呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
未来警察ウラシマン
さあ、年末までもう少しである。もう少しで新しい年の到来である。なんとしても何としなくては。今年こそは年末不愉快ななんか嫌なことは起きて欲しくないのである。特に行きつけの茶店、『R』さんの最初の客になれなかった年は酷いのである。
何とかしなければならない。なんとか。そう、なんとかしなければならないのだ。厄払い、厄払い。
というわけで、衝動買いをしてしまった。はははのはである。
『未来警察ウラシマン』は竜の子プロの名作の一つ、とまでは言えないが、少なくとも、問題作ではある。また、同時に、男2人、女一人という『ドリカム』フォーマットを完成させた作品としても有名である。この流れが、『赤い光弾 ジリオン』へと流れていくことになるわけだが、ま、それはまた別の話だ。
ともかく、その『ウラシマン』が、中古屋で1万5千円である。半額ではないか! いったい、この価格設定は何なのだろうか。というわけで、私は即座にゲットである。うふふふのふ。こういうことがあるから古本屋巡りはやめられないのだ。
ああ、1983年。この、『ウラシマン』が放映された時、私は何をしていたのだろうか。
ああ、私は高校3年ではないか。
あのころ、朱雀は理系。(あの莫迦、高校3年まで理系にいやがったのだ。なのに文系の大学に来るか、畜生。普通最初から文系に行って浪人した私の立つ瀬がないではないか。まったく)私は文系。クラスも違うし、というか、私は真面目に大学に行こうと思って足を洗っていたのである。勉強ばっかりしていたのだ。だからしばらくこの世界から足を洗っていたのである!(本当である。というか、いつか『乱宙塵』(我々の加わった同人誌)の正式な真実。というのは編集者の朱雀が書くと思う。しかし、残念ながら事実ではあるまい。彼の言う脚色された事実こと『真実』になってしまうのだろう)だから、私はこの『ウラシマン』は見たことがないのである。一回も。
話は何度も聞いていたのだが。(この正統な後継者である『赤い光弾 ジリオン』は陣内准氏が好きで何度か見たのだが)しかし、ここまで良くできたアニメだったとは。
いや、絵に関しては何とも言うまい。異常に崩れる時もあるが、しかし服装のカラーが違うので某『八犬伝』のようにはなっていない。区別がつくのだ。
しかし、主人公が16才、相棒のクロードが18才、ソフィアが16才だったとは。
知らなかった。主人公18才だと思っていたのである。
更に、恐るべきは、権堂警部が50才、私はあと、14年で「オヤッサン」になれるのか?
なんだかな、あそこまで苦労人になれるかと思うと少しばかり哀しいのである。(体型はなる自信があるのだが)うーん、今の後輩連中を見ていると、あそこまでの人間になれるかどうか不安である。
というか、人生やっぱりクロードタイプは苦労するのだろうな。などと考えてしまう私はやっぱり主役になれない人間なのだろう。うん。
ま、主役は朱雀や(たぶん凄まじく重くなるぞ。誰が書くんだ?)冴速さん(凄い格好いい話になるだろうが、少なくとも私は書けないぞ)久部さん(資料の絶対量が足りない)がやればいいのだ。
ま私はジタンダがお似合いだろう。(結構格好いいし。でも、カンナさんなんだよね。しかし、神崎すみれさん『サクラ大戦』引退って本当の話なのだろうか。『ニュータイプ』にはそう書いてあったのだが。何があったのだ? いったい)
しかし、ここまで面白いとは。いや、18才の時に見ていればまた違った話があるだろうが、だがだ、36才で見ると面白いのである。
でもって、呆けと突っ込みはやっぱり一人ずついないとならないのだろう。リュウが呆けるとクロードが突っ込む、クロードが呆けるとリュウが突っ込む。とういうことは、朱雀と冴速さんの場合、呆けばかりということにならないだろうか? なんて、心配してしまうのである。武田では突っ込み不足か? 仕方がないなあ。その結果が、あの、『一寸そこまで飯喰いに』だったりするのだが。ま、私は突っ込む気はないのだ。精進せいや。武田暗(01,12,22)