飼育日誌

   

 

2004年10月5日
「Agiactive徹底検証」

2002年のデビュー以来「特別仕様車」は数多く登場しましたが、
この度「Agiactive」(アジャクティブ)という新グレードが追加となりました。
ポジション的には「EX」と「SX」の間という位置づけなのですが、その装備の違いは!?

■外観の違い
 一番の違いは、外観です。前後専用バンパー・サイドシルプロテクターが装着され、フロントグリルはも専用デザインとなっ
 ています。またアルミホイールも「EX」と同じものが装着されて、スポーティなスタイルとなっています。

■内装の違い
 内装は「カーボンブラック」という黒一色の設定です。シート生地は「モカ」と同じで、シート色がブラウンからブラックになった
 と思っていただければ間違いないと思います。またクラスターパネルもブラックメタリックとなります。
 なお「SX」と「EX」は内装色が3色から選択できますが、「Agiactive」はこの一色のみの設定。ただしボディカラーはすべて
 の色が選べるのは他グレードと共通です。

■装備の違い
 「SX」に比べて「フロントフォグランプ」が追加装備されており、専用セットオプション「Agiactive V Plus」をチョイスすると
 「プライバシーガラス」「インテリジェントキー」「フルオートエアコン」「オートライトシステム」が追加装備されます。

■価格の違い
 「Agiactive」の価格は、「SX」+9万円(税抜き)。更に「Agiactive V Plus」は「SX」+17万円(税抜き)。これはお得?

装  備 Agiactive Agiactive V Plus 単体装着価格
15インチアルミホイール
7万円
フォグランプ 1万5千円
専用エアロパーツ なし
プライバシーガラス
3万円
インテリジェントキー
3万円
オートライトシステム
1万5千円
オートエアコン
なし
    ※オートエアコンは「プラズマクラスター付き」であれば1万5千円でオプション設定あり。また「プライバシーガラス」は単体で
      オプション装着が可能。

 上記表より、「SX」をベースに「Agiactive」と同仕様にしようとした場合は8万5千円+エアロパーツ代が必要です。更に
 「Agiactive V Plus」は「SX」比16万円+エアロパーツ代の出費が必要。これはかなりお買い得!と言えるでしょう。
 ちなみに「EX」に比べて「Agiactive」は10万4千円安。「Agiactive V Plus」は2万4千円安となります。後者であれば
 「EX」の装備にエアロパーツが付くので、独特の外観と内装色に不満が無ければ文句無くイチオシ!ですね。
 となると、「EX」の存在意義って一体…?

■補足…
 今回の「Agiactive」グレードの追加にあわせて、従来の「SX」「EX」も一部仕様変更が行われました。
  ボディカラーに「クリスタルブルー」が追加
   限定モデルのみの専用色だった「クリスタルブルー」が標準色として追加。これで選べる車体色は9色に。
  「プラズマクラスターエアコン」をオプション設定
   これまた限定モデルのみの専用アイテムでしたが、全車オプション選択できるようになりました。ただし「SX」にこれを
   装着してもオートにはなりません。あしからず。
  2WD・CVT車が平成17年度排気ガス基準に適合
   燃費基準も達成してますので、優遇税制が受けられます。
  日産情報システム「カーウィングス」が2DIN化
   今までは1DINのみしか選べず、何だか狭苦しい印象のあった「カーウィングス」ユニットですが、オーディオ関連の見直し
   が行われて「カーウィングス」ユニットも2DIN化。HDD(ハードディスク)ナビゲーションシステムとしても使用できます。

おまけ

日産に「Agiactive」を観察に行ったのですが、折りしも新型車「ティーダ」と「ムラーノ」デビュー直後ということで
「Agiactive」は捕獲できませんでした(涙)。
悔し紛れにその新型車についてレポート!(なんのこっちゃ!?)
それにしても、最近の日産の車名は何だか「人名」っぽいものが多いですね…。

ティーダ(定田さん)
日産の提案する「プレミアム・コンパクト」。
マーチ・キューブをベースにモダン&スポーティな味付けが施されています。
直接には「パルサー」の後継となるこのマシン、大ヒットなるか!?
精悍なフロントマスク。日産らしい顔と躍動感あふれる
ボディラインは、「サニー」の後継とは思えない。
ヘッドライトは「プレサージュ」似?
フロントからリアにかけて綺麗に伸びるライン。
5ナンバー枠だが、厳しい制約の中でプレミアム感を
巧く強調させている。
メーターはスポーティな3眼の自発光式で視認性は良さそう。
来春には1.8リッターモデルが追加されるとの事なので、
そのときには更なるスポーティモデル登場か?
インパネは「ティアナ」や「ムラーノ」の通じる、
まとまりのある造り。操作性を考慮しつつ
プレミアム感とスポーティ感を強調。
 
ムラーノ(村野さん)
北米で販売されていたSUVを日本に導入!「ムラーノ」とは実在する島の名前です。
「フェアレディZ」と共に今の日産のデザインリーダー的な存在で、その流麗なボディに
魅力を感じた人も少なくないはず。
気になるボディサイズも実車を見るとはそんなに大きく感じません。
鋭い眼光のヘッドライトとマスク。
北米サイズと言うこともあり、幅広で存在感をアピール。
ただしライバルの「ハリアー」より小ぶりに感じる。
バックゲートは美しい曲線を描いているが、
なんと樹脂製。デザインの自由度が増すと同時に
軽量化にも貢献する。
インパネはシックな造り。シートは大きめで
ゆったりとしているが、天井はあまり余裕がない。
シートは電動で、シート内側に調整スイッチがある。
後方視界はこんな感じ。
デザインを重視したためか、かなり厳しい。
しかしスタイリッシュなのでオーナーなら許せる!?