なんしぃ仕様 |
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基本スペック
(1988年式・STD)
全長×全幅×全高 シート高 軸間距離 乾燥重量 原動機種類 気筒数配列 総排気量 内径×行程 圧縮比 最高出力 最大トルク 始動方式 燃料タンク容量 燃料供給方式 タイヤサイズ(前/後) |
1,985mm×640mm×1,105mm 770mm 1,355mm 127kg 水冷・2サイクル・ケースリードバルブ V型2気筒 249cm3 54.0×54.5mm 7.3:1 45.0PS /9,500rpm 3.8kgf・m/8,000rpm キック式 16L PGMキャブレター 110/70R-17/140/60R-18 |
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小さめのヘッドライトが、レーサっぽくて良い と思うのは私だけ?イエローバルブが入って おり、夜間は結構派手です(汗)。スクリーン も大きめで、空力には不利ですが防風効果は 高そうです(MC28は空力を重視)。 リアビューは、伝統の丸二灯テールランプ が光ります。シートカウルも現代のSS車とは もとより、MC28よりも大型ですが、シャープ な形状で嫌いではありません。 カキーンと跳ね上がったMC21が一番好き! |
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アッパーカウルは、レギュレーションにより 前輪中心より前方へ延ばすことができなかっ たため、鼻ペチャな印象。でも同時期のライ バルと比較しても十分カッコイイですよね。 この車両はナックルガードの赤いステッカー 部分に損傷があったため、写真では判り辛い ですが、何と!塗装でリペアしてます。 「NSR」のロゴも、業者によるペイント!でも さすがに「PGM」ステッカーまでは復元不能 だったようで…残念!でも、遠目で見ると全く オリジナルと見分けがつきません(驚)。 因みに、MC18の外装は全て廃盤です。 (ステッカーすら入手不可!) |
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レーシーなサイドカウルは一般的な一体 構造で、クイックファスナーの採用は無し。 時代相応…と言ったところでしょうか(爆)。 カラーリングは当時のHRCカラーである 赤/白で、通称「赤テラ」。ロスマンズも良い ですが、やはりホンダとくればこのカラー ですよね! 余談ですが、ここの「NSR250R」のロゴ も、アッパーカウルと同じく手塗り。よく見ると やや線が歪んでますが、言われないと全く 気がつかない仕上げっぷりに脱帽です(爆)。 |
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リアサスは先代と大きな変更はなく、 今見るととても地味に見える形状です(爆)。 このスイングアームのお蔭で、チャンバー メーカーはその取り回しに苦労させられる 羽目に(笑)。まぁ当時の水準では無理は ないのかも知れませんが…。 因みに90年代に入り、ウィング型リア アームが一般化しますが、ヤマハがその 特許を取ってしまったため、他のメーカーは 使えなくなってしまいます。そこでホンダが チョイスしたのが、耐久レーサーでお馴染み の「プロアーム」です。これによりチャンバー の取り回し問題は劇的に解消されます。 |
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チャンバーは左右対称。スタイル優先の 様子が伺えます。まぁ物理的に管長の適正 化が不可能だったのですが…。 MC21からはガルアームの採用により 理想的なチャンバーレイアウトが実現できる ようになったため、性能重視の取り回しに なっています。 性能重視のNSRにとって、ガルアームは まさに「救世主」だったのですね! |
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エンジンは基本的に初代NSRから変更が ありませんが、年代を重ねるごとに各部の 効率化と電子知能化が促進されます。 その皮切りとなったのがMC18で初登場と なった「PGM」システム。エンジン回転数と アクセル開度により、予めインプットされた 最適な点火時期を連続的にコントロールし、 どんな状況においてもアクセル一つでエン ジンパワーを得ることが可能になりました。 また排気デバイス「RCバルブ」も協調制御 され、まさに「電脳バイク」です。 …まぁ、今となっては当たり前の技術なんで すが…(汗)。 |
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最近ではFI化が進み、自動化された燃料 コックですが、MC18が現役だった頃は、 写真の手動式コックが当たり前。この頃の バイクは「ON」の状態では、エンジンが かかっていない状態でもキャブにガソリンが 流入してしまうので、乗らないときは「OFF」 にするのが鉄則。 毎日乗る人はそこまで神経質にならなく ても良いと思いますが、そうでない人は コックを閉めるクセを付けましょう! なお、アイドリング調整ツマミはキャブに 直付けのため、やや大変です。 |
