呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


羞恥!

 それでは、平成14年度クリスマス会を始めたいと思うのだ。乾杯のご発声を朱雀。貴様がやれ。
 「敬語使ってるんだか何だか解らない奴だなあ。ま、いいか。では」
 「かんぱーいニャ。ぐびぐび。ぷはあ」
 何というお約束通りの奴。
 「ま、こうなる想像はついていたのだがな」
 というわけでクリスマスだというのに野郎三人で酒盛りだったりする。
 「仕方があるまい。どうせ明日も仕事なのだろう」
 「しかし、どうしてご馳走が日本亭の唐揚げ弁当なのかニャ」
 えーい、一応チキンだ文句を言うな。しかし、どうして、お前がいるのだ?
 「どうして、そういう目で僕を見るニャ」
 どうしてってな・・・。
 「うむ」
 昨年のクリスマスに貴様、なんて言ったか覚えているか?
 「何か言ったかニャ」
 『「み、醜いニャ。やっぱり36にもなって彼女のいない男は見苦しいニャ」(全文はこちら)』と言ってのけたのだぞ。
 「そんな、去年のことを言われても困るニャ。それに、上杉も朱雀も37にもなって彼女がいないニャ。それはとても恥ずかしいことなのだニャ」
 うがあ。貴様、詭弁を弄しやがって。
 何とか言え。朱雀。貴様の方が何ヶ月かはお兄さんなのだ。
 「確かに恥ずかしいかも知れないなあ。貴様は」
 何?
 「今日、このクリスマスの会合の前に、『Yカメラ』にいただろう」
 ぎく・・・。
 「で、アダルトゲーム。買おうと思って見あたらず、お姉さんに調べてもらっていたよな」
 ど、どうしてそれを。
 「いや、『LINUXマガジンDVD』を予約していて買いに行ったら。丁度、貴様がレジのお姉さんとウェブサイトを覗いていたところだったんだが。何か取り込んでいたようなので。声をかけなかったんだが・・・」
 ははははは。どうしてアダルトゲームだというのかな。私は単に普通のゲームの発売予定を聞いていただけなのだよ。ははははははは。
 「『メーカーはれのです』と言っていたのだが」
 うがあ。どうして、どうしてそれを。
 「ははははは、教員の地獄耳を莫迦にしてもらっては困るぞ」
 「漸く教育の効果があったようだニャ。で、言ってみるニャ。何を買おうとしたのかニャ」
 いや・・・。その『ハロワ』より燃えて、『VOFV』より萌えるという評判の『BALDR FORCE』をやってみようかな・・・と。思っただけでな。で、お兄さんに聞いたら、即お姉さんに引き渡されてしまっただけなのだ。まったく、何のためにお兄さんに聞いたと思っているんだ。『Yカメラ』の重役さん。ここ見ていたらその辺の社員教育をしっかりして欲しいのだ。
 「八つ当たり」
 「八つ当たりだニャ」
 そ、そう言うこと言うか!
 朱雀、貴様だってな、道東旅行に出発する時、ガソリンスタンドに寄った時に、さっちゃんのラゲッジスペースに積んでいた袋が転がってて、中から『ミニモニ』の漫画と『美少女漫画』飛び出してたっていうではないか。
 「ああ、大恥こいたよ。確かにな。しかし、あれは貴様から久部さんに返してくれと預かったものじゃあなかったか?
 うがあ。
 「まったく、どうしようもないニャ」
 うう、今年のクリスマスは私だけが不幸のようである。(02,12,24)


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