’99 Model SPECIFICATION

形式 4XV
全長×全幅×全高(mm) 2,035×695×1,095
最低地上高(mm) 140
シート高(mm) 815
ホイールベース(mm) 1,395
乾燥重量(kg) 177

懸架方式(F/R)

テレスコピック/スイングアーム
燃料タンク容量(予備) 18(4.5)
エンジン 水冷4サイクル直列DOHC20バルブ4気筒
総排気量(cc) 998
最高出力(ps[kW]) 150[110.3]
最大トルク(kg-m[Nm]) 11[108]
圧縮比 11.8:1
減速比(一次/二次) 1.581/2.688
タイヤサイズ(F/R) 120/70ZR17/190/50ZR17

【豆知識:YZF−R1自己診断機能】

YZF−R1は各部の異常をライダーに知らせる「自己診断機能」が備わっています。
これはエンジン始動時に各部のチェックを行い、異常個所があった場合にタコメータの針がそれに対応する回転数を指します。
具体的には、「0rpm表示を3秒」→「エラー回転数表示(下表参照)を2.5秒」→「エンジン回転数表示を3秒」を繰り返します。
オーナーの人は知っておいて損はないでしょう。(…って、マニュアルに記載されていることですが)

エラー回転数
エラーの内容
1998〜1999年モデル
2000〜2001年モデル
3,000rpm
スロットルセンサーの異常
4,000rpm
スピードセンサーの異常
5,000rpm
EXUPの異常
7,000rpm
燃料警告灯、燃料センサーの異常

 

 

各年式の相違点一覧

1999年モデル 2000年モデル 2001年モデル




前モデルからの相違点 前モデルからの相違点 前モデルからの相違点
・シフトリンケージの変更
・予備タンク容量を増加
・ブルー車体はホイール色
 をシルバーに変更

・サイドカウルを除く外装刷新
・サス&エンジンセッティング
 を変更し、より扱いやすく
・チタンサイレンサー採用
・2kg軽量化
・メーター変更
 (mph→km切替オド連動化)

・北米仕様に限定モデル
 (ChampionLimited)設定


基本的に98と99、00と01はそれぞれ同じものだと思っていただいてよろしいと思います。
00モデルは見た目以上に大きく手が加えられており、99モデル以前のものとは
若干ハンドリングが異なってるようです。(乗ったことないので詳しく言えませんが…)
個人的にはスリムになったテールカウル&ランプがいーなーと思います。

 


三代目(02〜03)モデルYZF−R1の紹介

2002年モデル 2003年モデル



前モデルからの相違点 詳細はこちら 前モデルからの相違点
・R1初のフルモデルチェンジ
・フレームはデルタボックスIIIとなり剛性アップ
・外装一新で車重も−1kgの174kgに
・サクションピストン付きEFI採用で2psアップ
・メーターにシフトインジケーター装備
・カラーチェンジ
・北米仕様にファイアパターンのSP仕様登場

02モデルはR1第二世代に移ります。
後端をスッパリ切った斬新なサイドカウル形状や、ブラックアウトされたフレームは
次世代SS(スーパースポーツ)にふさわしい変身ぶりだと思います。
エンジンは遂にFI(フューエルインジェクション)採用となりましたが、サクションピストン採用で
キャブ車のようなファジーさを実現。車体もライダーが積極的に攻めれるセッティングになり、
「公道最速」のポリシーに磨きをかけたモデルです。

四代目(04)モデルYZF−R1の紹介

2004年モデル 2005年モデル



前モデルからの相違点 詳細はこちら 前モデルからの相違点

・エンジンを全面見直しし、遂にラムエア加給を導入。
・デルタボックスVフレームを新採用。
・スイングアームはトラス構造とし、剛性確保。
・非加給時172ps、乾燥重量172kgの驚愕スペック。
・コンパクトなメーターにはラップタイム計測機能を新設。

・カラー変更。
 左上のレッドはデザイン共に2004年と共通。
 ブルーはグラフィック変更、シルバーは新色。
 ブラックメタリックを追加販売。

2003年秋、R1は第三世代に。
レースレギュレーションの変更により、レース参戦を視野に入れてWGPマシン「YZR−M1」の技術をフィードバック。
パワーウェイトレシオ「1」という、ライバルを寄せ付けない存在となってついに登場しました。
その内容は初代からの「公道」をメインとした車体造りからは若干離れた感がありますが、
ヤマハらしいハンドリングは健在。
新鋭「ZX−10R」と真っ向から勝負する!

2006年モデル

中央がYZF-R1SP。

前モデルからの相違点

・エンジン出力特性と吸排気効率をを見直し、3psアップの175psに。
・車体剛性バランスの見直しを行い、フレーム前方部分を1mm肉薄化。
・ホイールベースを16mm延長し、サスペンションのさらなるしなやかさを追求。
・ストップウォッチスイッチをエンジンスターターと兼用し、操作性を向上。
・ホロモゲーション用モデル「YZF−R1SP」を導入。
 (マルケジーニ鍛造ホイール、オーリンズサスペンション、バックトルクリミッター、ピレリタイヤを装備)

 

 

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