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トップブリッジはアルミ削り出し。素材の 輝きが活きて好印象ですが、89年式から 黒塗装されています。88年式と見分ける ポイントの一つと言えますね。 キーシリンダは一般的な形状で、当然な がら近年バイクのように「エンジンイモビ」 なんぞ付いておりません…。当時は盗難が 多かった車両ですから、オーナーも防犯 対策に一苦労。 |
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左カウルもMC21やMC28と大差ない 印象ですが、MC28のようにハンドルロック 解除レバーはありません(笑)。 同じホンダ車でも、CBRなどの4スト勢は チョークレバーはハンドル上部に設置された 引き上げ式。経年変化で引いたチョークが 勝手に戻っていくのですが、NSRはそんな ことにはなりません(…のはず)。 |
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左側スイッチ群を見ると…ライトスイッチが ある!!MC28の不満点の一つが、レー サーな気分をぶち壊す「常時点灯式」 だった ので、これは歓迎(^o^)/ やっぱレプリカはこうでなくっちゃ! MC28のハザードランプは、ディマースイ ッチに置き換わっています。…ってか、 当時はこれが普通だったのよん! |
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シートカウルはオリジナル状態を維持し つつ、社外製のシングルシートカウルが装着 されています。キー開閉でき、簡易シート ストッパー(素朴な造りがレーシー!)付き。 まぁ、この手のバイクに二人乗りをすることは ないので、たぶん困らないでしょう(笑)。 SP仕様のゼッケンベースステッカーを貼る 人が多いのですが、入手困難! 欲しくなったら自作するさっ! (多分しないと思うけど) |
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メーターはレーシーな三眼式。レース使用 を考慮し、スピートメーターと警告灯ユニット は脱着可能になっています。因みにライバル TZRはSTDがメーター一体式、SP仕様が 別体式でした。つまりNSRは、STD仕様で あってもレース参戦を前提に設計されていま した。ホンダの「やる気」の度合いを感じさせ ますね。 警告灯は左上から、ターンランプ・オイル・ ニュートラル・ハイビーム警告となっています。 余談ですが、MC21からサイドスタンド警告 灯が追加されています。スポンジ部分が 「やつれて」ますが、劣化しやすい素材です から、年式を考えたら仕方ないですね(涙)。 |
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メーターの夜間照明はこんな感じ。MC28 に比べるとやや地味ですが、大人っぽくて よいのです(笑)。 まぁ…、NSRに限らずレプリカに乗ってる 人は、世代的に「オッチャン」が殆どですが。 因みに、スピードメーター上部のバルブが 切れているようで…これは汎用部品だと思う ので、 どうにかなるかな? |
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これまた当時のバイクによく見られた、 タンクから伸びるパイプ。その正体は、ガソ リンが気化することで発生したエアを抜く ためのもので、これが無いY社のバイクは 「ピーピー」と鳴いておりました…。 MC21になるとタンクキャップが改良され、 エアプレーンタイプになったため、パイプは 姿を消しました。 しかし…弟分のNSR50は最後まで残り ましたね(爆)。 |
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一般的な機械式キー(はぁと)。 先進性を謳うのも良いですが、やはりキーを 回してイグニッション・オン!が、「よし、これ から走るゾ!」という気になります。 (MC28のカードキーはキーホルダーが装着 できず、他のカギと一緒に持つことができず 大変不便でした!) 中古車ですが、ちゃんとスペアキーも付いて いました。前オーナーの愛情が伝わってきて、 「大事に乗らないと!」という気になります。 |
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イエローバルブに交換されたヘッドランプ。 当時は結構流行りましたが、最近はヘッド ライトのカスタムと言えばHID化が主流です。 好みで言えばホワイトバルブなんですが、 当時っぽくて悪くないので、しばらくこのまま 乗ることにします。 |
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フロントフォークも錆びなどが浮いておらず、 とても奇麗です〜。とても20年以上前の車両 とは思えません。 写真ではちょっと判りづらいですが、ブレーキ ワイヤーがメッシュホース化されてます。 ブレーキのタッチはかなりソリッドでよく効いて くれます。 |
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あくまでも私の主観的な採点ですが、乗った経験がある方であれば頷く部分もあるかと思います。 |