呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
シングルベル、シングルベル、鐘が鳴る
「うーむ。しかし、なんだね。今年もこの面々が揃うのかね。困ったもんだね」
をいをい、頼むからN先生の物まねはやめてくれ。
「まったく、上杉は、どうやったらこんな点数が取れるのかね」
だからやめろというのに。
「そうニャ。今年は何と、上杉の莫迦は、日曜日に急遽仕事が入って、土曜日のクリスマスパーティできなかったニャ。だから荒れているニャ」
「え、そうなのか?」
「そうニャ、ワイン飲んで、ウィスキー飲んで莫迦騒ぎできなかったニャ。きっと久部さんの秘蔵『辻』ビデオも見ることができなかったニャ」
「それはロリ好きの上杉にとっては痛手だっただろうなあ」
と、年増好きに言われたくないわ。
「キスなら後にしてくれ」
貴様、最近、『ZOIDS』にはまっておるな
「ふふふ、この飲み会はもう、おしまいだ、君と一緒にな」
ふむ、しかしだ、第2部よりやっぱり1部だと、最近思うのだがな。
「ふん、貴様だって第2部から入ってきた癖によく言うわ。しかし、あそこまで健気な弟がいてくれれば・・・どんなに嬉しいか」
「有名だものニャ、弟さん」
「ああ、『俺の物は俺の物、兄貴の物は俺の物』だからな、あいつ」
そ、それはジャイアニズムではないか。
「ふ、財布落とした奴に言われたくないわ」
「まったく、師走に財布落とすなんてアホ丸出しニャ」
け、免許証落とした奴が何をほざくか。
「まったく、年末に免許落とすなんて莫迦の所行ニャ。どうする気かニャ」
なんか、むかつくなあ。
「過去にもこのパターンがあったような気がするぞ」
そ、そう言えばそうだな。
「何のことかニャ」
しかし、人生、こいつのように生きていければ幸せだろう。そう思うぞ。
「人生、思うがままだものな」
「思うがまま何ではないニャ。給料は上がらないニャ、彼女はできないニャ、だからクリスマスだというのにこんな所で男3人で飲んでいなくちゃならないニャ」
うぐ・・・。
「ぐお・・・」
「あれ、どうしたニャ? 二人ともどうして黙ってしまったニャ」
そ、それだけは、今日だけは聞きたくなかった台詞なのだ。
「だ、だから30男がZOIDSネタまで振っていたのに」
過去に使ったネタまで振って、財布落とした話までしたというのにだぞ。
「こちらも恥をしのんで免許落とした話まで振ったのに」
「へ・・・ニャ」
「この、あほんだらあが!」
逝ね、逝ってしまえ。貴様のような奴がみんなこの世の諸悪の根元なのだ。
「み、醜いニャ。やっぱり36にもなって彼女のいない男は見苦しいニャ」
貴様ぁ、じゃあ、来年、この場にいないんだな。
「上杉、そのネタも過去に振ってる」(01,12,26)