呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


1月のDVDから

 今月購入したのは『鋼の錬金術師 2』と『アニメーション制作進行 くろみちゃん2』
 しかし、何とかならないか。このラインナップ。まったくもって統一性なし。
 それはさておき、相変わらず出来がいいのが『鋼の錬金術師』なのだが。これでも、某巨大掲示板によるとアンチが存在するとか。確かに、漫画本編の出来が奇跡的なのだから、アンチ発生はいかしかたがないのであろうだ。
 でも、このアニメで文句をつけることができるなら、『エリア88』のアニメはなんなのだ。あれはいったいどうすればいいのだ。そう思うのだ。
 幸いにしてアニメ雑誌でオリキャラのカット見た瞬間に放置決定した『エリア88』である。
 情報チャンネルだけは開けておいたら悲鳴の嵐ではないか。いや、マジ酷いのである。
 見ないで批判することはいけないことかも知れない。しかし、北海道HTBでは見ることがかなわないし、世の中イラスト一枚見て分かってしまうこともある。
 あのなあ。あのオリジナルキャラクターは何なのだ。あのオリジナルキャラは。舐めてるのか! ファンを舐めてるのか! ええ。をい。なのである。
 だいたい監督が作品に惚れ込まないで何ができるのだ。いったい何ができるというのか。はあはあ。ミッキーが。キムがグレッグが。腑抜けた顔をしているではないか。
 戦闘機達のCGのテクスチャーが泣いている。これならセルアニメの前作OVAの方がはるかにましではないか。たいがいにしろよ。これが許されるなら、私は戦闘シーンだけは良かったキャラクターや物語が無茶苦茶な『雪風』を全巻買ってやるぞ。なのだ。畜生が。
 ああ、『鋼の錬金術師』はこれだけの作品にアンチできるなど、なんと幸せなことであろうか。

 などと泣いても仕方がないので今回の話
 ●第3話『おかあさん』
 主人公達を現在の境遇にたたき込んだ事件である。うむ。別段問題ないように思えるのだが。しかし、ここから始まってしまったのは悲劇と血と涙の物語なのだ。なんともなあ。ぽわぽわ感が痛かったりする。
 しかし、作者は兄弟がいないかいたとしたら理想を書いているだろうな。年の近い弟というのは、兄はライバルにして貶めて、乗り越えてくそみそにするしか価値のない存在なのだ。これ、年子の弟がいる私が言うのだから間違いない。え、私が不幸な弟を持っているだけ? そうですか。
 ●第4話『愛の錬成』
 オリジナル。でも、世界観は出ていると思う。あの、執事の錬金術師の話のような、結局生命の錬成は不幸にしかならない。ということを思い知らせてくれる物語としては悪くはないと思うのだが。どんなもんだろうか。すくなくとも『ヒートガイJ』のあのお方の脚本よりは遙かに面白いと思ったのだが。
 ●第5話『疾走!機械鎧』
 原作通りの話じゃないのかなあ。テンポもイイし。充分合格レベルと思う。ただ、おまんじゅう? じっと眺めていたアルの姿に思わず涙を浮かべてしまったのは内緒である。いやはや悲劇的な話ではないか。
 ●第6話『国家錬金術師資格試験』
 鬼畜にして外道な大佐である。確かになあ。原作版の天然抜けてる切れ者とアニメ版の模倣抜けてる切れ者の違いが顕著であると思うのだが。だって、大佐。間違いなくアニメ版では解っていて兄弟を送り込んだとしか思えないのだ。逆にホークアイ中尉の方が可愛いかも知れない。第5話の『赤ちゃんはすぐには産まれません』には大笑い。
 しかし、ここまで、娘を可愛く書いて次回あぼーんとは。
 あと、どうしようもない疑問点。エド。あのくらいで合格してしまったら、なんで彼はあんな鬼畜なまねをしてまで国家錬金術師であり続けようとしたのであろうか。謎である。
 『ウラハガネ』は原作版の大佐のようで笑える。そうか。アルは女の子か。女の子なら誰でもいいのか大佐。ただ、予告。4回ワンセットで起承転結になっているような感じ。なら、単純に1話で笑えた『エデンズ・ボウイ』の方が上かも知れない。

 『アニメーション制作進行 くろみちゃん2』
 北海道では『十兵衛ちゃん2』は見ることができないが。DVDBOXが5月8日に出るから寂しくなんかないやい。の大地丙太郎監督最新作?
 いや、これ、いくら何でも、やばかろう。内幕ばらしまくりではないのか。『八犬伝』が『ヤシガニ』が。白日の下にさらされる。結果としてめでたしめでたしなのだが、現実問題こうなのだろうなあ。そう思うと激しく鬱だったりする。いやはや、結局の所、手塚治虫氏が諸悪の根源なのだろうかなあ。なんとかしないと日本のアニメはどうしようもなくなるような気がしてしまうのだが。それはおいといて、作品はとっても面白かったりする。
 やっぱ四本松さんでしょう。(04,2,12)


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