呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
おいおいおいのぜのさあが
というわけで、何がというのかはともかく、前回は、『ゼノサーガ』の紹介だか、なんだかわからなくなってしまったのであるが、今回はまじめに、そうまじめにやっていきたいと思う。
で、『ゼノサーガ』なのだが、いよいよここまできたのか、というのが実感である。そう、ムービーとゲーム画面の差がほとんど存在しない。見事である。というか、ここら辺にきて、いよいよジャパニメーションは3Dにおける黄金律が確定しつつあるのかもしれない。よく動くし、ランダムか、もしくはNPCの存在によって左右に顔をふるし、走る姿もそこそこ自然である。
また戦闘中の動きもなかなかである。何よりも必殺技の時間がそこそこ短いのがいい。
それでも1週間やっていると、そろそろいくら短くても必殺技のショートカットが欲しくなるのだが。ま、充分許容範囲内であろう。声優さんもなかなか頑張ってくださっている。ただちょっと、敵のグノーシスやロボットを倒したときならばともかく、兵隊さん(人間)をぶちのめしておいて「いいデータが取れたわ」とのたまうシオン女史のマッドサイエンティスト振りには少々、違和感を感じ得ないのだが。(何とかならなかったのだろうか)同様に戦闘終了後、体液か、オイルか血で汚れたのであろう「ルックス、5%低下、シオン、洗浄してください」というコスモスもまた、少々怖いものがあるのだ。うん。
予想通りシナリオはSF映画やアニメやらのテイストてんこ盛りである。これが好きな人と、嫌いな人とに分かれるのだろう。(たとえば元は犯罪組織に使われていた宇宙一速いクルーザーだとか、好きになれなければどうしようもない)
プレイヤーキャラクターは前回言ったとおりよりどりみどり。そのほかにもどうやら過去に何かあったらしいシオン女史をけなげに見守るプレイヤーキャラクターにさえなれないアレン君。(実は、彼は今回私のイチオシキャラである。しかし、やけ食いというのは・・・。男だったら、酒を飲め、バーカウンターでカレーのやけ食いなんぞするんじゃない)借金まみれの船長さん。スピード狂の航海士、なんか、どっかで聞いたような名前のエンジニア。Jrを大きくしたような、クーカイ・ファウンデーションの理事さんと、白髪の狂気を感じさせるお兄さん。(朱雀の言うところの『悪役の中の悪役』こと『ケフカ』を超えることができるのか)なぜか妹だけエセ大阪弁をしゃべる美人秘書二人。(やってくれましたな。私が寝不足で朦朧とした意識の中、確か美人秘書二人がベッドで寝てる前でバスローブ姿のJrとクーカイさんが話をするシーンがあったような。それまで何をしていたのだろうか)個人的にはこっちの方が悪役であって欲しいと思うマーグリスに悪(あくまでもシオンを善と固定した場合の表記)の美人秘書ペレグリー。結局取り返しのつかなくなってしまう中佐に、死んでしまったバージル兄さん。(いやいや)主人公の会社の総帥も一癖ありそうだし、女の子の中ではイチオシのミユキちゃん。(誰だ、無表情でメイド服。キルシュヴァッサーが一番だろうなどと偽情報を広げているやつは)
ま、なかなかなのである。
しかし、褒めてばかりもいられない。色々と問題点も多々存在するのがこの『ゼノサーガ』なのである。
さてさて最大の問題点は、まず「A.G.W.S」の存在意義だろうか。前作、『ゼノギアス』においては、ほとんど「ギア」なしの戦闘は考えられなかった。(一部地下水道等除く)ところがである、現在、私は20時間以上プレイしているが、「A.G.W.S」を呼んだのは数えるほどしかない。いらないのだ。現状では。しかしだ。今後30時間ほどで絶対に強力な敵が現れるのかもしれない。今後に期待なのである。
時間が出たのでついでに言わせてもらうと、この時間も大きな問題点である。私は既に20時間以上プレイした。しかし、その3分の1は、美しいムービーを見ていただけではないのだろうか。どうも、ゲームをやっているのか、ムービーを見ているのか判然としないのである。さらに、その結果、情報がどうも漠然としてしまう。字幕は確かに存在するのだが、どうしても目と耳に頼ってしまう。その結果、情報は曖昧のまま記憶の底に沈むのだ。
ま、これだけの大作である。まだ5分の1も進んではおるまい。終わった時点でどのような感想を得ることができるのか。楽しみに、ゆるゆるとプレイしていこうと思う。(02,3,4)。