呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


おいおいおいのぜのさあが

 さて、先月末はなんといっても『ゼノサーガ』の発売日である。
 もう、むちゃくちゃである。『働けフェイ』なのだ。あの、寝起き黒パンツの、主人公カップルのおいおいおいいいのか、この演出、という、王子様とお姫様の方がよっぽど正統派カップルだった。役立たず主人公、性格破綻ヒロイン『ゼノギアス』の続編なのだ。(褒めているはずである。私はあの作品を愛しているのだ。今もセーブデータを2枚分30個保管しているほどに)
 あのエピソードを1から再構築するゼノサーガ。そう、そうなのだ。途中、ずいぶんとダークになるであろうが、(なんたって、主人公たちはヒロインを救えないのだ。救ってしまうと次の世代の物語が始まらない)とにもかくにも突き進むしかないのだ。
 あの名作(傑作と呼ぶには2枚目からの展開が惜しい。自由度ゼロである)の後継者が、スクエアーからナムコにそのメーカーを移して発売されたのだ。これを喜ばずして何を喜べというのだ?
 立てよ国民! ジーク、ゼノギアス!
 予告ムービーの前髪を一筋長く垂らした少年は何者なのだ。めがねに道着姿のお兄さんは、声からしても、どうしても、モグリの先生ではないのか。遙かな未来にもかかわらず、女の子はお下げにめがねである。これはねらっているとしか思えないぞ。それどころか、冷たい感じのお姉さん(コスモス)、めがね少女(シオン、しかし少女と言うには少々お年を召しすぎているか)、幼女(モモ)、渋い中年のおっさん(ジギー)、青年(ケイオス)、ショタ(Jr)と組み合わせも自由自在。
 「大丈夫か? 憑かれてないか?」
 なんだ、朱雀か。なんか字が違うぞ。字が。
 「なんだではないぞ、そのネタ振りはまるで、武田ではないか」
 ああ、そうだな。仕事で忙しくてハイになっている上にゼノサーガのおかげでろくすぽ眠っていないのだ。これで正常な思考ができるとあったら大笑い海水浴場ではないか。
 「そうか、正常ではないのか。なら納得だな」
 「非道いニャ。非道いニャ。僕のどこが正常ではないのかニャ」
 武田、おまえ先月から今月、どれだけゲームを買った?
 「ええと、『コズミックマン』(中古)、『イ号型局地迎撃天使・NANAKO』(中古)、『ボンテージゲーム』、『腐り姫』、でもって、少々時期をはずしたが『大悪司』ニャ」
 「げえ、全部全年齢以外、それを5本かよ」
 「うんニャ。あと『鬼哭街』も購入予定ニャ。もう、発注かけてあるニャ」
 はあ。
 「上杉、すまなかった。この俺を許してくれ。さっきのトチ狂いなど、本物の前ではものの数ではなかったぞ」
 「そうにゃ、僕のような偉大な人間になるには、上杉ではまだまだ勉強が足りないニャ」
 わかってないな・・・。
 「ああ、そんなこと言うとニャ、そんなこと言うとニャ、あのことも、このこともばらすニャ。あのミニモニフィギュア、某レンタルビデオ屋でなんと1200円もかけて結局コンプリートできなかったニャ」
 「本当かよ・・・6つもやったのか・・・」
 ああ。
 「で、戦果は?」
 リーダー3、加護2、のの1、結局アメリカ娘が入手できず轟沈。
 「しかし・・・これで、ののが出なかったらひたすら笑える状況だったな」
 そ言うこと言うか。おい。
 「そうニャ、現実にもっと非道いことになっているニャ。同じレンタルビデオ屋で今度はミニモニのソフトマスコットを5回やったニャ」
 「そこまで、壊れていたのか・・・」
 「今度は、リーダー2、アメリカ娘2、加護1だったニャ」
 「なんだか笑えない状況だな・・・。おい、流石は山崎先生を一発で当てた男・・・」
 頼むから笑ってくれ。頼むから。(02,2,28)


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