飼育日誌

   

 

2005年10月1日
「遂にマイチェン!新型キューブ発進!」

Z11キューブが登場して早3年が経過しました。
強豪ライバルの進出で苦戦を強いられている中、ビッグマイナーチェンジを敢行!
私のキューブもちょっとばかり旧型になってしまいましたが、新型はどこがどう変わったんでしょう?
マイチェン前と後の違いを徹底検証してみました。

■主な変更点
 <エクステリア>
  「角がまるい四角」がデザインコンセプトのモデルでしたが、イメージ転換がかけられて各部に「丸」がちりばめられてます。
 グリルをはじめ、ヘッドライト周りやシフトノブなどが「丸」くなってます。またテールランプも黒ぶちが取られ、ライバルのモ○
 リオのような連続性のあるデザインになっています。なお、「14RS」「15RX」グレードはエアロ仕様で、マイチェン前の
 「アジャクティブ」とほぼ同等の外観となっています。標準車の丸いイメージが嫌だ!と言う人は、こちらを選択しましょう。
  ボディカラーも見直されて、特徴のあったパブリカオレンジが外されて淡いグレーや青が追加されています。マイチェン前
 から残っているのは、アイボリーホワイト・スーパーブラック・ダイアモンドシルバー・エアブルーのみです。
 
 <インテリア>
  内装色も見直され、エクリュとモカが消滅。代わりにサンドベージュとカーボンが追加されています。後者はマイチェン前の
 「アジャクティブ」グレードで設定されていた内装色です。また特別仕様車「プレミアムインテリア」は、アルカンターラ仕上げ
 の上質なものが採用されています。
  コクピット周りではホワイトメーターが採用されたことがトピックでしょう。個人的には落ち着かないのであまり好きではあり
 ませんが、スポーティな印象を与えてくれるのも確か。またシフトノブが円柱型に改められ、CVT車のマニュアルモードが
 廃止
された事により切り替えスイッチが無くなりました。またハザードランプも丸型になりました。更によく見ると、P型コン
 ソールパネルのシフトノブが位置する部分の形状変更が行われています。オーナーの声をフィードバックしたんでしょうか?
  ドア周りでは兄弟車「キュービック」と同じく内張りが施され、高級感が増しました。代わりに特徴的だった「ドット柄」が
 消滅してしまったのが残念。コンソールパネルのドット柄は残ってるのに…なんだか中途半端です(笑)。
  シルバー調メーターパネルを採用
 <メカニズム>
  今回のマイチェン最大のポイントは、1500cc車の追加です。出ました、日産お得意の排気量変更(爆)。
 ノートに搭載されている「HR15DE」を搭載し、109psを発生しつつ1400cc車より低燃費を実現(カタログ値)。トランスミ
 ッションはお家芸であるCVTを採用しましたが、マイチェン前に搭載されていた「マニュアルモード」が省略されました。
  また1400cc車はCVTをやめ、4ATで統一…1400ccの存在意義がはっきりしなくなってしまいました(謎)。売れ行き
 によっては1400cc車は無くなってしまうかもしれませんね。
  装備面での変更は、「本革ステアリング」と「インテリジェントキー」が全車オプション扱いとなり、1500cc車は1DINの
 オーディオが標準装備
となったのが目に付きます。またエアロ仕様である「14RS」「15RX」はアルミホイールが標準と
 なり、他のグレードは14インチスチールホイールが標準となります。統括的には、散々指摘してきたマイチェン前の「EX」
 の装備差異が消えた…といったところでしょうか(笑)。
 <ラインナップ>
  ラインナップも一新されました。基本は下から「14S」「14RS」「15M」「15RX」で、最近の日産流儀に習ったものです。
 「14S」「14RS」は1400cc、「15M」「15RX」が1500ccで、「15M」には特別仕様車の「PremiumInterior」がライン
 ナップされています。マーチから採用された「e−4WD」は、1400cc車のみ選択可能。1500ccは全車2WDです。
  
■前オーナから見る、マイナーチェンジのポイント
  なんともはや…という言葉が第一印象です。デビュー当時のデザインコンセプトから外れてしまい、特にエクステリアの
 魅力が薄らいでしまいました。というのも、「角を丸めた四角」というテイストが曖昧になってしまったからです。
  エアロ仕様である「15RX」「14RS」はそれなりに保持されていますが、他のグレードは「丸」です。エンジン換装などで
 ハードウェアとしての魅力は向上しましたが、「キューブ」らしさが薄らいでしまった気がしてなりません。マイチェン前の
 オーナーとしての「ヒガミ」に聞こえるかもしれませんが…(爆)。ただし、内装はかなり質感アップされてるようですので、
 「キューブって何だか安っぽいよね〜」と言って購入に踏み切れなかった人は、(エクステリアが気に入れば)買いでしょう。
 特に1500cc車はかなり良く走るみたいなので、1400ccに非力感を覚えていた人は期待大!かも知れません。
  個人的には1400ccでもCVTが採用されていれば、高速道路でカッ飛ばない限りは全然不満がなかったのですが…。
 何でCVTやめちゃったんでしょうかねぇ〜。
 なお、2005年10月現在、キューブはマイチェン後にもかかわらず販売ランク10位にも入れてません。「やっちゃった、
 日産!!」という気がしなくはないですが…。まあ、身内には「ノート」、外は「ラクティス」といった強豪が控えてますから
 立場的に苦しいのかもしれませんね。頑張れ、キューブ!!