呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


師走もあと10日

 さて、いよいよ師走もあと10日となってしまったのだ。今年の師走はこれといって何も起きていないのがありがたい。しかし、あと10日、気を引き締めて行かねばと思うのである。しかしだ・・・。何も起きないのはいいのだが、やる気も全く失せてしまっているのである。これはどうしたことだろうか。
 VOFVを終わってからこのかた、寝て起きて職場に行って帰ってきて寝て起きてなのである。
 これではいけないとおもって、刺激を得るために『ヨドバシカメラ』に出かけたのだ。
 すると、案の定暇人が二人。
 何を買いに来たのだ? この師走の忙しい時期に。
 「今日は『怪傑ライオン丸 第弐章 虎之巻』の発売日だからな」
 「ついでに言うと、『パワードール5x』の初回限定版の発売日でもあるニャ。上杉は一体何をしに来たニャ?」
 「たぶん、『Gガンダム』のBOX購入でもしに来たのか」
 いや、あれは2万4千円の3本だろう。少し手が出ないな。って、私は貴様等と違ってそんなに閑ではないのだ。
 「閑とは酷いなあ。これでも悩みはあるんだぞ」
 「凡人の朱雀に悩みがあるなら、超人の僕はもっと悩みがあるニャ」
 ほう、どんな悩みなのだ。
 「いや、吉川弘文館の『日本の時代史 7 院政の展開と内乱』(元木泰雄編)の『3 中世荘園の立荘と王家・摂関家』を書かれた高橋一樹氏が、67年生まれじゃないか。2才も若いのに、片や吉川弘文館の執筆者だものなあ。悩むところだ」
 「・・・」
 ・・・。ギャグか?
 「なんだよ・・・」
 小一時間問いつめてやろうか? 高校の教員と言っても、日本史を持たせてもらうこともなく、ただただ商業科の情報処理、文書処理を教えている身であろう。
 だいたい、貴様、論文は書いたのか? 神様へのお祈りは? 部屋の隅っこで小便たれる準備はOK?
 「うぐう」
 えーい37才がそのワードを口にするんじゃない!
 「はわわー」
 ・・・。いっぺん地獄見るか? 朱雀。
 「まあ、その、なんだ。滑ったな」
 疲れているのか? 貴様。
 「一応、いろいろ心労もあるんだな。免許外科目を受け持つ掛け持ち教員としてはだ」
 「超人の僕だって悩んでいるニャ。上杉が悩まないはずがないニャ。でも、本当に困ったニャ」
 「何だよ。その悩みは」
 「D.Oの『家族計画 絆箱』が12月27日に入手できるか。これが悩みの種ニャ」
 ・・・。
 「・・・」
 幸せだな。武田。
 「全くだぞ。武田」
 「何だか凄まじく莫迦にされているような気がするニャ」
 いや、思いっきり莫迦にしているのだが。
 しかし、平和な年の暮れなのだ。
 「うむ、しかし、昨年はこの後、財布を落としているからな。貴様は」
 貴様こそ免許証落としているではないか。
 「だから、今年は免許証は車のカードホルダーの中にある。これでは落としようがないぞ」
 ふん、俺だって財布はボロ車のグローブボックスの中なのだ。これでは落としようがないのだ。
 「そんな所で張り合っても仕方がないニャ。財布携帯していなかったら、どうするのかニャ」
 さすが、超人様だ。
 「うむ、さすが、凡人とはちがうんだな」
 「はははは、今頃気がついたかニャ。そうニャ。僕はとっても偉い超人様ニャ」
 だから、こういう時は、超人様にお金を借りて飲みに行くのだ。さあ、行こうか。
 「うむ。今日の飲み会の払いは超人様なんだな」
 「わあ、それは強欲というものニャァ!」
 「さ、いこいこ」
 このまま、穏やかな年の暮れになって欲しいのだが、もう一波乱もあるのだろうか?(02,12,20)


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