呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
これで僕たち35歳(一人34歳)
「よう、なんだか元気ないみたいだな・・・」
おう、友人S。いや、今回はちょっとな。
「そうか・・・ちょっとか。それはそうと、例の馬だがな・・・」
例の馬?
「そうだ、あれは怖くも何ともない、多分、子供防止用だな」
子供防止用とは?
「あんな所に馬がいると、近所の子供は絶対に乗りたいだろうな。乗るなと言われて乗るのがガキだ」
石炭ストーブの柵でキングコングごっこやって、雪の庭に放り投げられたSの意見だけはあるな。
「それは余計だ! ともかく、あれは子供防止用の柵。
おまえ、人生、面白くないんじゃないか?
「えーい、関係なかろう。事実だからしかたがない」
「事実は事実、しかたがないニャ」
おう、友人T。
「これがおみやげニャ」
なんだ、これは?
「例の、学校のあげパン『さとう』以外の味が判明したニャ」
それが、これだというのか・・・。
「そうニャ。これが『きなこ』ニャ」
なんという・・・。そう、なんということなのだ・・・。
「あんまりおいしくないニャ・・・。でもって、最近あまり見なくなってしまったニャ。学校のあげパン・・・」
ま、たいして痛痒を感じないのが悲しいのだが・・・。
「しかし、これが35歳の会話かね・・・」
コークのフィギュア集めている奴に言われたくないわ。
「ぎく・・・。何で知ってる?」
「デフォルメ・ユナちゃん(彩色版)入手のために何本ダイエットコークを買ったのかニャ」
で、結局、クリスタル版しか入手できなかったんだろう。
「貴様ぁ・・・。くそ、『ZOIDS』DVD6巻まとめて衝動買いした奴にだけは言われたくなかったぞ・・・」
ぐあああああ・・・。どーして、それを・・・。
「『Yカメラ』で随分と悩んでいたニャ」
「ええ、やっぱりちびフィーネ目当てなのか・・・」
うぐう・・・。第二部ムンベイ命の男には・・・言われたくないわい・・・。貴様なんぞ、貴様なんぞ、『綾波育成計画』にはまっていやがれ・・・。
「どわああ、どーして、どーしてそれを知っている・・・。何故だ、そのことはまだ誰にも言っていないはずだ」
「スキップしながら買っていたニャ。さすがは某フォーラムで綾波の私有を許された男ニャ」
「この野郎、貴様なんぞ『モー娘。』の辻にはまってるんだろうが」
ぐう゛ぉぉ。どうして。その絶対機密を・・・。
「しかし、よりによってどーして辻ニャ?」
「・・・」
・・・。
「まったく・・・これが明日明日36歳になる男達の会話かニャ・・・同期にはもう、嫁さんがいたり、二児の父がいたりしているのに・・・何がデフォルメ・ユナちゃんニャ、『ZOIDS』のDVDニャ、『綾波育成計画』ニャ、『モー娘。』の辻ニャ・・・」
なんか・・・。わかったぞ。情報のリーク場所が・・・。
「ああ・・よくわかった・・・」
「あれえ、どうしたニャ?」
・・・。
「・・・」
「まったくもって困った35歳ニャ。本当に少しは34歳の僕を見習うニャ」
「・・・」
ま、来年の今頃、彼の様子はじっくり報告したいと思うのだ。へへへ。 (00,6,4)