練習試合では、6日の試合に備えて私はアミーゴス側に入らず、スカーレット側でプレイしました。たまにはこういうのも新鮮で良いですね。
ちなみに練習試合の結果は、アミーゴスが1セット、スカーレットが2セット。まぁ、初心者の人も入っていたことですし、結果自体は置いておくとしても、よろしくないプレイがいろいろ見られたのはまずいですね。

というわけで、練習後はしっかり反省会。のはずが、いつもの中華料理屋が臨時休業のため、やむなく入った飲み屋で、騒ぎすぎて終電を逃した人がいたというのはここだけの話。
…いや、ちゃんと反省会もしましたけどね。ええ。

さて、7月6日は神奈川リーグ後半戦初戦の湘南クーカーズ戦です。ビッグウェーブ同様、元Aリーグの強敵ですが、雰囲気の良いチームなので、楽しい試合になるのではないでしょうか。
管理人は出られなくてとても残念なのですが、良い試合になることを願いつつ。

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管理人 縫田光司(ぬいだこうじ)  nuida (アットマーク) mwa.biglobe.ne.jp